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【A LIFE~愛しき人~】 第4話

2017-02-08 22:16:11 | ドラマ・映画(木村くん)


(沖田)この血管腫みたいな難しいオペには、絶対に彼女が必要だって言ってんだよ。なあ、お前だって分かってるだろ。

一度のオペで大体、900回の器具の受け取りがある。1回につき1秒の遅れが、トータルで15分の遅れにつながるんだよ。

特に脳深部は、直接手が届かない。もし何かあった時には、器具でしか処置が出来ないから、1秒の遅れが命に関わってくる。

 

 相棒決裂!?病院の陰謀で信頼関係を引き裂かれた職人外科医とオペナース。それでもナースとして、医師として、プライドを持って経営者に立ち向かう!

2017年2月5日に、関西地方で放送された番組です☆

あらすじと、ネタバレありの感想、キャストを書いてます☆

木村拓哉ファンであるということを前提で、お読みください。

 

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≪あらすじ≫ (TVの番組表&番組公式サイトより引用)

第4話 「ナースのプライド」

 壮大(浅野忠信)は片山関東病院との提携話を院長(柄本明)に内緒で進めようとしていた。提携が決まれば高度な治療を必要とする患者が壇上記念病院に廻ってくるため、この機会を利用して病院の知名度と採算性を上げられると考えていたのだ。
壮大は沖田(木村拓哉)に、難易度の高いオペを片山関東病院で行って欲しいと依頼し、沖田は由紀(木村文乃)をオペナースとして連れて行くことを条件に引き受ける。
ところが手術当日、器械出しをしていた由紀のある行動が問題にされ、壇上記念病院と片山関東病院の提携話は頓挫しかける。由紀の器械出しの技術を高く買っている沖田だったが…。

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(壮大)まだ好きなのか?深冬のこと。

という質問で終わった第3話。

しつこく聞いてくる壮大に対し、

(沖田)本気で言ってんの?あるわけないだろ、もう10年経ってんだからさ。お前どうしたんだよ?・・・でも、彼女(深冬)のこと、オペに入れたのは悪かった。

壮大は、立ち去ろうとする沖田に謝り、今度もんじゃ行く約束をする。





壮大が家に帰ると・・・

(深冬)壮大さん、話があるの。今日は勝手にオペしてごめんなさい。どうしても自分で救いたかったから。それと・・・私、やっぱり医者を続けていいよね?

(壮大)カズだからか・・・

(深冬)えっ?

(壮大)いや、続けたかったら、そうすればいいよ。

(深冬)ありがとう。

嬉しくて笑顔でお礼を言う深冬は、縫い物をしようとして頭痛。

1話より、どんどん頭痛がひどくなってる深冬・・・

壮大は、真っ暗な自室で1人、溜め息をつき・・・

沖田は、病院で1人、深冬のために勉強していた。






(壮大)実は前から、片山関東病院との提携の話を進めていました。

(真田)えっ、提携?

(榊原)現在、係争中の案件は一件もなく、提携するにはリスクの少ない病院です。

(壮大)今までは消火器外科だけが有名だった病院ですが、今後は心臓血管外科にも力を入れていこうとしています。提携して、うちの外科医が出張でオペをした場合、向こうの症例数としてカウントされて、短期間で評判を上げられる。その代わり、高度なオペが必要な患者、うちに回してもらうことに。羽村先生。

(羽村)はい。

(壮大)ぜひ片山関東病院で執刀してくれないか。向こうがうちの実力を知れば、提携話は一気に進む。

(羽村)分かった。実力を見せつけてやろうじゃないか。

(壮大)頼もしいねぇ。

(真田)あの・・・この話、院長はご存知なんですか?

(壮大)古い経営論で凝り固まった院長は理解されにくいと思います。ですから、正式に決定するまでは黙っていてください。この病院のために、片山関東病院との提携を絶対に成功させなければなりません。






井川先生は、整理整頓が苦手な沖田先生のために、来月の当直表をPCの上に置く。

沖田先生の部屋は脳の本や資料で溢れており、何か聞こうとした井川先生だが聞けず。

(黒谷)やっぱり沖田先生に懐いてるな。

(赤木)ボンボンはアウトローに憧れるものよ。




そこへ、深冬先生登場。

(井川)沖田先生って一体、何がやりたいんですかね?

