柴犬りょう。我が家にやってきて14年。
この家の事ならたいていの事(例えば…美味しい物がある所やポカポカな所など)は把握しています。
そして、お気に入りの場所を占領して毎日悠々と過ごしているのです。
しかし、先日、そんなりょうの目の前で異世界への扉が開きました!!
りょう 「こ、これは、異世界へとつながる道…」
突如現れた異世界への階段に戸惑うりょう。
りょうが階段の下で戸惑っている間、異世界では父と母が断捨離作業中。
りょう 「おと~さん、おかぁ~さん!!キュンキュン…」
異世界へと行ってしまった父と母を心配し、元気をなくすシッポ。
そんなわけで、私もりょうを連れて異世界へと旅立つことにしました!
りょうをしっかり抱っこして階段をゆっくり登った先には…
りょう 「ここが異世界…とっても怪しい雰囲気です!!ゴクリ…」
辺り一面に広がる異様な雰囲気に生唾を飲み込むりょう。
母 「これはもう捨てよう…」
りょう 「お、お母さん、ここは危険です。早く元の世界に降りましょう!」
異世界の怪しい力を浴びて、ブレてしまうりょうの顔。
りょう 「りょうは、もう戻ります!早く抱っこしてください。キュンキュ~ン」
ついには泣き出してしまいました。異世界のオーラは犬にはキツ過ぎたようです。
そんなりょうを再び抱っこして、私は元の世界へと戻りました。
そして…
りょう 「ローズさん聞いてください。りょうは異世界へと連れ去られたんです!」
ローズ 「へっ?」
ローズにしっかり報告。
ローズ 「お前…寝ぼけてんのか?あれは異世界じゃなくて屋根裏収納って言うんだぜ。平たく言えば単なる物置きだな。」
りょう 「へっ??」
物知りローズさんからネタばれ~。