普段ならファイターズ関連のイベントなど期待するべくもない関西。ですが、お正月に梨田監督のトークショーがあると聞き、行ってみることにしました。
トークショーの会場は、大阪・近鉄百貨店の阿倍野店。梨田監督のトークショー自体は、ファイターズ監督就任前から毎年行っていたそうです。
会場の前に着くと、とんでもない行列になっていてびっくり。
本当に入れるのかという気すらしてきたのですが、聞けば午後3時半からのお笑いの入場待ちでした_| ̄|○
なんでも、昨年のM-1で優勝したNON STYLEが出るのだそうで、12時過ぎに着いた時点ですでに満員とのこと。そりゃま当然と言えば当然ですが、差がつくなぁ(苦笑)
とはいえ、梨田監督のトークショーもそれなりの人気。さすがに札止めにはなりませんでしたが、それでも400人近くは確実に入っていました。あるいは、それ以上かも。
定刻を2,3分まわった辺りで、トークショーがスタート。まずは、梨田監督の登場です。
ゲストには一部で情報の混乱があったようですが中田が登場。
もう一人のゲストは、タレントで社会人野球・新日本石油ENEOS大久保監督の奥様の大東めぐみさん。
大久保監督は元大阪近鉄の選手で、梨田監督の広報を務めたこともあり、今でも交流が続いているのだそうです。
司会の方も交え、トークコーナーのはじまりです。
まずは、昨年1年を振り返ってのコメント(ここからは、当日のメモを基にまとめた発言要旨も紹介していきます)。
梨田監督「やっと1年が終わったという感じ。V2・日本一も達成したチームを率いるということで、プレッシャーもあった。
CS進出で最低限の仕事は果たせたと思うが、あとダルがもう1試合投げられるようにできていれば、優勝できたとは思う。」
梨「〔北京五輪の影響について〕五輪の時期にスレッジが故障したのが痛かった。
打線は弱かったが、選手はよく頑張ってくれた。
〔話題はダルビッシュのことに〕ダルはかっこよすぎる。彼が投げている時は、マウンドにはいかないようにしている。腰の位置が違うから(苦笑)
それに、発言が大人。北京五輪前のロッテ戦で、五輪前なのでいい調子で送り出したかったし、途中で交代させようと思っていたら、完投してしまった。
ダルの息子も男前。気分が悪いぐらい(笑)子どもらしくない子どもだ」
中田「自分から見てダルビッシュさんはお兄ちゃんのような存在。生活面など、常に叱られている」
「〔去年1年について〕キャンプの時点では、高校のままの気分だった。なめていたと思う。キャンプで思ってた以上に打てたので、いけると思ってしまった。
ただ、去年1年は自分のためになった。実力不足や生活面など、問題があるのが分かった」
梨「キャンプで何発も柵越えを打ってしまったので勘違いもあったが、気がついてよかった。
去年身体を絞った方がいいと言った時には『問題ない』と言っていたが、体重を落とす必要が分かったようだ。
去年のトークショーの時はぶよんぶよんだったのが、今年はスマートになっている。
〔去年のトークショーで中田について『いい素材だが、相当大きな壁に当たる』とコメントしたことについて聞かれ〕
その通りになった。もし一軍で使ったとして、間違ってホームランでも打ったら天狗になるかも知れなかった。
一軍に上げない理由はいつか気がつくと思っていた。今年の時点で熟成したというには早いが、去年1年で成長した。
梨「去年引退した清原からサイン入りのバットをもらったとき、清原が一緒に手紙を渡してくれた。
手紙には『僕の後継者は中田翔です。よろしくお願いします』と書かれてあった」
中「去年はファンの期待に応えられなかった。だが、今年は自身がついているし、そういう姿を見せていければと思う」
梨「去年1年で、骨折している時にバットボーイをするなど、いい経験をしている。サングラスをしていたのは良くなかったが(笑)
ただ、去年の秋季キャンプでは毎日早出特守に励んでいた。守備が下手でも頑張っていれば、本人だけではなく、コーチも育つ」
〔話題は新日本石油ENEOSから……〕
大東「都市対抗で優勝した時には、梨田監督からお祝いの電話を頂いた。私が事故で骨折した時も心配してくれた
去年はスポニチ杯・都市対抗で優勝できたが、日本選手権を逃した。今年こそ三冠を達成したい」
梨「〔ENEOSからMLB入りする田澤について〕大久保監督は『なぜ日本のプロを経験させずにメジャーに送るのか』と結構言われたようだ。私も電話した一人だが(笑)」
〔さらにWBCの話題へ・候補に入ったダルと稲葉について〕
梨「稲葉は年齢的なことを考えると、我慢してあげてもとは思う。ただ、チームを引っ張ってくれる最高の選手だし、心配はしていない。
ダルは調整が心配だが、普通で行けば開幕投手はダルと言っていい」
〔ファイターズ新戦力について〕