(深冬)どういう意味?

(井川)沖田先生の専門の心臓と、小児のオペなら分かりますけど、脳もやってるんですよ?

(深冬)でも、子供の脳なら前からやってたわよ。

(井川)いや、そうなんですけどねぇ~。

 

 




【片山関東病院】

壇上記念病院と片山関東病院の初顔合わせ。

(壮大)うちの心臓血管外科部長です。

(羽村)よろしくお願いします。羽村です。

院長の片山修造と、心臓血管外科の片山孝幸は親子だった。

(榊原)初めまして、顧問弁護士の榊原です。

榊原弁護士を見る片山息子のイヤらしい目・・・

(片山院長)消火器外科だけでなく、心臓血管外科も、うちの看板にしたいと考えてます。そのために提携のお話、前向きに検討してます。

(壮大)こちらの心臓血管外科のために、うちでお力になれると思います。

(羽村)はい、お任せください。

(片山院長)心強いですね。世界的に活躍されてた沖田先生に学べる機会はなかなかありません。沖田先生には、ぜひ当院でオペをしていただきたい。

(羽村)沖田先生ですか?

(片山院長)それ次第で、今後のお付き合いを考えさせていただくことになると思います。

(壮大)・・・分かりました。沖田先生のスケジュールをすぐに調整します。


話し合いの後、車へ向かう副院長派の3人。

(羽村)沖田先生を連れてくるべきだったね。

(壮大)提携が決まれば、いずれ羽村先生を、ここの院長にって 思ってる。

(羽村)えっ?

(榊原)入り口は対等な提携でも、副院長はいずれ、この病院を飲み込むつもりですよ。

(羽村)で、飲み込んだら榊原先生の成功報酬も跳ね上がるわけだ。

(榊原)もちろんです。

(羽村)みんながハッピーになれる話だね。




壇上記念病院に戻った壮大は、沖田先生の部屋を訪れる。

(壮大)深冬のオペを進めなきゃいけない時に悪いが、片山関東病院で切ってほしい患者がいるんだ。

(沖田)片山関東病院?

(壮大)提携の話を進めてる病院だ。

(沖田)だったら羽村先生じゃダメなの?

(壮大)向こうのリクエストがお前なんだ。向こうは心臓血管外科の技術を上げて看板にしようと考えてる。

カルテを見る沖田先生。

(沖田)分かった。じゃあ、こっちのスタッフ連れてくよ。

(壮大)向こうはスタッフに経験を積ませたい。一人で行ってくれ。

(沖田)オペは患者さんのためのものだろ。

(壮大)医者を育てることだって、患者を救うことにつながるだろ。



(沖田)重要なのは、患者さんを救うためにベストを尽くすことだからさ。間違いなく難易度が高いオペだし、俺もちゃんと動けるスタッフが必要だから。

(壮大)分かった。向こうとは交渉するから、必ず完璧なオペにしてくれ。



 


『ちゃんと動けるスタッフが必要』・・・ということで、柴田ナースのシフトが変更。

(看護師長)沖田先生と片山関東病院に行ってもらうから。

(柴田)分かりました。

(看護師長)沖田先生のご指名よ。

(柴田)はい。

看護師長が去った後、柴田ナースは、1人机に向かって嬉しさで笑顔がこみ上げる。



沖田先生と柴田ナースは、オペにむけて、入念な確認をする。




そんな二人をガラス越しに見て話す羽村先生と井川先生。

(井川)片山関東病院で?

(羽村)うん。

(井川)そうなんですか。

(羽村)井川先生も見学してきたら?

(井川)えっ、いいんですか?

(羽村)・・・もちろん。

(井川)じゃあ、行かせていただきますっ!




