サバロ店長日記

サバロ店長の売り上げ100万倍増計画ブログ

はじめてのシーバス 本編Ⅱ

2008-03-03 13:19:47 | 昔話
W氏を見るとこちらの異変に全く気が付いていない。
『来たよ!来た来た!』と大声で魚が掛かった事をアピール(^^)
事の重大さ?に気が付いたW氏は一瞬ビックリしたような顔をし
『やられた…やられた…』と悔しそうに苦笑いしていたのを思い出す。

無事(魚にとっては運悪く)、ネットインしたシーバスは55cmだった。
ラパラがどうハリ掛りしていたかは覚えていないが、ハリの1本がグニャリと曲がっていた。
ストリンガーにシーバスをキープするのに手足がガクガクと震え、中々うまくいかなかった。
ここまで手足が震えた事は釣りではもちろん、今までの人生でなかった事なので、
自分を落ち着かそうと深呼吸したのを覚えている。

この日、この堤防で50cmを超える様な大物?を釣ったのは私がはじめてだった。
堤防にいる皆に注目され、英雄になった様な高揚感で一杯だった。
特に例の小学生はシーバスに興味深々みたいで、近づいて来て、
まじまじと見ている。きっと彼にとっても初めて見るシーバスなのかも知れない。

魚を釣った後のゴタツキから解放され、釣りを再開しようとすると、さっき私が釣った場所から
W氏がルアーを投げている!それに気が付いた私を見てもまったく悪びれる事もなく
『よいしょ~~』とか言いながら投げている。

『しょうがないなぁ~』と思いながら、さっきW氏が投げていた堤防の先端へ行って、
同じように斜め45度前方へラパラをキャスト。

たぶん10投もしていなかったと思う。何と!!また同じような衝撃が!!
今度は魚だとすぐに判った。とりあえずアワセを入れたと思う。

同じように水面でガバガバッとエラ洗いすると、さっきのシーバスより全然デカかった!!



つづく。



あの日、私に立て続けにシーバスを釣られたW氏だが、
あの日から十数年後には『日本人で2番目にターポンを釣っている男』にまでなった。




最新の画像もっと見る