屋根の雪下ろし。私のアイディア、実現可能?

屋根用の小型除雪機とそれをセットするハシゴを開発し、地上から操作するのは可能?

閑話休題 157 コブシの花 。または 死

2007年03月29日 | 信州 身近な自然
 毎日のように通る道の街路樹の辛夷(こぶし)がぽつぽつ花が咲き始めた。大好きな花木。春本番に咲く花々に一歩先んじて咲く、北国の初春を強く感じさせる花だ。何本かは排気ガスのせいか、枯れているのが痛々しい。
 
 安曇野に県だか市だかの天然記念樹のコブシの木があると聞いて、何年か前に花を見るのを目的に、わざわざ見に行った。分かりにくい場所で何度も地元の方に訊いて探し当てた。山里の小さな集落を抜けると墓地があって、その近くだった。幹の周囲は1メートル位もあっただろうか。コブシの大木というのは、なかなか観ることができない。実に堂々とした姿だった。
 植木屋さんに行くとたまにコブシの苗があるので、植えたことがあるが、何度も枯らしてしまった。こぶしは肥沃な土とかなりの湿潤を必要とする。わりあい場所を選ぶのだ。
 安曇野のコブシの大木は墓地の近くだった。私も死体になったら、コブシの花の栄養になりたいものだ。お骨じゃ栄養にならんか?とすると、土葬かい、、。


 植木等さんが亡くなられた。クレージーキャッツ、宮川泰、青島幸男etc,彼らの作り上げた世界は、なんというか、しみったれていないって感じがする。おおらかで豊か。「昭和の高度成長期を象徴する」と括ってしまえば、まあ、そういうことなんだろうけど。
 余談だが、植木等と所ジョージの声質が似ていると思う。共にいわゆる美声ではなく、銅間声に近いのだが、体の深いところから声が出ている感じがする。それが訓練とは思えず、自然に出ているような気がする。太鼓みたいな、打楽器的な声と思う。

 杏の花ももうすぐ見頃だ。

閑話休題 156 雑感 このところのこと 

2007年03月27日 | 雑談
NHK「プラネットアース」をちらちら観る。今回は北極と南極だった。
 北極の荒れすさぶ吹雪のなかにじっと立つジャコウウシ。毛がふさふさと長い、バッファローみたい。その長い毛が吹雪に揺れて、カメラを敵のように見据えている。なんとも迫力がある。
 まるで映画「アラビアのロレンス」の砂漠の陽炎のなかから、黒ずくめの衣装のアラブ人の首長(オマー・シャリフ)がゆっくりと現れるシーンのよう。印象的なカットだった。(私はこの映画を大スクリーンで観た事を幸運に思っている。)
  
 能登半島で大地震。私は震源地に近い「能登島ガラス美術館」のショップに納品している。ガラスに被害はなかったのだろうか?地盤が安定していて、地震はほとんどない、と聞いていたのだが、、。
 長野市でも相当に揺れた。子供には初めての本物の地震。保育園で何度も避難訓練をしているが、これが地震だ、ということがわからなかったらしく、きょとんとしていた。
 
 

閑話休題 155 私が親でいいのだろうか

2007年03月25日 | 雑談
 運転中はたいがいNHK-FMか自分の好みの曲を聴いている。こどもがいても子供向けの曲なんぞ、まったく流さない。(まあ、さすがに落語は遠慮しているが。)ほとんどフュージョン、スタンダードなどの洋楽かクラシック。

 先日、スティングの「スティング アット ザ ムービー」という映画で使われている曲ばかりを集めたMDを流していた。
 「フラジャイル」という曲が流れた時、こどもが「このお歌、好き。」という。

フラジャイルは「傷つきやすい」という意味で、輸入品の箱に書いてある場合は「壊れ物」ということだ。とても哀しげな美しい曲。
 この曲は、アトランタかロサンジェルスだったか、9・11のテロ直後のオリンピック開会式でスティングがヨーヨーマのチェロだけで歌った。私にとっては涙もんの豪華デュオ。

 こどもがこの曲を好き、と言った時、うれしくはなかった。複雑な気分だった。こどもにとっての与えられる環境の影響の強さをまず思った。チェロでミーシャの「エヴリシング」を弾きたくて、それこそ延々と原曲を繰り返し聞いていたときは、わたしより早く歌詞を覚えて歌っていた。私は何度聴いても覚えないっちゅうのに。

 昨日は保育園の卒園式。送る側として出席したウチの子は、家に戻ってから、孫の手(背中がかゆい時に掻くヤツです。)をマイクに見立てて「平成18年度長野○○保育園卒園式を始めます。」と先生のしぐさそのままに再現してくれた。

