飯田線は鉄道ファンの間で名高いローカル線の1つ。以前からぜひ訪れたいと思っていたのですが、関東遠征を機に乗ってみることにしました。
(飯田線についてはWikipediaの解説をドゾー)
西武ドームでの試合を終え、東京駅から夜行列車に乗り込みます。
飯田線の始発駅、豊橋に着いたのは、まだ夜が明けやらぬ4時過ぎのこと。
空が明るくなった頃、飯田線の始発電車がやってきました。
飯田線は200キロ近くにも及ぶ長い路線で、全線を走り通す電車はほとんどありません。この電車も途中の天竜峡止まりです。
豊橋を発車したのは朝6時。最初は開けた平野を走っていきますが、徐々に左右から山並みが迫り、谷あいの風景へと変わっていきます。電車はそんな農村とときおり現れる市街地を結ぶように進み、2時間弱で途中の中部天竜駅に到着します。
中部天竜には、JR東海が運営する「佐久間レールパーク」があり、かつて国鉄・JRで活躍した車両や備品が展示されています。
国鉄時代の駅名板。今では地方の私鉄ぐらいでしか、見かけることがなくなりました。
右にあるのは、列車の先頭を飾ったヘッドマーク。懐かしいドラゴンズのイラストを使ったものもありますね。おそらく、ナゴヤ球場時代の臨時列車に使ったものなのでしょう。
他にもぜひ見たい車両が山ほどあったのですが、時間の都合上今回は断念……
また、いずれ機会を設けたいものです。
中部天竜を過ぎると、線路は天竜川に寄り添って進みます。この辺りは集落らしい集落もほとんどないのですが、にもかかわらず駅がいくつも点在しています。
1日に利用者が数人、いや、そもそもいるのかどうか分からないような駅は「秘境駅」と呼ばれ、鉄道ファンや旅人の旅情を誘っています。
そんな駅の1つが、3県にまたがるこの小和田駅。
辺りを見回しても人家は見つからず、錆び付いた自動販売機が放置されている、寂しい駅です。
車掌がホームに出て、電車を降りる乗客から切符を回収しようとはしましたが、そんな乗客は1人もいません。
もう1つの秘境駅、田本駅に着きました。
この辺りの駅はほとんどが秘境にあるようなものですが、中でも田本駅は断崖絶壁に張り付くようにできた駅で、当然(?)自動車やバイクで駅まで来ることはできません。
それどころか、駅から車道に出るためには細い山道を15分以上かけて通らないといけないなど、およそ考えられない地形条件の中、それでもこの駅は存在し続けています。
田本駅を過ぎても、車窓に映るのは山林と天竜川のみ。
そんな風景がにわかに開けると、天竜峡駅に到着します。天竜峡駅は名前に反して開けた集落の中にある駅で、観光の拠点にもなっています。
そんな名物の一つが、天竜峡下りなのですが……
な、なんでそんなマネキンなんでしょうか……
しかも船頭の顔がコワイ(((;;゜Д゜))))ガクガクブルブル......船頭っていうか仕事人のような表情です(怖
気を取り直して、ここからは天竜峡始発の飯田行に乗って、さらに北上します。先ほどの秘境の雰囲気とは打って変わり、今度は割合開けた盆地を右手に見つつ、電車は快走します。
たった30分にも満たないうちに、飯田駅に到着。
ここからは、飯田線での最後の電車になる上諏訪行で、岡谷まで出ることになります。
電車の右手にそびえる南アルプス。左手には中央アルプス(民家が迫っていることが多いせいか、ほとんど車窓からは見えませんが)。
残り少ない南信州の夏。電車は一駅一駅丁寧に止まりながら、ひたすら北上します。
飯田線の終点辰野を通り、中央本線との乗り換え駅となる岡谷に到着。今回の旅の目標は達成です。
ただ、帰りの時間のこともあり、今回はただ「乗り通す」だけになってしまったのが、かえすがえすも残念なところ。
次回は佐久間レールパークによったり、誰も来ない秘境駅でただ時間を過ごしてみたりと、飯田線の本当の楽しみ方をしてみたいところです。
