H・G・ウェルズという人は、以前ジェレミー・アイアンズ出演で映画化された「タイムマシン」の作者でもあります。「宇宙戦争」は50年代にも一度映画化されとるそうです。私はそちらも未見だし、原作も読んだことありません。全く予備知識なしで観に行きました。
大掛かりで迫力ある映像。どこにCGを使っているのかわからないほどのリアルさ。
世界の主要都市は壊滅し、トライポットにはどんな攻撃も効かない。一体どうやって対抗するのか?どんなラストを迎えるのか、楽しみになるような展開。
絶望的な状況に置かれた人間の、極限の心理状態がありありと描かれ、もしかしてこっちのほうが宇宙人より恐ろしいのかもしれないとふと思ったり。
人間が灰になってしまうショッキングなシーンもあったし、地下室でのシーンは心臓に悪かったけど、そこはこれぞスピルバーグ、というような演出。
それに加えてトムは絶対に死なないってわかってたし、ある意味、安心して見られる映画でもありました。
が、しかし!そこは宇宙人来襲映画。どうがんばってもB級感が拭いきれないのです。
ラストに至っては、「え、そんなことで全滅しちゃうの?」ってなくらい、あっけないオチ。あんなに盛り上げておいて、最後がくっと落とされちゃった感じです。
あと、ティム・ロビンスは一体何だったのか。確かに存在感はあったけど、出番が短すぎ。狂乱してしまった人間を描きたかったんだろうが、それなら港でレイの車を奪おうとする集団のほうがよっぽど怖かったよ。
ただ、この映画は「ID4」と違い、あくまで一般ピープルに焦点を当てているところが、私的にとても好感が持てました。愛国心あふれる内容でもなく、「世界最強のこの国が、たった2日でこのザマだ」というセリフがとても印象に残りました。
この映画は大統領が出てきて演説したりしない。優秀な科学者も、パイロットも出てこない。みんなで一致団結して宇宙人を倒そうぜ!っていうシーンもない。主人公レイはしがない労働者、しかもかなりダメな父親だ。映画の中ではあんまり語られてないけど、なんか女にもだらしない感じ。
2人の子供も、レイを慕っている様子はない。問題だらけのレイは、突然命がけで2人を守らなければならない状況に置かれる。
はっきりいって、今回のトムはかっこいいとこなしだ。レイだって人間だ、やっぱり宇宙人は怖い。泣いたり、ブチ切れたり、取り乱したり。でも、レイはダメなりに子供達を愛しているし、逃げることしかできないけど、なりふり構わず彼らを守ろうと、それはもう必死の形相だ。トムがこんなに人間臭く見えた役は初めてかもしれない。
大阪でトライポットを倒した!!しかもかなり早い段階で。これは日本贔屓のスピルバーグの計らいでしょうか。
大掛かりで迫力ある映像。どこにCGを使っているのかわからないほどのリアルさ。
世界の主要都市は壊滅し、トライポットにはどんな攻撃も効かない。一体どうやって対抗するのか?どんなラストを迎えるのか、楽しみになるような展開。
絶望的な状況に置かれた人間の、極限の心理状態がありありと描かれ、もしかしてこっちのほうが宇宙人より恐ろしいのかもしれないとふと思ったり。
人間が灰になってしまうショッキングなシーンもあったし、地下室でのシーンは心臓に悪かったけど、そこはこれぞスピルバーグ、というような演出。
それに加えてトムは絶対に死なないってわかってたし、ある意味、安心して見られる映画でもありました。
が、しかし!そこは宇宙人来襲映画。どうがんばってもB級感が拭いきれないのです。
ラストに至っては、「え、そんなことで全滅しちゃうの?」ってなくらい、あっけないオチ。あんなに盛り上げておいて、最後がくっと落とされちゃった感じです。
あと、ティム・ロビンスは一体何だったのか。確かに存在感はあったけど、出番が短すぎ。狂乱してしまった人間を描きたかったんだろうが、それなら港でレイの車を奪おうとする集団のほうがよっぽど怖かったよ。
