竜ケ崎みどり幼稚園ブログ

幼稚園の出来事・お知らせなど

平成23年度 みどりの指No.11

2011年06月24日 | みどりの指

就学前の音楽教育におけるわらべうた
 音楽教育は、基本的に幼児への美的教育です。だから芸術的に価値のある音楽のみ教材としての役割を果たします。
 それぞれの年齢にふさわしい音楽的特徴を持った教材を選択すべきです。優れた音楽は、美に対する感性を高め、感情や知的な発達も助ける。
子どもの音楽に対する感性を早い時期に組織的に発達させる事は、はじめは家庭、続いて幼稚園、保育園の責務です。
子どもの音楽の第一歩は、能動的にうたう事、言葉の抑揚と音楽が完璧な一体を成している民俗伝承のわらべうたをうたいながら遊ぶ事です。わらべうたは話し言葉の形成を促し、美しい発音に影響を与え、語彙を増やす助けをします。
歌やゲームや動きを伴って歌われる時、役を演じたり、動きや感情や考えを表現する事は、幼児の喜びを増加します。
良い教育的雰囲気の中で、幼児は音楽に対する興味を広げる事が出来るでしょう。
                                   コダーイ教育研究所研究員、音楽指導者 知念直美
※先生の音楽教育に対する考え方を書いたものを掲載させていただきました。

朝は、お子さんの様子を良く見て登園させましょう
 今、水痘、おたふく風邪、溶蓮菌、とびひなどの感染症になる子が出はじめました。朝に熱はないか、食欲はあるか、きげんはどうか、お腹はゆるくないかなどお子さんの様子を良く見て出しましょう。園に来て様子がおかしいと思うと体に発心が出ていて水痘だということがあります。朝に下着を着る時、しっかりみましょう。
 又、感染した時は完治したと思っても、充分な休養をとってから登園させましょう。

夏祭りについて
7月8日(金曜日)
今年度は、東日本大震災以後、予震が続き、その上福島の原発事故とあり、4月の段階で大きな行事を中止にする方針をきめました。地震の方はだいぶ落ち着きましたが、放射能については、益々不安心配が増してきています。毎週放射線量については市で計りに来て、飲料水についても週2回の数値を見ています。又、毎日室内と窓ガラスなど、水拭きを行い、空気清浄機を付けるなど出来るだけのことをしていますが、放射能は微量なら大丈夫だとは言う確証はありません。ましてや微量であっても毎日浴びていて、それが将来的に子どもの体にどう影響するのかということもわかりません。そんな中で今、私達に出来ることは出来るだけ放射能にさらされないように子どもを守ることだと思いますので、長いこと外に出ない、外にでたらうがい手洗いをするということだと思います。
そこで、夏祭りは安全上から恒例のようには行わない、次のように実施すると決定しました。そのことについては、楽しみな行事がなくなるという事に対する異論はあると思いますが、是非上記の事情をご理解いただき幼稚園の決定をご支持くださるよう、お願いします。

  1. 朝は通常通りの方法で登園
  2. 公園で各クラスのお神輿を担ぐ
  3. 保護者と一緒に帰る。(2時30分)
  4. 保護者の見学は午後1時30分~2時(公園内で)
  5. 帰園も幼稚園バスに乗せたい方は必ず、ご連絡ください。

年間計画変更について
変更前                   変更後   
7月 1日      合宿説明会    7月 1日      なし(幼稚園で実施なので)
7月 8日      午前保育      7月 8日      夏祭り(通常保育)
7月 9日      夏祭り          7月 9日      休み
7月11日      代休            7月11日      通常保育(職員研修の為延長無)
7月25、26日 むぎの会合宿 7月25,26日  合宿無し


