平成20年6月
東京地区百貨店売上高概況
I.概 況
1.売上高総額 1,525億円余
2.前年同月比 -7.4%(店舗数調整後/4か月連続マイナス)
3.店頭・非店頭の増減 店頭-7.1%(87.5%): 非店頭-9.6%(12.5%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 13社 28店 (平成20年5月対比±0社0店)
5.総店舗面積 988,659m2 (前年同月比:3.0%)
6.総従業員数 19,498人 (前年同月比:4.4%)
7.3か月移動平均値 11-1月 -0.6%、12-2月 -0.5%、1-3月 -0.1%、
2-4月 0.3%、3-5月 -1.2%、4-6月 -3.6%
[参考]平成19年6月の売上高増減率は7.4%
【6月売上の特徴】
(1) 多雨低温の天候が影響してUV関連商品を中心に夏物商材が不振であった。服飾雑貨分野では日傘やサンダルが苦戦した一方で、雨傘やレインシューズが好調に推移した。
(2) 中元商戦はネット受注で二桁増を記録する店もあったが、店頭との合算では最終的に前年並みの結果となった。商品内容としては各店とも限定品に人気が集まっている。
(3) 父の日商戦は、母の日と同様に直近需要型へと市場動向が変化してきているため、店頭プロモーションの展開期間も短縮化する傾向にある。
(4) 6月末から一部店舗でスタートした前倒しセールは、一定の下支え効果は認められたものの、売上全体の基調を動かすほどの影響はなかった。
(5) 6月の東京地区売上増減率は、全国と同様に全館セール立ち上げ日(6/30→7/1)による反動減が大きく影響しているが、それを除いた前々年対比では-0.6%であった。
また、7月前半の動向は多くの店がプラス基調で推移している。
【要 因】
(1) 営業日数増減
30.0日(前年同月比±0.0日)
(2) 入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1.増加した:3店、2.変化なし:6店、3.減少した:11店、4.不明:3店
(3) 6月歳時記(中元、父の日)の売上(同上)
1.増加した:3店、2.変化なし:9店、3.減少した:5店、4.不明:6店
(4) 翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1.増加する:10店、2.変化なし:8店、3.減少する:2店、4.不明:3店
●東京地区百貨店 売上高速報 2008年5月
(※関連資料を参照してください。)
II.商品別の動き
主要5品目は、全品目がマイナスとなった。化粧品・菓子は18か月連続プラス、生鮮食品が14か月連続プラスとなった。
●商品別売上前年比の寄与度とトレンド
(※関連資料を参照してください。)