こうして、壇上記念病院から沖田・柴田・井川の3名が、片山関東病院でのオペへ出掛けた。


(沖田)では、左室形成術および冠動脈3枝バイパス手術を始めます。よろしくお願いします。

華麗にオペを進行していく沖田先生と、器械だしをする柴田ナース、助手に片山孝幸。

(沖田)IVCのテーピングを助手側の方から巻いてください。

(孝幸)はい。ファバロロ。

柴田ナースがサテンスキーを渡すが、それを投げ捨て、再度ファバロロを要請する孝幸。

(柴田)左室瘤です。心臓を脱転したくないので、サテンスキーの方がいいと思います。

(孝幸)僕に指示するのか!

シーンとなるオペ室だったが、沖田先生が患者の状態を見て

(沖田)僕もサテンスキーの方がいいと思いますよ。いや、この患者さんの場合、あんまり心臓持ち上げて血圧下げたくないんで。

孝幸はサテンスキーを使い、沖田と柴田のナイスプレーで手術は成功した。



手術後も、孝幸は柴田ナースへのあたりがきついままだった。

手術成功を家族に伝えると、沖田先生・孝幸先生、さらにオペを見学していた井川先生はお礼を言われ、お礼を言われない柴田ナースは一歩ずつ下がっていった。



帰るために、片山関東病院の前で沖田先生が出てくるのを待つ井川先生と柴田ナース。

(井川)片山先生だっけ?ホント感じ悪いよね。柴田さんの方が正しかったのが気に入らないんだよ、まったく・・・。柴田さんさ、医者になった方がよかったんじゃない?

(柴田)はぁ!?

(井川)看護よりオペの方が好きそうだし。

(柴田)なれないよ。

(井川)なんで?医者と同じくらい知識あるし、そこら辺の医者なら勝ってるかも。ナースにしとくの、もったいないよ。

(柴田)簡単に言わないで!

怒って去っていく柴田さんと、やっと来た沖田先生。

(沖田)お待たせ。・・・何したの?



(井川)えっ?いや・・ ・何か急に怒っちゃって。

 




その日の夜、晩御飯に焼き肉を食べに行く沖田先生と井川先生。

相変わらず、ひたすら肉ばかりを食べる野菜嫌いな沖田・・・(*´艸`*)

(井川)肉ばっかりで平気なんですか?

井川先生がお肉を触ろうとすると・・・

(沖田)動かないで。

鍋武将ならぬ、焼き肉武将な沖田・・・(*´艸`*)

(井川)さっばりしたもの、食べたくなりません?野菜とか。

(沖田)食べたかったら頼めば?

(井川)はい。

こうして、野菜を別の網で焼く井川先生と、ひたすら肉ばっかり焼く沖田先生の完成(* ̄∇ ̄*)

(井川)沖田先生って、24時間のうち、どれくらいオペのこと考えてるんですか?

(沖田)3、4、5・・・

(井川)真剣に数えなくていいですから。今までに6千いくつもオペしてたら、プライベートなんてないですよね?

(沖田)今日で6412件。

(井川)・・・はい。オペ以外のこと、何か興味ないんですか?

(沖田)オペ以外って例えば?

(井川)それを聞く時点で終わってますね。例えばですね、趣味とか。

(沖田)趣味・・・趣味・・・

(井川)結婚とか。

(沖田)・・・

(井川)えっ、あります?

(沖田)もうないよ。

(井川)前はあったんですね。医者なんですからね。それなりにモテたでしょうし。

(沖田)いや、一人だけだから。

(井川)付き合ったのが?

(沖田)だから、結婚考えたのが。

(井川)何で結婚しなかったんです?

(沖田)・・・

(井川)いいじゃないですか。

(沖田)フラれたから。

(井川)フラれた?ああ~、なるほど。

 

 

沖田がシアトルにいた時、深冬からのメールで「私は壮大さんにプロポーズをされました」といわれ、フラれたと思い、悩んだ末、「おめでとう」と返信した。

 

 

(井川)で、何でフラれたんです?