平成23年度 みどりの指No.10

2011年06月17日 | みどりの指

流動刺激が発達を阻止します
 流動刺激文化という言葉を知っていますか。それは、読んで字のごとく流れ動く事によって何らかの刺激を人間にも与える文化の事だそうです。
乳幼児期から就学後の子ども達にその文化がどのような影響を子どもに与えていくかを少しお話したいと思います。子どもは3歳から5歳までに急激な発達をします。そこで流動刺激が問題となってきます。幼児期は視覚と脳のコンタクトが希薄なので、動かないものや遅い画面が合っています。
 言葉の発達は、聞く→話す→考えるというようになっていきます。つまりしっかり聞き取る事ができないと話す事も発達しないし、思考も発達しません。子どもの耳に届く声は流動刺激のような機械音では駄目で人の生の声、特に親の声(それに代わる大人)が必要なのです。
 乳幼児の心理的特徴は、母子一体感にあります。子の関係の中で心身の安定が図られてその関係の中で安心感、安定感が得られます。それは、親、又は肉親の語りかけです。どんなに優れた機械でもこの母子一体感を作る事はできません。だから絵本をテープつきで与えたりする事は最も困った行為です。
 人間と動物の差は様々な領域で語られますが、人間の脳と動物の脳を比較しても大きな差異があるようです。特に動物進化の過程で突然変異と思われるほど、人間の前頭葉は変化しました。この前頭葉のおかげで人間の脳は様々なイメージ、つまり、想像、創造、の宝庫となっています。これらが通常の刺激によって成長を遂げれば遂げるほど、我慢、忍耐、抑圧、抑止力がつき、集中力も後付けで成長するのに、それが親子の自然的影響ではなく、人為的な流動刺激にさらされるとそれが損なわれてしまいます。過度な流動刺激の中にいると子どもの集中力の根幹が阻害されてしまいます。私達は子どもの環境からこの流動刺激を受けないように守っていきたいものです。
家庭でも勿論ですが、発達を保障するという目的を持った教育の場でテレビを見せたり、機械音で踊らせたり、歌わせたりするという事はとんでもない事です。子どもの耳に容赦なく届き、脳に流れ込む流動刺激が氾濫している社会環境にある今の時代だからこそ、機械音で子どもを教育するという事は、犯罪行為と言っても過言ではないのではないでしょうか。しかし、子どもの置かれている環境に鈍感で勉強不足の為にわからないでいたり、子どもによかれと思ってしているという事もあるようです。しかし、人格の基礎をきずく乳幼児期の子どもの教育に携わる人間として、知らなかったではすまされないのではないかと私は思います。幼稚園、保育園によっていろいろな保育感、保育理念があるでしょう、これこそが正しいというものはないと思いますが、子どもの育ちにとって何が大切か、乳幼児期にはどんな環境が必要かと考えた時、そんなに多くの方法はないと思っています。最も大切な事は人の生の声で語りかけてあげる事のように思います。それがどんなに人間の成長に欠かせないものかを考えてみましょう。皆さん、子どもを流動刺激から守りましょう。子どもの育ちに欠かせない、人間の生の声、特に両親の声を子どもにしっかり届けていきましょう。
 子どもの育ちについて大切な事を講演で聞いたり、本を読んだりして、いつもメモにとっています。その中から皆さんに知ってほしい事を書いてみました。

母親わらべうた
 幼稚園では、保護者の皆さん向けに母親わらべうたを水曜日におこなっています。今年度も年間の計画を立てましたので、お知らせいたします。
・6月15日,7月13日,9月28日,10月19日,12月14日,1月11日,2月22日 の7回になります。
・時間     午後1時より
・場所     みどり幼稚園ホール

 皆さん子ども達のうたっているわらべうたを一緒にうたいたくありませんか。子どもがうたっているけれど、なんてうたっているかわからないと困った方はいませんか、一緒にうたえたらすてきですよね。そんな皆さんの願いを叶えたいと思いまして、母親のわらべうた教室をしております。専門の音学家の蔵田先生に指導していただきます。是非、みなさんふるってご参加ください。わらべうたって大人があそんでも楽しいんですよ。


平成23年度 みどりの指No.9

2011年06月10日 | 行事

保育参観と懇談会
日時
6月21日(火曜日)1組   6月27日(月曜日)5組
6月22日(水曜日)2組   6月28日(火曜日)6組
6月23日(木曜日)3組   6月29日(水曜日)7組
6月24日(金曜日)4組

日程
保育参観 午前10時05分~10時35分
懇談会   午前10時35分~11時30分

今回はクラスごとの参観と懇談会となります。お子さんは通常保育となりますので、保護者の方は懇談会が終了しましたらお帰りいただくことになります。

お願い
1.お子さんが心配しますので、参観時間に遅れないようにご来園ください。
2.お車の方は駐車券を事前に申込、フロントガラスに貼ってください。
3.お子さんに関することその他、どんなことでも、ご意見、ご質問をお願いします。
4.懇談会を通して、父母間、教師と父母との絆がより強くなる機会になることを願っています。
5.会場に入ったら、前列より座ってください。
6.外部の方も多く参加します。せっかく幼稚園が主催なので、前列でしっかり聞きましょう。
7.3歳以上のお子さんは教師がお預かりします、3歳以下のお子さんについては、会場の後ろ又は端に座り、飽きたら外に出て聞いてください。
8.小さいお子さんのいる方に、端の席、後ろの席をお譲りくださるようご協力ください。
講演会
日時 6月16日(木曜日)
演題 『昔話が語る子どもの姿』 
講師 小澤俊夫
プロフィール
   1930年生まれ、日本女子大学、ドイツのマールブルグ大学客員教授、筑波大学副学長を経て、白百合女子大学教授を2001年3月に退官されました。日本口承文芸学会会長、国際口承学会副会長を歴任。グリム童話の研究から出発して、日本昔話の研究や昔話の比較研究を行っている。著書に「昔話が語る子どもの姿」「昔話の語法」「昔話とは何か」訳書にマックスリーテイ著「昔話その美学と人間像」絵本に「かちかちやま」「みるなのくら」「うしかたやまんば」など多数、その他「日本の昔話」全五巻もあります。 又、2007年ヴアルタン・カール財団よりヨーロッパ・メルヒェン賞を受賞されました。