ただ、この映画は「ID4」と違い、あくまで一般ピープルに焦点を当てているところが、私的にとても好感が持てました。愛国心あふれる内容でもなく、「世界最強のこの国が、たった2日でこのザマだ」というセリフがとても印象に残りました。
この映画は大統領が出てきて演説したりしない。優秀な科学者も、パイロットも出てこない。みんなで一致団結して宇宙人を倒そうぜ!っていうシーンもない。主人公レイはしがない労働者、しかもかなりダメな父親だ。映画の中ではあんまり語られてないけど、なんか女にもだらしない感じ。
2人の子供も、レイを慕っている様子はない。問題だらけのレイは、突然命がけで2人を守らなければならない状況に置かれる。
はっきりいって、今回のトムはかっこいいとこなしだ。レイだって人間だ、やっぱり宇宙人は怖い。泣いたり、ブチ切れたり、取り乱したり。でも、レイはダメなりに子供達を愛しているし、逃げることしかできないけど、なりふり構わず彼らを守ろうと、それはもう必死の形相だ。トムがこんなに人間臭く見えた役は初めてかもしれない。
大阪でトライポットを倒した!!しかもかなり早い段階で。これは日本贔屓のスピルバーグの計らいでしょうか。
スピルバーグはアメリカ万歳映画を作りませんもんね。
それを考えると、いい内容だと思います。
オリジナルはかなりアメリカ万歳っぽいし・・・
オリジナルはアメリカ万歳なのですか。観てみようかな。
スピルバーグは名実ともハリウッドNO。1の監督にも関わらず、アメリカをシビアな目で見ていますね。
うぞきあ様>
「マーズアタック」を随分前にビデオで観た時、なんじゃこの映画は!!と笑ったものです。あの映画、ありえないくらい出演者が豪華だったなあ。当時はみんな一体なんでこんなくだらない映画に出るんだろうと思ってました。
人間味あふれるトム・クルーズもなかなか素敵です
大阪はやっぱり日本贔屓の結果でしょうか?←猫もこっそり思ってました(笑)
そういえば、予告の露出サービスも日本だけとか
本国ではタイトルだけーーとかの予告でまったく内容出てなかったそうですよ(笑)
有無を言わせぬパニック描写に映画の中に引き込まれました。
番外編として大阪バージョン観てみたい(笑)。
あのラストのオチ、私もガックシときました。
アレって、笑っていいんですよね、ギャグですよね、あんなに期待させといて、あれじゃあ、あっけなさすぎますもの。
私も「マーズアタック」観ましたよ、当時、すぐにビデオも買いました。あのチープさがステキです。
そう、死なないんですよトムって・・・。「ラストサムライ」では絶対ありえない状況で1人だけ生き残り、何故かすーっと涙が引いていった記憶があります。
この映画、完全黙秘で直前まで詳しいストーリーも明かされなかったとは聞いてましたが、あの予告編も、日本だけのサービスでしたか。どこまで日本が好きなんだ、スピルバーグ。
ロハン様>
大阪バージョン!!めちゃくちゃおもしろそう!!
でもなんかゴジラとか出てきそうな感じですね。
ペペ様>
やはり、あのオチはちょっと拍子抜けです。どんなすごいオチが用意されてるのかとえらく期待してましたので。笑う間もなかったです、「え、それだけなの?」とあっけに取られてる間にエンドロールへ・・・。
ダコタちゃんの金切り声は、正直きつかったっす。
てなわけで、TBありがとうございました。
来てくださってありがとうございます。
実は「インビジブル」未見なんですが、聞いた話だとかなりエロいみたいですね。なんかイメージが違う、と思い調べてみたら映画版の監督がヴァーホーベンと知り、そういう話なのも納得。原作は、きっと違うんでしょうけど。
あ~る様>
大阪バージョン、ほんと冗談抜きでめちゃくちゃおもしろそうなんですけど!
ヒーロー戦隊モノでなく、日本に宇宙人が攻めてくるって映画(もちろん舞台は大阪)、だれか作ってくれないでしょうか。