(沖田)もういいよ。

(井川)いいじゃないですか。野菜どうぞ。

(沖田)いい、食べなよ。

 

 

 

【片山関東病院】

昨日のオペの沖田先生を絶賛するが、『チームワークを乱すスタッフがいる病院との提携は・・・』と難色を示す。

 

 

 

部屋で勉強する沖田先生をずっとガラス越しに眺める井川先生。

(深冬)どうかした?

(井川)ああ・・・沖田先生、いつも野菜ジュース買ってるじゃないですか。

(深冬)うん。

(井川)でも、焼き肉行ったら、野菜まったく食べないんですよね。

(深冬)ああ・・・あはは。あ、そっか。焼き肉行ったんだ。

(井川)はい。羽村先生にはコレ(内緒)ですよ。

(深冬)でも、沖田先生とだったら、オペのことぐらいしか話すことなかったんじゃない?

(井川)いや、それが意外なんですけどね。

(深冬)何が?

(井川)今の沖田先生からは想像できないんですけど、昔結婚考えた人、一人だけいたそうです。

(深冬)えっ?

話の途中で、井川先生は羽村先生に呼ばれ、去っていく。

 

 

 

【副院長室】

(羽村)昨日の片山関東病院でのオペはどうだった?

(井川)はい。壇上記念病院のチームワーク、レベルの高さ見せつけることが出来たんではないでしょうか。

(羽村)それは素晴らしい。

(井川)はい。向こうのレベルの低さも見せつけられましたけどね。

(羽村)そうなんだ。

(井川)はい。向こうの片山先生がですね、ファバロロかん子を指示したんですけど、柴田さん、サテンスキー出したんです。もちろん、柴田さん間違ったことしてませんし、沖田先生の一言で結局サテンスキー使ったんですけど、機嫌悪くなっちゃって。ハッキリ言って、あれは逆切れですね。柴田さんが優秀すぎるんで。柴田さんって、ほんとスゴイんですよね。

(榊原)柴田さんの話は、もういいです。

(井川)・・・はい。

(羽村)他に何かある?

(井川)・・・いえ。

(壮大)戻っていいよ。

(井川)はい、失礼します。

井川先生は出て行き、ずっと怖い顔のままの壮大・・・

(羽村)彼を送り込んでおいてよかったよ。それにしても、ナースに足を引っ張られるとはね。

(榊原)私は向こうの先生に、吐き気がしましたけど。

壮大は、沖田の言った言葉を思い出す・・・

((沖田))こっちのスタッフ連れてくよ。ちゃんと動けるスタッフが必要だ。

(壮大)だから一人で行けっつったんだよ!

 

 

今度は、井川先生の代わりに、柴田ナースと看護師長から聞き取り。

(柴田)沖田先生が執刀医だったので、いつも使ってる物をと出しました。

(看護師長)出すぎたマネをして、大変申し訳ありませんでした。

看護師長は頭を下げるが、柴田さんはずっと動かず・・・

(榊原)あなたがしたことで、病院の提携話がなくなりかけてるんです。何も責任、感じないんですか?

(柴田)沖田先生は、何ておっしゃってますか?

(壮大)柴田さんが主張するようなことは、何も言ってなかったよ。

驚く柴田さんは、しばらくオペから外されることに。

(柴田)辞めます。

(羽村)えっ?

(榊原)奨学金は?

(柴田)借金してでも返します。失礼します。

部屋を去っていく柴田さん・・・

 

 

みんなが去った後、副院長室には榊原弁護士と壮大だけがいた。

(榊原)沖田先生、本当に何も言ってなかったんですか?

(壮大)ああ。沖田先生には話、聞いてないから。

(榊原)そういうことでしたか。まっ、辞めてくれるなら、話も早いです。先方も納得してくれますね。

(壮大)ああ。

(榊原)本当は、こっちが訴えたら勝つ自信あるんですけど。

(壮大)それは、もしもの時の切り札だ。今回は穏便に事を収める。

(榊原)はい。

 

 

 

柴田さんがオペから外れる(実際は辞める)ことを知った井川先生。

(井川)ちょっと、ちょっと・・・柴田さん、何かしたんですか?