 こどもはある意味、怖いです。私のようなもんが親でいいんでしょうかねえ。私に出来ることは、私以外のたくさんの価値観に触れさせること。いろいろな体験をさせてあげることをモットーとしたいと思う。


閑話休題 154 今年の春は

2007年03月23日 | 信州 身近な自然
 私の住む北信州も春めいてきた。梅の花が咲き始め、マンサクも黄色い花を咲かせ始めた。例年とはちょっと違っている。ふつう北国では春は一気にやってくるのだが、今年は」なんだかダラダラした感じ。暖かかったり寒かったりしているせいだろう。日向の梅やマンサク、福寿草は花ひらいているが、日陰の花たちはまだもう少し。
 そろそろ学校では卒業式、入学式のシーズンだ。私が通った山間の小学校では、この季節になると、桜の大枝を何本も切ってきて、職員室のストーブの傍において、一足早く咲かせて、卒業式、入学式に飾る習慣だった。
 何かの用事で職員室に行くと、自分より背の高い、まだ固い蕾の桜の大枝がどっさりと場所をふさいでいて、先生は片隅に追いやられて、遠慮がちにしているように見えた。
 桜の枝が切られて職員室に来たときは固い蕾だったのが、少しずつほころんでいく。その光景を見ると、「ああ、卒業式入学式がだんだん近くなってきたのだな。」と実感した。
 多分、農作業ばっかりやっていた(ように見えた)校長先生が発案して始めたのではないかと思う。卒入学式に丁度満開になるようにするのは結構難しそう。気象庁の開花予想みたいなスリル感が先生にも生徒にもあった気がする。

閑話休題 153 ううっ、つらいかも

2007年03月21日 | 雑談
 こどもと「どらえもん のび太の新魔界大冒険」を映画館で見る。春休み中とあって、大入り満員で、補助椅子まで出ていた。こどもがいない人は、まるっきりわからないことだろう。私だって、こどもを持つまで、全くこういった類の映画やアニメには興味が無かった。映画館が満員になる映画だったのだ!このテのものは!
 
私めはかなりの映画好きなので、子供向けの映画を高い料金を出してまで観るのは、少々つらいもんがある。他にいい映画もかかってる。まあ、今だけは仕方がないか、、。
 古今亭志ん朝師匠の独演会に行った時、最前列に小学校高学年か、中学生くらいの子がいたときがあった。そのせいか、前ふりで、やんわりと、「落語というのは大人のものでして」といったことが思い出される。

 「新魔界大冒険」は、子供向けだけれど、かなり複雑なストーリーで、5歳児はどう感じたのか、知りたい気がする。瞬間的なギャグのところではちゃんと笑っていたが、全体の物語構成は分かっていないだろうと思う。でも、子供相手だからとテキトーに作っているのと、手を抜いて興行収入さえあがれば、という作品とでは、やっぱりどこかが違ってくる。それと、子供向けなのに、製作者の大人が自分が楽しんで、趣味に走っているのとでも、やっぱり違ってくる。
 本格的な子供向きの作品というのは、実は大人向けよりずっと大変なんだと思う。
 
 


カッツイーニ(吉松隆編曲)アヴェ・マリア

2007年03月19日 | 音楽
たまたまカーステレオでNHKFMにあわせると、もの哀しげでとても美しいピアノ曲が流れてきた。(わたしはもの悲しげなバラードが好きなのだ。小林旭の「自動車ショー歌」なんちゅうおふざけソングも好きだけど。)
 なんて曲だろうと思っているとカッツィーニ作曲(と言うことになっているが、実際は違うらしい、と解説があった。)の「アヴェ・マリア」という曲だった。ライブ録音のアンコール曲として弾かれたようだ。演奏は左手のピアニスト、館野泉。そのため、左手用に編曲されたものだそうだ。
 病気で右手が動かなくなってしまったので、左手だけで演奏活動を続けている。
 私が思うに、病気前の館野氏の演奏(両手が使えた時)は「華麗」という感じがしていたが、この曲は心に染み入るような深さがあって、感動した。



閑話休題 152 忙中バカあり

2007年03月19日 | 雑談
 スカッシュをした。四方壁の部屋のなかでボールを追う。皇室のナントカ殿下がスカッシュをしていて亡くなったそうな、結構激しいスポーツ。
 必死にボールを追いかけていて、壁際で足が滑って、頭を壁にぶつけてしまっった。かなりなゴン!という音がした。

