イタリアにはピザ屋ではなくピザ釜屋というのがあって、そこに家で作った焼く前の状態のピザを持っていけば一枚いくらで焼いてくれる。
それに習って、近所に揚げ屋があればさぞ便利だろうと思う。
これからの時期であれば茄子の素揚げに重宝する。
油の後片づけが面倒なので、素揚げは家でとてもやる気がしない。
茄子に油を塗ってレンジで代用しているが、しょせん素揚げとは比べものにならない。
揚げ屋があれば大好物の唐揚げも家で作るのだがな。
大阪のローカルタウンではよく小遣い稼ぎに普通の民家の軒先でたこ焼きを焼いて売っていたりするが、タコも高騰していることだし揚げ屋でもやった方が手間要らずで案外儲かるのでは?と思う。
実行はしないが、台湾の街を歩けば商売のアイデアがどんどん思い付く。
その筆頭がルーウェイ屋だ。
店頭に並んだ肉、野菜、麺をカゴに入れて渡せば、それを煮てくれる。
これがまた実に旨いのだ。
少なくとも俺は日本でルーウェイの店を見たことがないので、やれば当たると思うのだがな。
材料持ち込みなら100g100円くらいでどうだ?
近所にあれば週1,2回は利用するが。
スマホの誤変換には注意を払っている。
というのも、俺はメール等で絵文字は一切使わないし、性格上軟弱な文章を書くこともない。
ところが、スマホからメールを送信する場合、ちょっと気を抜くと他の変換候補をタッチしたことに気づかずにとんでもない文章を送っていることがたまにある。
例えば、「それは無理だ。」と送ったつもりが、「それは無理なの。」となっていたり、「了解した。」と送ったつもりが「ヽ( ^∀^)ノ ヽ(^∀^)ノ」などと恐ろしいことになっていたりする。
それが誤変換と察してくれれば良いのだが、中には「shadow様って意外にひょうきん!」と感じる場合もあるようで、こうなると俺の威厳にも関わってくる。
もし今後、俺から女のような文体や絵文字のメールが届いた場合、それは変換ミスであるということをここで明確に主張しておく。
俺には広島で去りがたい場所が二カ所ある。
それは宮島の千畳閣と尾道の千光寺。
宮島といえば厳島神社があまりに有名だが、俺が宮島に行くのは牡蠣と千畳閣が目当てだ。
そして、おまけでうえののあなご飯。
はやしの焼き牡蠣と生牡蠣、そして白ワインでいい気分になったら厳島神社を参ってから千畳閣へ向かう。
中に上がると後は柱にもたれてただただ心地良い時間を過ごす。
あまりに心地良いので今回初めて横になって寝転んでみたが、特に係の人に注意されることもなかった。
ああ、素敵な場所だ。
外は猛暑だが、吹き抜ける風で中は涼しい。
山の景色の美しさと相まってなかなか腰が上がらない。
今回は二時間ほどいただろうか。
宮島へ行ったなら、厳島神社よりも千畳閣の方が圧倒的におすすめだ。
ほとんどの観光客は素通りなので、とてももったいないことをしている。
千光寺の素晴らしさは過去何度も書いたので、もいういいか。
今回は二度参ったが、いずれも夜明け前に登り、千光寺のベンチから尾道水道が徐々に明るくなって日の出を迎える様子をずっと眺めていた。
今すぐにでもまた行きたいくらいに素敵な場所と時間だ。
千光寺からの帰りにコンビニで缶ビールを二本買う。
一杯やったら10時まで二度寝、そして先日書いた朱華園及びJOHNバーガーへと向かうわけである。
朱華園は一応11時開店とはなっているが、俺の知る限り土日曜日は10時30分に開く。
しまなみ街道では宿の夕食を取らずに近場の居酒屋に出かけたのだが、これは俺流のいつもの旅のやり方だ。
例えば山奥の一軒宿などで近くに飲食店がない場合はそこで食事をするしかないわけだが、そうではない場合、宿の食事は朝食のみにして近くにある食堂なり居酒屋へ出かける。
というのも、俺は食事をのんびり楽しみたい、かつ、熱いモノは熱い内に、冷たいものは冷たい内に食べたいので、旅館のように一度に、あるいはハイペースで次々に料理を出されるのが嫌なのである。
その点、店であれば自分のペースで注文しながらのんびり食事ができる。
居酒屋で地元の食材を使った料理を肴にだらだら呑むのが最も良い。
今回、生口島にある居酒屋では後で知ることとなった島名物のレモンサワーでタコやアナゴ料理を楽しんだ。
〆は島とは全く関係ないがオススメとあった麻婆豆腐とご飯。
麻婆豆腐と白ご飯はまるでソウルメイトのような完璧な組み合わせであると改めて思った。
翌朝はお楽しみの宿の朝食だ。
普段の旅であればビールを頼み、固形燃料でクツクツしている湯豆腐や佃煮、卵焼き等々で朝から一杯やるのだが、今回は自転車の旅であるのでビールは控えた。
その代わりというわけでもないが、全てのおかずをご飯に回せるので白飯を4杯食べた。
旅館の朝飯で一番好きなのは味噌汁だ。
それぞれの宿に個性があって良い。
ビールを飲んだ後であれば尚更旨い。
あまり具の多くない田舎味噌仕立てが一番好きだ。
飲んだ後は味噌汁をお代わりしつつ生玉子や味付け海苔で飯を1,2杯。
そこからチェックアウト時間ギリギリまで二度寝してから宿を立つ。
そんな俺だから、旅番組でどれだけ豪華な宿の夕食が並んでいようともさして羨ましいとは思わない。
しまなみ街道について、昨今では国内のみならず海外からも多くサイクリストがやって来るとは聞いていた。
しかし、俺が行った時はその直前まで断水しており、島々はガラガラの状態だった。
宿の主人に聞いたのだが、しまなみ街道の島々は本州または四国からパイプラインで水を引き込んでおり、そのパイプラインがやられて断水になってしまったそうだ。
俺は断水のことなど全く考慮せずに島に向かったのだが、他の客からはことごとく宿泊キャンセルがあったという。
おかげで復旧直後の空いている島々を楽しめたわけで、あまり外向的とも言えぬ俺だが、先方も客恋しかったのか居酒屋の主人にいろいろ話し掛けられてつい長居してしまった。
「最近はサイクリストで島々も賑わっているのでは?」と問えば、意外にも「そうとも言えない」とのこと。
特に日本人のサイクリストはまるで競輪選手のように島々を一気に駆け抜け、尾道ないし今治までその日の内に到達してしまうので、確かに人は増えたが、活性化とまではいかないのだそうだ。
反面、ヨーロッパからバカンスで来ているようなツーリストは途中の島々でのんびり過ごすらしい。
俺が泊まった昔ながらの民宿でも館内は英語の案内が充実していた。
まるで競輪選手のように...この言葉を象徴する出来事があった。
俺はサイクリストではなく只のツーリストなので、素敵な景色が目に入る度に自転車を押してのんびりと歩いたものだ。
すると後ろからやってきた日本人サイクリストが「大丈夫ですか?」と俺に声を掛けてくる。
大丈夫も何も俺はのんびり景色を楽しんでいるだけなのだが、彼らにしてみれば自転車を押していると体調不良やパンク等々...何か異常事態が発生しているように見えるようだ。
親切心からのことゆえ俺も怪訝な顔で対応はしなかったし、最後には礼も述べたが、あまりにそのような声掛けが続くと正直俺もだんだん鬱陶しくなってくる。
まるで競輪選手のように...とは、なるほどよく言ったものだと苦笑いするしかない。