(羽村)井川先生が話してくれたんだよ、柴田さんの武勇伝。

(井川)武勇伝?・・・えっ、あのことで!?いやいや・・・意味が分からないです。柴田さんが優秀だって話だけで、何で外されるんですか?柴田さん、何にも悪くない。

(羽村)だから、病院も辞めさせるつもりはなかったんだけど、彼女が言ったんだよ。「ここを辞める」って。

 

 

 

その頃、柴田さんは、辞めるので自分の机の整理をしていた。

ちょうど、そこへオペ帰りの沖田先生が通りかかる。

(沖田)柴田さん、何やってんの?

(柴田)辞めるんです。

(沖田)何で?

(柴田)・・・

(沖田)何かあった?

(柴田)・・・

(沖田)もう次、決まってんの?

(柴田)関係ないでしょ。

(沖田)関係ない・・・。僕はいい相棒ができたなーと思ってたんだけど。

(柴田)相棒・・・医者は結局、医者の味方じゃないですか。医者同士結託して、ナースのせいにする。

(沖田)ごめん、どういう意味?

(柴田)ナースを下に見てるってことです。医者はナースをアシスタントだとしか思ってない。医者は、ナースより患者さんに感謝されて当然って思っている。医者は、ナースを認めようとしない。

(沖田)もういいよ。辞めて正解なんじゃない?

(柴田)はい。

(沖田)ついでにナースも辞めちゃえば?ナースを認めてないのは、医者じゃない。自分自身だろ。

(柴田)分かったようなこと、言わないでください!私は誰よりも勉強してきたし、練習もしたし、合コンでチヤホヤされて喜んでるナースとは違います。自分の仕事に誇りを持ってやってきました。

(沖田)あっ、そう。

去っていく沖田先生・・・

(柴田)私の何が分かるんですか!

 

 

自分の部屋へ戻ろうとする沖田先生を、井川先生が止める。

(井川)沖田先生、大変です。柴田さん、辞めるらしくて・・・

(沖田)今、彼女から聞いた。

(井川)そうですか。ちゃんと止めてくれました?

(沖田)ついでにナースも辞めればって言った。

(井川)はっ!?何てこと言うんですか、あなたは!

深冬先生は、沖田先生に掴みかかる井川先生を止める。

(深冬)ねぇ、ねぇねぇ。どうして柴田さんが辞めるの?

(井川)昨日の片山関東病院のオペですよ!

(沖田)えっ?

(井川)柴田さんに逆ギレした片山先生の嫌がらせに決まってます!柴田さんを外せって言ってきたんですよ!柴田さん、辞めると言ったらしくて。なのに、よくナース辞めろなんて言えますね!

井川先生を制止し、一人自室に入る沖田先生・・・

(沖田)何だよ、それ。

 

 

 

深冬は、食堂でお昼ご飯を食べる柴田さんを見かけ、同じテーブルでご飯を食べることに。

(深冬)ごめんなさいね、片山関東病院のことで、柴田さんを巻き込んでしまったみたいで。

(柴田)いえ。

(深冬)それと、沖田先生がひどいこと言ったみたいだけど、あんまり気にしない方がいいと思うよ。沖田先生って、手先は器用だけど、人として不器用なところがあるから。

(柴田)沖田先生のこと、よくご存知なんですね。

(深冬)うん・・・10年前にね、ここにいた時とそういうとこが全然変わってないのよ。沖田先生のことは、ともかく、柴田さんが辞めたら私が困る。難しいオペの時は絶対、柴田さんに入ってほしいから。どう考えたって、今回のことは柴田さん悪くないし、要は向こうの先生がメンツ潰されてむくれてるだけでしょ。だから、今回のことは、同じ女性として私も許せないの。

(柴田)同じじゃないです。

(深冬)うん?