 翌日、駐車場のゲートのポール。出て行った車でポールが上がっているのに気がつかず、歩いていって、ちょうど真下に来た時ポールが降りてきて、頭にゴン!恥ずかしかった~。こぶができた。

 その翌日、車のドアに小指をはさんでしまって、血が出てそのあと青くなっている。これも痛かった。
 なんでこうバカばっかりやるんだろう。周囲の状況に気を配ることができなくなって、頭の中は雲の中、みたいな時がしょっちゅう。それも続く時は続くんだよな。こういうときだけ、「本日のあなたの運勢」とか星占いが気になったりする。

 

閑話休題 151 髪の毛の無い人

2007年03月16日 | 雑談
 そう、ずばりハゲのこと。うちの子(5歳)にはまだハゲという語彙がないので、そう表現したのだ。地球ドラマチックという番組で、カバに体を挟まれて、溺死させられそうになった人の話で、それをこどもは熱心に見ていた。インタビューに答えて自分の体験を語る御本人がハゲだった。それで私に「この髪の毛が全然無い人がカバに食べられそうになって、手がなくなっちゃったの?」と訊く。
 5歳児にも人の身体特徴をとらえるのは、一番が女か男か。その次は男の場合、ハゲが最大の身体特徴なのだなあ、、、、。
 私が悪事を働く時は、男装をして、ハゲのかつらをかぶればよいかも、などと、バカなことを思ったりして。

 数日前、雪が少し積もった。長靴で雪の上を歩きながら、雪についた靴跡を見て、「靴の判子」「雪の判子」という。
 ヤツは判子好きなのだ、なぜか。将来は役人か?銀行員か?ママは面白くないぞ~。
 

閑話休題 150 見事なタッチアンドゴー

2007年03月14日 | 雑談
 昨日、全日空機の前輪が出ず、胴体着陸したニュース映像を見た。
 見事なタッチアンドゴー(後輪だけで着地しそのまま一気に上昇すること)だった。戦闘機のタッチアンドゴーは何回か映像でみた。戦闘機は訓練をつんだパイロットだけだから、もっと急降下、急上昇する。
 旅客機は機体が大きいし、たくさんの乗客もいる、貨物もあるので、本当の非常時のみの操縦技術だろうが、見事だった。
 胴体着陸の際の角度やスピードも適切だったから、大事故にならずにすんだんだろう。素晴らしいパイロットだった。お顔が見たい~、と思ったが、映像には登場しなくて、残念。

 

閑話休題 149 「伊東家の食卓」的発見

2007年03月11日 | 雑談
 私は粗忽者である。本人は痛いのだが、人に話せば笑われるような数々の「ばか~」としかいわれないようなことをしでかしてきた。」
 昨日は車のドアに小指をはさんでしまった。痛てえっ~!電気のホットプレートを指で触って火傷をしたこともある。だって、熱くなっているのかわからないんだもの、つい。)

 火傷をして、冷蔵庫をあけて発見。火傷には冷やすことがいい。冷やすのには、氷ではなく、冷凍肉がグッド!氷のように解けた水が煩わしいことも無い。やけどには冷凍生肉が最高ですぜ。

私の宝物(部分アップ)

2007年03月09日 | 雑談
 
 彼女はガラスの学校を卒業して、20才で吹きガラス工房に就職して何年もたたないうちに発病した。1000度を超える溶けたガラスを扱う作業場はクーラーなんぞなく、サウナなんてもんじゃない。とんでもなく体力を消耗する。(ガラスの学校の吹きガラス工房には、酸欠状態になった時用に吸引用の酸素ボンベがあったくらい。)
 病気で吹きガラスができなくなってから、写真のようなミニチュアを紙粘土で作っていた。そんじょそこらにあるミニチュアとは格が違う。採算など考えていないからこその手の込んだ素晴らしい作品だった。彼女しか出来ないだろうと思う。

 その紙粘土も、皮膚の状態を悪化させるということもあって出来なくなってしまった。それでも、ずっと色々なものを作り続けていた。本当に作ることがすきだったのだ。
 そして、彼女の闘病生活を支え、体に良くないと知りつつも作ることを応援し続けたご家族の愛情。彼女は作ることが生きることだということをわかっていらした。

私の宝物

2007年03月09日 | 雑談
 
 膠原病で37才で亡くなった友人が紙粘土で作ったお雛様。右に見えるのは大きさを比較するために置いたタバコのパッケージ。雛人形一体の大きさは3cm位。私の写真の腕前では、その驚異的な細かさまで捉えることができないので、本物の緻密さをお見せできないのが悔しい。
 うちの子は男なのだが、この季節には必ず飾る。今は暦どおりになってきたようだが、私が子供の頃は、長野周辺では節句の行事は一月遅れがわりあい普通だったので、は3月3日から4月3日まで飾る。本当は一年中出しときたいんだけど。

閑話休題 148 松の廊下?