販売する著書
   昔話とは何か               1890
   子どもにとどく語りを           1680
   子どもに送る昔話1.2.4.5.9.10.11.12   各1365
   子どもの場所から                          1475
    絵本
    みるなくら  うしかたやまんば  かちかちやま

   日本の昔話5巻セット


つぶやき

2011年06月06日 | 幼稚園から

 緑が太陽に美しく映えて命溢れる自然が目の前にあります。こんな自然の中に何故子どもを出すのに不安があるのでしょう。植物も動物も人間もこの地球の恵みに命を育む権利があるのに、どうして命が脅かされるのでしょう。生きとし生きるものに自然はいつも優しくもあり、恐ろしいものでもあります。しかし、半分以上は自然を破壊してきた人間の行いが災害を大きくしています。すなわち人災が大きいと思います。まして、今、私達を不安のどん底に落とし入れている原発の事故は、生命をないがしろにした人間の行為が起こしたものです。私達は毎日、目に見えない放射能という怪物に怯え、自分の力では防ぎようのない放射能という敵に立ち向かうすべもなく過ごしています。それもすぐに結果がでるのではない何拾年もの長きに渡り其れが続くのです。
何ともやりきれなく辛い事は、子ども達が将来人間らしく幸せに生きていける為に、何を何すべきかと学習をし実践を重ねてきている自分達が、今一番しなければならないことが見えにくくなってしまったことです。
でも、こんな大人の不安と苦しみの中でも、子ども達は元気に弾ける笑顔を見せてくれています。だから私達は今出来る全ての知恵を使って、子どもを守る努力をしていきましょう。


平成23年度 みどりの指No.8

2011年06月03日 | みどりの指

保育参観と講演会
日時:6月16日(木曜日)
日程:10時05分から10時25分 クラス参観
    10時30分から12時 講演(質疑10分)
1.時間厳守 (参観、講演とも)
2.朝は通常通り、帰りは保護者と帰ります。
3.朝、園バスを利用された方は、帰りも園バスが利用出来ます。
4.幼稚園バスは12時20分出発です。利用される方は玄関に15分には来てください。(時間厳守)

 小澤先生は日本だけでなく世界的にも有名な方です。全国には小澤先生にお話しを聞きたいと、講演してもらいたいと思っても、何年先も予約が一杯で、来てもらえません。みどり幼稚園では1996年から3年おきにきてくださっていて、今回で6回目になります。とても長いお付き合いです。ありがたいことです。何度聞いても、又聞きたいと思う方も多く、今回もみどり幼稚園だけではもったいないと思い、一般の方にもエリートを通して誘いました。さっそくたくさんの申し込みがありますので、保護者の皆さんにおいてはせっかくみどり幼稚園で呼ぶのですから、前列で聞いて欲しいと思っています。席を一般の方と別になっていますので、みどり幼稚園の席に腰掛けてください。

 当日先生の著書を販売いたします。サインもしていただきますので、この機会にご購入ください。

父の日によせて
子どもの育ちに親は、良くも悪くも大きな影響を与えます。親はどう生き、どう育てていけばいいのでしょう。昔は父親の多くが子育ては母親任せというのが一般的だったようですが、今は子育てに参加している父親が多くなってきています。ある学校で「父親の優しさ」ということでのアンケートを取ったところ、①車で何処でも連れてってくれる。②何でも言うことを聞いてくれる。
③怒らないが80%であったそうです。父親の優しさとはこのようなものなのでしょうか。昔の父親は子育ての役割なんて言わなくても、子ども見える所に働く父親の姿がありそれが無言の教育力になった。
 今は仕事が細分化され、社会が複雑になって父親の労働する姿が見えず、休みにゴロゴロしている姿、や、上記①②③のように子どものいいなりの甘い父親のみ子どもに見えているようです。社会に参加して人の為に仕事をしている父親、家族の為にがんばっている父親の姿が見えにくいようです。又、父親が母親のようにとても細かいことを言い、まるで家庭に母親が二人いるような家庭もあるようです。家庭は父と母と言う両性の役割があって子どもが育ちます。父親が子どもの友達と言うのはどうでしょう。大人は子どもになれません、大人は子どもを育てる人です、子どものモデルとなる人です。
 子どもには親として社会の中で生き働いている姿、社会の一員として責任を持って生活していることを伝えていきたいものです。何事にも自分の考えを持ち、真実を求めて不屈、不動の姿勢を大人として示していかないと子どもは何をモデルにして育てければいいのでしょうか。子どもは待ってはくれません。ひとつひとつ気が付いたことから実践していきましょう。お父さんの出番です。子どもとちょっと違う角度で接してみていただけませんか。
 何よりも人生の先人として、子どものモデルになり、子どもに価値観を示し、生きる姿勢を見せていきましょう。
おねがい
書類や集金は必ず、教師にお渡しください。バスの方はバスの常務の教師に、徒歩の方は玄関にいる教師に直接お渡しください。