(柴田)問題なのは、私が女だからじゃなくて、ナースだからですよ。深冬先生は医者だから。

(深冬)ごめん、そういうつもりじゃない・・・

(柴田)失礼します。


柴田さんが去った後、一部始終、話を近くの席で聞いていた榊原弁護士に深冬に近づき・・・


(榊原)今の何ですか?深冬先生は、本当に柴田さんを引き留めたかったんですか?それとも、不器用な沖田先生をかばいたかっただけですか?どっちでもいいですけど、副院長がどうして、病院の提携話を進めてると思ってるんですか?

(深冬)・・・

(榊原)深冬先生のいる小児外科の赤字を埋めるためですよ。何も分かってないのに、邪魔しないでください。

(深冬)主人は・・・主人はいずれ、柴田さんをオペ室に戻すつもりだと思ったから引き留めました。

(榊原)ホントに何も分かってないんですね。





副院長室では、壮大が片山関東病院の院長にお詫びの電話をし、柴田さんをオペから外し、退職する予定だと伝えてた。

片山院長はあまり気にしておらず、次のオペの依頼をしてきた。




夜、一人で帰る柴田さんを、井川先生は明日、気晴らしに遊びに行こうと誘い、意外にも了承を得る。

休みの日、スーツ姿の井川先生は、いかにも二世の車・ポルシェではなく、白い車で登場。




病院で、オペをする沖田先生は、器械だしの遅さでイラついていた。

オペ終了後・・・

(深冬)沖田先生らしくない。柴田さんのこと、気になってるんでしょ?私ね、柴田さんと話してて、ちょっと無神経なこと言っちゃったけど、辞めてほしくないと思ってる。沖田先生は?柴田さんにオペナース辞めろなんて、それ本心?

(沖田)いや、つい何か・・・あまりにも彼女が自分のこと、卑下するようなこと言うからさ。ショックだったんだよね。彼女のこと信頼してたから。



(深冬)ねぇ、それ言った?

(沖田)いや。

(深冬)はあ。それじゃ伝わらないじゃない・・・

(沖田)えっ?言わなくても伝わるでしょ。

(深冬)ううん、ちゃんと言わなきゃ伝わらない。

(沖田)そんなことないって。

(深冬)伝わったつもりになってるだけよ。

(沖田)絶対伝わってるって。

(深冬)伝わってない。

(沖田)伝わってる。

(深冬)伝わってない。私は分からなかった!あの頃、突然シアトル行った沖田先生が何考えてんのか、もうサッパリ分からなかった。

(沖田)・・・

(深冬)・・・

(沖田)話、そこに飛ぶの?



(深冬)ああ~っ。ううん、飛びすぎた。ああもう今のはなし。

(沖田)なし・・・

(深冬)とにかく、柴田さんにはちゃんと伝えた方がいいと思います。沖田先生は、言い過ぎなくらいがちょうどいいんじゃないですか?

(沖田)はっきり言うな・・・

(深冬)そう?

(沖田)そう?



 


井川先生と柴田さんは、海にいた。

(井川先生)沖田先生が、ひどいこと言ったらしいけど、そんなの無視すればいいよ。ね?俺は絶対、辞めてほしくないから。柴田さんみたいに、出来るオペナースはなかなかいないし、柴田さんって、ナースになるために生まれてきたような人だからさ。

(柴田)なりたくて、なったわけじゃないから!

(井川)えっ?

(柴田)ポルシェ、乗りたきゃ乗ればいいじゃん。

(井川)はい?

(柴田)買えるんでしょ、ポルシェ。

(井川)何の話?

(柴田)腹立つ!親が医者だからって、当たり前に医者になる人!ポルシェだって、当たり前に買えばいいじゃん。

(井川)あっ、ポルシェ欲しいの?