2007年03月05日 | 雑談
 土日はこどものための日なのだが、これをこなすのは、けっこうきつい。まだ5歳なので、本を読んだりなどの、自分の楽しみを自分ですることができないからだ。本を読むのも、何かを作るのも一緒。
 小さなお子さんをお持ちの方の共通の悩みだと思うが、冬の寒い日や天気の悪い日に遊ばせるところには苦労する。

 この土日は良い天気だったので、土曜日は長野市の隣に位置する須坂市の市営動物園に行った。しょぼい動物園だが、最近はカンガルーのハッチがテレビで取り上げられたせいか、しょぼいなりに以前より活気がある。しかしうちの子は「見るだけのところはやだ」と言って、併設されている子供用遊具のある一角にばかりいて、動物はろくに見なかった。

 日曜日は、これまたうららかな陽気で、長野市の善光寺の近くの、やはりこじんまりした市営動物園へ。ヤツはやっぱり動物はろくに見ない。
 隣接する長野市少年科学センターの中の幼児向けの遊べる一室で遊びまくっていた。
 (ちなみに、この科学センターの展示物は、私の思うところによると、それなりに興味を持っている人が見れば面白さもわかるのだろうけれど、理科に全く興味のない者にとっては「何、コレ」って感じで面白くないのだ。つくづくデンジロウ先生は素晴らしいなあ、と思う。ハードよりソフトですねえ、何事も。

 ところで、幼児が遊べるところは靴を脱いで入るようになっている。大体がこどもとその付き添いの大人だ。そこに中学3年か高校生くらいの男の子が来た。今流行のルーズなジーンズ姿だが、靴を脱いだその姿は少々滑稽だった。ダブダブのジーンズでも靴を履いていれば、靴にたまってそれなりのファッションになっているのだろうが、靴を脱いでしまうと、もうどうにもいけません。

 映画などで見る、忠臣蔵の有名な場面、殿中松の廊下で吉良上野介に刃傷に及ぶ「浅野殿、ご乱心!」を思わせるんであった。そう、あの袴の裾がズルズルしているコスチューム。(男の衣装というものは、基本的に行動を妨げない作りになっているのだが、殿中では行動の自由を奪うという目的があって、あのような珍妙な衣装を身につけるしきたりだった。)
 
 その少年を見ていて忠臣蔵の松の廊下の場面を反芻して楽しんでしまった。ルーズファッションとはいえ、ルーズさがかっこいいのも、それなりのルーズさだからで、それ以上になると珍妙にしか見えないのよね。
 そういえば、エリザベス女王が来日した時、京都の寺(たしか竜安寺だったと思う。)で、靴を脱いで畳に上がるのかどうか、同行した記者たちは固唾を呑んで見守った、とかいう話をどこかで読んだ。
 女王のファッションも靴のヒールの高さがあって完璧に見えるようにデザインされている。はたしてそれを壊すことを女王はするか?!(した。)

 

son様、再度のコメント、ありがとうございます。

2007年03月01日 | 屋根の雪下ろし機のアイディア
 ご卒業とのこと、心からお祝い申し上げます。これから新しいステージに進んでいかれるのですね。たくさんの可能性があるson様を、オバサンは羨ましい限りです。 
 是非、(このブログを)気にかけてやってくださいませ。雑談ばっかりで、しょうもないブログになっていますが(このしょうもなさを楽しみにしている方も若干はおられるようで。)、できるだけカテゴリー分け、ジャンル分けして雪下ろしのアイディアについての記事をまとめて読めるように努力したいと思っています。

 私には中学、高校とも「暗黒時代~」って感じを持っていたですが、今、このトシになって、生活や雑事に追われる身になってみると、いいこともあったんだよな、たぶん、と思います。同じ目標に向かう仲間との時間。力になってくれる(こともあるかもしれない)先生の存在。

 一番羨ましいのは、son様は技術工学を学ばれて、また同じ志向の仲間がいらっしゃること。その気になれば自分で作り上げてしまうだけの技術をもっていらっしゃること。
 
 私は全くの機械オンチの文科系。(それもひ弱な)。アイディアはあっても具体化は自分では出来ない。

 オバサンは声を大にして言いたい。
羨ましいぞ~!!!