アレクセイ・ウチーチェリ監督の新作をやっと見れた。
第二次世界大戦後のロシアを舞台に、機関車に命を掛けた野郎共の生きざまを描いたアクション・ドラマ!(デデンッ
主演は『エネミー・ライン』をはじめハリウッド方面でも活躍しているマッチョ俳優ウラジミール・マシコフ。脇を固めるはロシア版『12人の怒れる男』の陪審員の方々(笑)…というか、アレクセイ・ゴルブノフとセルゲイ・ガルマッシュというロシアの渋い顔が揃いに揃ったキャスティングになっております。
さてさて、本作品の日本での立ち位置はというと、劇場未公開のDVDスルー枠。おまけにセル版(一般販売用)のDVDは無くレンタルのみという手厚…手薄い歓迎。ほんと涙が出てくる。
ですが、実は2010年度のアカデミー外国語映画賞のロシア代表であり、ゴールデングローブ賞ノミネート作という“装飾”は実に豪華な作品だったわけです。
さて、肝心の作品の感想ですが…めっちゃ面白いです。舞台は第二次世界大戦後で、主人公も帰還兵ではあるんだけど、物語の主役となるのは“機関車”! 戦争ドラマでありながら機関士野郎の汗と炭と煙にまみれ、マッチョイズム溢れた血涌き肉踊ってしまうような映画なんですよ。
帰還兵だけに戦地より帰還した主人公が機関士の仕事を始めるわけですが、熱い性格の彼は、同僚などに煽られるとすぐムキになり、挙げ句には機関車のスピードを競いあったりしてしまう。
その機関車によるチェイスシーンが本作の売りでもあるのですが、これがまた本物の蒸気機関車を走らせちゃってるんだからとにかく迫力が凄い!これはぜひスクリーンで拝んでおきたかった(涙)
また、ドラマ部分にも見所は沢山ありまして、主人公がドイツ人女性と恋に落ちるんだけど、当然周りからは非難される。それでガッツリ悩む話なのかと思いきや、当の本人達は強気な姿勢で、ドイツ人女性のヒロインまで男勝りだから良いんだよなぁ…
画としても、主人公(ロシア人)とヒロイン(ドイツ人)が協力して河に橋を繋ぐという、どこか感慨深いシーンもちょこちょこ挿入してくるもんだから、やはり監督のウチーチェリは侮れない。
役者も揃ってるし、なにより本物の機関車によるチェイスシーンは死ぬ前に一度は見ておいてほしいほどの迫力なので、心底お勧めです。また、それが第二次世界大戦直後の街だから、そのあたりの画も素敵なんですよ。
おそらく、今後のロシア映画界を引っ張っていくであろうアレクセイ・ウチーチェリ監督の名前もこの機会にぜひ覚えてくださいねー
第二次世界大戦後のロシアを舞台に、機関車に命を掛けた野郎共の生きざまを描いたアクション・ドラマ!(デデンッ
主演は『エネミー・ライン』をはじめハリウッド方面でも活躍しているマッチョ俳優ウラジミール・マシコフ。脇を固めるはロシア版『12人の怒れる男』の陪審員の方々(笑)…というか、アレクセイ・ゴルブノフとセルゲイ・ガルマッシュというロシアの渋い顔が揃いに揃ったキャスティングになっております。
さてさて、本作品の日本での立ち位置はというと、劇場未公開のDVDスルー枠。おまけにセル版(一般販売用)のDVDは無くレンタルのみという手厚…手薄い歓迎。ほんと涙が出てくる。
ですが、実は2010年度のアカデミー外国語映画賞のロシア代表であり、ゴールデングローブ賞ノミネート作という“装飾”は実に豪華な作品だったわけです。
さて、肝心の作品の感想ですが…めっちゃ面白いです。舞台は第二次世界大戦後で、主人公も帰還兵ではあるんだけど、物語の主役となるのは“機関車”! 戦争ドラマでありながら機関士野郎の汗と炭と煙にまみれ、マッチョイズム溢れた血涌き肉踊ってしまうような映画なんですよ。
帰還兵だけに戦地より帰還した主人公が機関士の仕事を始めるわけですが、熱い性格の彼は、同僚などに煽られるとすぐムキになり、挙げ句には機関車のスピードを競いあったりしてしまう。
その機関車によるチェイスシーンが本作の売りでもあるのですが、これがまた本物の蒸気機関車を走らせちゃってるんだからとにかく迫力が凄い!これはぜひスクリーンで拝んでおきたかった(涙)
また、ドラマ部分にも見所は沢山ありまして、主人公がドイツ人女性と恋に落ちるんだけど、当然周りからは非難される。それでガッツリ悩む話なのかと思いきや、当の本人達は強気な姿勢で、ドイツ人女性のヒロインまで男勝りだから良いんだよなぁ…
画としても、主人公(ロシア人)とヒロイン(ドイツ人)が協力して河に橋を繋ぐという、どこか感慨深いシーンもちょこちょこ挿入してくるもんだから、やはり監督のウチーチェリは侮れない。
役者も揃ってるし、なにより本物の機関車によるチェイスシーンは死ぬ前に一度は見ておいてほしいほどの迫力なので、心底お勧めです。また、それが第二次世界大戦直後の街だから、そのあたりの画も素敵なんですよ。
おそらく、今後のロシア映画界を引っ張っていくであろうアレクセイ・ウチーチェリ監督の名前もこの機会にぜひ覚えてくださいねー