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新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

自分の肩幅

2019-02-26 21:42:19 | 読書
 昨年からぼつぼつ読んでいて、ようやく読み終わりました。


「志の輔の肩巾」
立川志の輔 著

「ガッテン」でお馴染み志の輔師匠が毎日新聞に連載していたエッセーの99年10月29日~2002年5月3日分からチョイスして加筆、改題したものをまとめた本です。当時の世相が師匠流の見方で料理され、語られます。

 そうそう、携帯電話がまだ珍しい時代でした。2000年問題、動物占い、構造改革、ムネオハウス、9.11…この頃だったんだなあ。あれから約20年、こちらも色々ありましたから、もうあらかた忘れてます。小泉首相が大人気だったなんて、今では信じられませんけれど。(今や、格差社会をこしらえた張本人ですものね。)郵政民営化は、僕は当時から反対でした。現状を見ると「言わんこっちゃない」と思いますけど、今や遅し…。

 書名は、猫はひげの通る範囲ならば通ることができる、これがほぼ肩巾と同じ。人間も、肩幅が通れば通ることができる(人間の場合は、横向きになればもっと狭いところも通れるけれど…)というところから。

 若い頃、僕はできるだけ広い視野を持ちたいと、考えていました。今もその気持ちは残ってはいますけれど、一人の人間の能力など、たかが知れています。最近は、等身大の自然体、というのにむしろ惹かれるようになってきました。

 僕も、自分の肩巾を意識していこうと思います。

 面白かったですが、取って置くほどではないかな。これは断捨離へ。ありがとうございましたm(_ _)m。