住民の歴史:津高半田山緑道・町内会

町内会結成の頃(1971年~1976年)
緑道を求めた住民運動の記録(1986年~1987年)

4.市、「払い下げは好ましくない」と回答

2022-04-16 01:00:00 | 住民運動

10月18日に市長に出した「要望書」に対し、

11月22日に「回答」を受け取りました。

「協議検討の対象にしている」。

協議検討の内容については、口頭で報告がありました。

1.のり面の払い下げは好ましくない。

2・のり面を埋めることについては、できればそうしてもらいたい。

3.跡地の利用計画は、地元の意見も尊重する。

早速、『緑を守る会ニュース』として町内の全戸に配布しました。

こちらです。

 


5.「のり面は全部緑地に」の陳情書

2022-04-15 01:00:00 | 住民運動

新年を迎えて1987年。

『緑を守る会』では、1月10日、この開発計画で「環境影響評価」の担当をした環境問題の専門家を招き、「緑地の効用について」の講演会を開きました。

いいお勉強になりました(交渉の際の理論武装!)

 

前年の11月22日、市の回答を受け取った際、

「熊谷組からの開発申請は出されてない。

笹が瀬川への水処理や、国道53号の交通などで、問題が残っている」

と聞いていました。

「のり面は売却しない」の確約は得ていませんでしたが、

1月12日、新団地開発に関して市の重要な会議があると聞き、

急きょ、下記『市道の法面は売却することなく緑地として欲しい』の「陳情書」を出しました。

 

これまでの会合や勉強会を通して

「身近な場所での緑地の必要性」が理解できていたので

意思統一は簡単でした。

知恵を集めて、「誰にでも納得してもらえる理由」を書きつけました。

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陳情書(下図)

<要旨>

きたるべき高齢化社会にかんがみ、法面の全面積を緑地または公園にしてほしい。

<理由>

1.防災上、必要

2.車の心配なく歩ける場所が必要

3.半田山ハイツの団地として開発され、桜を植える等、我々とかかわりのある土地である。

など。


6.市が「法面整備計画」の説明会

2022-04-14 01:00:00 | 住民運動

2月13日。

のり面の整備計画について、

市が2つの計画案をもって町内会に説明に来ました。

(前例のない説明会だそうです)

 

法面の現況

 

整備計画案:A

 

整備計画案:B

 

これをたたき台にして町内の意見を出してください、とのことでした。

 

以下の説明です。

1、「市道の道路幅」を、現在の5mから10mに広げる。

2、A案では、緑地の幅は11m

 B案では、緑地の幅は5m

3、両案とも、緑地の「管理道」を新団地側につくる。

4、B案では、緑地の6m幅を業者に渡し、その面積(約3000㎡)は代替地と交換する。

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この2つの案に対しては、疑問と反対意見が続出。

・広い道路は要らない、幅が5mでは緑地とは言えない。

・緑地を削り、広場を作るため代替地と交換するのは疑問。

・全面積を緑地にすれば、その所々でふれあいの場、子どもの遊び場もできる。

 などで、お互いに熱心に対応した説明会でした。

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説明会の内容、そこで出た意見などは、

『緑を守る会ニュース No8』にまとめ、町内各戸に配布しました。


7.「のり面は全部緑地に!」の陳情を報告

2022-04-13 01:00:00 | 住民運動

2月24日に出した陳情書は、要旨

「市道ののりの部分は売却することなく、底地の形を変えずに残し、緑地または公園として欲しい」

でした。

運動の当初からつながりを持ってきた市会議員3名が立会いのもと、

団地住民27名と、

市側から、市長と建設局参与、発指導課長の他に職員数名が出席しました。

 

「緑を守る会」は「最大限、緑地にしてほしい」の意見。

市は「長期的展望に立った構想」で、少しずれがありました。

「今後も具体的な案を出し合って、検討していこう」で了承。

この経緯は、「緑を守る会ニュースNo9」としてコピーし、全戸配布しました。


7_2 補足:のり面と開発地域の略図

2022-04-12 01:00:00 | 住民運動

法面の実際や、その先の開発区域を知ってもらうため、

「ニュースNo9」の裏面には、法面の図(下記)を入れました。

 

 

そして、開発区域との接点についても。

黄緑色がのり、細い赤が水路、黄色から先が新団地です。