(飯田線についてはWikipediaの解説をドゾー)
西武ドームでの試合を終え、東京駅から夜行列車に乗り込みます。
飯田線の始発駅、豊橋に着いたのは、まだ夜が明けやらぬ4時過ぎのこと。
空が明るくなった頃、飯田線の始発電車がやってきました。
飯田線は200キロ近くにも及ぶ長い路線で、全線を走り通す電車はほとんどありません。この電車も途中の天竜峡止まりです。
豊橋を発車したのは朝6時。最初は開けた平野を走っていきますが、徐々に左右から山並みが迫り、谷あいの風景へと変わっていきます。電車はそんな農村とときおり現れる市街地を結ぶように進み、2時間弱で途中の中部天竜駅に到着します。
中部天竜には、JR東海が運営する「佐久間レールパーク」があり、かつて国鉄・JRで活躍した車両や備品が展示されています。
国鉄時代の駅名板。今では地方の私鉄ぐらいでしか、見かけることがなくなりました。
右にあるのは、列車の先頭を飾ったヘッドマーク。懐かしいドラゴンズのイラストを使ったものもありますね。おそらく、ナゴヤ球場時代の臨時列車に使ったものなのでしょう。
他にもぜひ見たい車両が山ほどあったのですが、時間の都合上今回は断念……
また、いずれ機会を設けたいものです。
中部天竜を過ぎると、線路は天竜川に寄り添って進みます。この辺りは集落らしい集落もほとんどないのですが、にもかかわらず駅がいくつも点在しています。
1日に利用者が数人、いや、そもそもいるのかどうか分からないような駅は「秘境駅」と呼ばれ、鉄道ファンや旅人の旅情を誘っています。
そんな駅の1つが、3県にまたがるこの小和田駅。
辺りを見回しても人家は見つからず、錆び付いた自動販売機が放置されている、寂しい駅です。
車掌がホームに出て、電車を降りる乗客から切符を回収しようとはしましたが、そんな乗客は1人もいません。
もう1つの秘境駅、田本駅に着きました。
この辺りの駅はほとんどが秘境にあるようなものですが、中でも田本駅は断崖絶壁に張り付くようにできた駅で、当然(?)自動車やバイクで駅まで来ることはできません。
それどころか、駅から車道に出るためには細い山道を15分以上かけて通らないといけないなど、およそ考えられない地形条件の中、それでもこの駅は存在し続けています。
田本駅を過ぎても、車窓に映るのは山林と天竜川のみ。
そんな風景がにわかに開けると、天竜峡駅に到着します。天竜峡駅は名前に反して開けた集落の中にある駅で、観光の拠点にもなっています。
そんな名物の一つが、天竜峡下りなのですが……
な、なんでそんなマネキンなんでしょうか……
しかも船頭の顔がコワイ(((;;゜Д゜))))ガクガクブルブル......船頭っていうか仕事人のような表情です(怖
気を取り直して、ここからは天竜峡始発の飯田行に乗って、さらに北上します。先ほどの秘境の雰囲気とは打って変わり、今度は割合開けた盆地を右手に見つつ、電車は快走します。
たった30分にも満たないうちに、飯田駅に到着。
ここからは、飯田線での最後の電車になる上諏訪行で、岡谷まで出ることになります。
電車の右手にそびえる南アルプス。左手には中央アルプス(民家が迫っていることが多いせいか、ほとんど車窓からは見えませんが)。
残り少ない南信州の夏。電車は一駅一駅丁寧に止まりながら、ひたすら北上します。
飯田線の終点辰野を通り、中央本線との乗り換え駅となる岡谷に到着。今回の旅の目標は達成です。
ただ、帰りの時間のこともあり、今回はただ「乗り通す」だけになってしまったのが、かえすがえすも残念なところ。
次回は佐久間レールパークによったり、誰も来ない秘境駅でただ時間を過ごしてみたりと、飯田線の本当の楽しみ方をしてみたいところです。
>マネキン
担当者に「他に無かったんか?」と・・・。
マネキンに関しては、純和風の顔をしたのがなかったのかも知れません。
にしても、ほかにやりようはあったと思うんですが、ねぇ(^^;;)