(柴田)はぁっ!?親が医者でも、医者になれない人だっているって言ってんの!たった1度、1回のミスで訴えられて病院つぶれて、医学部行くお金ないから、仕方なく奨学金借りて看護学校行くしか・・・



(井川)柴田さん・・・

(柴田)・・・おなかすいたっ。

(井川)あっ、はい。ああ、砂入っちゃった。ああ、座っちゃったよ。まあ、いいか。

(柴田)ふふっ。

仲良く焼き肉を食べに行くことに(*´ー`*)



 



沖田先生は、副院長室に呼び出され、片山関東病院から回ってくる次の患者のデータを見るようにと、壮大に言われる。

(沖田)よかったじゃん、まだ関わりあって。



(壮大)絡むなよ・・・。これ、どう思う?かなり手強いが、これが切れないようじゃ、深冬の血管腫は切れない。

患者データを見る沖田先生。

(壮大)松果体部腫瘍。どうする?今回は、俺が切っても構わない。

(沖田)いや、俺が切る。俺に切らしてくれ。

(壮大)分かった。すぐに受け入れの準備を進める。

(沖田)柴田さんのことなんだけど、こないだのオペで彼女の判断は正しかった。彼女を切るのは筋が通らない。

(壮大)そういうことじゃないんだよ。

(沖田)何を守ろうとしてるんだよ。

(壮大)この病院に決まってるだろ。

(沖田)スタッフ一人、守れないでか。

(壮大)柴田友紀は辞めるんだ。

(沖田)患者さんはどうなる?

(壮大)腕のいいオペナースは、すぐ見つける。

(沖田)俺にとって、彼女以上のオペナースはいない。

(壮大)これ以上、俺を困らせるなよ・・・

(沖田)この血管腫みたいな難しいオペには、絶対に彼女が必要だって言ってんだよ。なあ、お前だって分かってるだろ。一度のオペで大体、900回の器具の受け取りがある。1回につき1秒の遅れが、トータルで15分の遅れにつながるんだよ。特に脳深部は、直接手が届かない。もし何かあった時には、器具でしか処置が出来ないから、1秒の遅れが命に関わってくる。

(壮大)お前・・・深冬の命を盾にするのか!?

(沖田)切るのは俺だ。お前じゃない。





 

 



(沖田)し・・・柴田さん。・・・ごめん。悪かった。辞めた方がいいなんて、本当は思ってないから。

(柴田)・・・

(沖田)柴田さん、腕いいし、それだけじゃなくて、誰よりもオペのことちゃんと勉強してるって、僕は知ってるから。ちゃんと見てるから。

(柴田)いえ。沖田先生の言った通りでした。ナースとしての自分を一番認めてなかったのは、私自身です。すみませんでした。

首を振る沖田先生。

(柴田)オペナースとしてどんだけ頑張っても、何かが足りないって、ずっと感じてたんだと思います。

(沖田)僕も昔、学歴コンプレックスみたいなのがあって・・・ふっ。



(沖田)どんなにオペの腕 磨いても、認められない時期 長かった。今でもそうなのかもしれないけど、自分のこと認めるって簡単なことじゃないと思う。でも、柴田さんのことは、僕は間違いなく認めてるってことだけは忘れないでほしい。

柴田さんが頷くと、去っていく沖田先生。

(柴田)わざわざ、ありがとうございますっ。

手汗が半端ない沖田先生(*´ー`*)






【副院長室】

(榊原)柴田さんを残したら、きっと向こうは提携の話をなかったことにしてきます。もしもの時のカード、使うことになりそうですね。

(壮大)そうだな。





【松果体部腫瘍のオペ】



壮大が見学する中、手術は始まった。

途中、出血・血圧低下などが起こり、患者が深冬に見え、動揺した壮大は手術室から出ていく。



沖田先生の華麗な対処で、手術は無事終了。

(沖田)相変わらず、動き最高ですね。ああ~、やりやすかった。

(柴田)私もです。




柴田さんがオペ復帰したことが、瞬く間にドクター達の間に広まった。

(井川)まっ、俺の説得が効いたんじゃないですかね。

不気味な笑顔で部屋を出ていく井川先生。




オペの後片付けが終わった柴田さんに話しかける深冬。

(深冬)井川先生から聞いた。柴田さんが医者目指してたこと。

(柴田)はぁ。

(深冬)ごめんなさい、無神経なこと言って。

(柴田)私、オペナース辞めるつもりありませんから。

(深冬)ああ。よかった。

(柴田)はい。沖田先生とオペできるから。

(深冬)えっ?

(柴田)失礼します。

 



屋上で二人で話す沖田先生と深冬



(深冬)柴田さん、よかったね。

(沖田)ああ。

(深冬)ねえ、もう終わったことだから聞くけど、私って、いつフラれたの?

(沖田)・・・

(深冬)ははっ。ごめん、ごめん。変なこと聞いて。ほんっと今更なんだけど、うーん・・・でも、ホントに私、いつフラれたのか分からなかった。もしかしたら、シアトルに行った時がそういうことなのかなっとか・・・。色々考えたんだけど、よく分からないまんまで。

(沖田)ごめん、明日のオペの準備あるから。



沖田先生が立ち去ろうとした時、後ろで物音がし、深冬が倒れていた。




壮大は、片山関東病院の院長に、柴田さんをオペナースとして戻すことをお願いする。

(壮大)患者を救うためには、彼女がどうしても必要なんです。・・・死なせるわけにはいかない。死なせるわけにはいかないんだよ!


井川先生は、沖田先生の部屋に勝手に入り、偶然ついたパソコンに写し出された深冬の脳腫瘍画像に気付く。

 

 

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こんばんわ☆

 

井川先生のキャラが可愛くなってきましたね☆(*´ー`*)

私、字幕で見たり、映像を楽しむために字幕なしで見たり、何回も見るんですが

井川先生って、結構アドリブが多くて、字幕にないセリフを言ってるんです(*´艸`*)

 

沖田先生も、壮大も深冬のために行動しているんですよね・・・

でも、何も知らない周りの人は、愛されている深冬の行動や言動が気に入らないんですよね・・・

沖田先生が好きな柴田さんや、壮大が好きな榊原弁護士は素直なんですけど、全部深冬のストレスにしかならないから、

止めてあげて~と思ってしまう・・・

 

次回以降、再び、深冬が普通に話すようになるのか・・・これでずっと倒れたままとか悲しい・・・(ρ_;)・・・・



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≪キャスト≫

沖田 一光  :  木村拓哉

心臓血管と小児外科が専門の外科医。アメリカ・シアトルで修行後、10年ぶりに壇上記念病院に戻ってきた。

壇上 深冬  :  竹内結子

壇上記念病院院長の娘で小児外科医。沖田のかつての恋人。父の勧めで脳神経外科医・鈴木壮大と結婚。5歳になる娘がいる。

井川 颯太  :  松山ケンイチ

壇上記念病院の心臓血管外科医。父は満天橋病院長で、医学会の権力者。オペナースの柴田由紀のことが気になっている。


柴田 由紀  :  木村文乃

壇上記念病院の一流オペナース。


榊原 実梨  :  菜々緒

壇上記念病院の顧問弁護士。壮大と男女の仲になり、公私共に壮大を支えている。


羽村 圭吾  :  及川光博

心臓血管外科専門。壇上記念病院第一外科部長。医学部時代からの壇上壮大の親友。

壇上 壮大  :  浅野忠信

日本屈指の脳神経外科医。壇上記念病院副院長。経営手腕を買われ、壇上虎之介に口説かれ入り婿となって深冬と結婚。


壇上 虎之助  :   柄本明

壇上記念病院の院長で深冬の父親。



沖田 一心  :  田中泯

沖田一光の父。下町の外れで寿司屋を営んでいる。沖田が17歳の時に妻を亡くしてからは、男手ひとつで沖田を育ててきた。

真田 隆之  :  小林隆

病院の経理、コンプライアンスを司る事務長。

 

 

≪スタッフ≫

脚本 : 橋部敦子

音楽 : 佐藤直紀

企画 : 植田博樹

プロデュース : 瀬戸口克陽、東仲恵吾

演出 : 平川雄一朗、加藤新、木村ひさし

製作著作 : TBS

主題歌 : B’z【Still Alive】

【A LIFE~愛しき人~】番組公式サイトはこちら☆http://www.tbs.co.jp/ALIFE/



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