梨「二岡はショートで金子誠との競争になる。中田は三塁のスタメン争い。小谷野、場合によってはショートから回った二岡との競争にもなる。
抑えの候補には久、建山もいれば、ダースや菊池もいる。ダースはカーブとチェンジアップがいいし、菊池は147~150キロが出せる。固定するより、状態や相手の打順で使っていきたい。
ドラフト1位の大野は、チームをまとめる力があるし、肩もいい。今年すぐには無理でも、来年、再来年に出てくれくれればいい。
捕手は仕事が非常に多いポジションだし、いいドラフトができた」
〔今年の目標について〕
中「ファンの期待に応えられるように努力して、カッコいいところを見せたい。
ホームランは20本だけじゃなくて、もっと上を狙いたい」
梨「今年はレベルの高いペナントレースになる。中田が一軍に上がって、刺激を与えてくれると嬉しい。
目標は、札幌ドームで最後まで試合をすること。そのためには、優勝が条件になる。優勝して近鉄百貨店でバーゲンができればいい(笑)」
走り書きのメモと記憶を頼りに書いたので、怪しい部分は多々ありますが、大体こんな感じの話だったと思います。
トークコーナーに続いては、抽選会が行われました。商品は梨田監督が実際に使用したサイン入り帽子や、
中田のサイン入りバット、梨田監督・中田のサイン色紙に、ファイターズ2009年カレンダー、こちらももちろんサイン入りです。
残念ながら私は当たりませんでしたが(苦笑)
最後は「応援してくれるファンの期待にこたえたい」という中田の言葉もあり、1時間近くに及ぶトークショーはお開きとなりました。
個人的には、中田が「期待に応えたい」という言葉を繰り返していたのが印象に残りました。
昨年の「プレイバック・ファイターズ」で来年期待の選手第1位になった中田。周囲の期待を感じることも多々あるのでしょう。まして、尊敬する清原からの後継者指名、大いに意気込んで当然です。
とはいえ、あまりプレッシャーを背負うのも考えもの。まずは一歩ずつ、大砲への道のりを歩んでほしいですね。
一方の梨田監督。選手起用等でリップサービス気味の発言もありましたが、基本的にはチーム内競争を煽る方向性が見てとれました。ファイターズの現有戦力を考えれば、これは妥当な考えでしょう。
ポストシーズンまで札幌を盛り上げることができるか、今から楽しみです。あとは近鉄百貨店がホントにバーゲンをするかどうかですが、どーもやりかねない勢いを感じたり[;;0J0]
トークショーの会場は、大阪・近鉄百貨店の阿倍野店。梨田監督のトークショー自体は、ファイターズ監督就任前から毎年行っていたそうです。
会場の前に着くと、とんでもない行列になっていてびっくり。
本当に入れるのかという気すらしてきたのですが、聞けば午後3時半からのお笑いの入場待ちでした_| ̄|○
なんでも、昨年のM-1で優勝したNON STYLEが出るのだそうで、12時過ぎに着いた時点ですでに満員とのこと。そりゃま当然と言えば当然ですが、差がつくなぁ(苦笑)
とはいえ、梨田監督のトークショーもそれなりの人気。さすがに札止めにはなりませんでしたが、それでも400人近くは確実に入っていました。あるいは、それ以上かも。
定刻を2,3分まわった辺りで、トークショーがスタート。まずは、梨田監督の登場です。
ゲストには
もう一人のゲストは、タレントで社会人野球・新日本石油ENEOS大久保監督の奥様の大東めぐみさん。
大久保監督は元大阪近鉄の選手で、梨田監督の広報を務めたこともあり、今でも交流が続いているのだそうです。
司会の方も交え、トークコーナーのはじまりです。
まずは、昨年1年を振り返ってのコメント(ここからは、当日のメモを基にまとめた発言要旨も紹介していきます)。
梨田監督「やっと1年が終わったという感じ。V2・日本一も達成したチームを率いるということで、プレッシャーもあった。
CS進出で最低限の仕事は果たせたと思うが、あとダルがもう1試合投げられるようにできていれば、優勝できたとは思う。」
梨「〔北京五輪の影響について〕五輪の時期にスレッジが故障したのが痛かった。
打線は弱かったが、選手はよく頑張ってくれた。
〔話題はダルビッシュのことに〕ダルはかっこよすぎる。彼が投げている時は、マウンドにはいかないようにしている。腰の位置が違うから(苦笑)
それに、発言が大人。北京五輪前のロッテ戦で、五輪前なのでいい調子で送り出したかったし、途中で交代させようと思っていたら、完投してしまった。
ダルの息子も男前。気分が悪いぐらい(笑)子どもらしくない子どもだ」
中田「自分から見てダルビッシュさんはお兄ちゃんのような存在。生活面など、常に叱られている」
「〔去年1年について〕キャンプの時点では、高校のままの気分だった。なめていたと思う。キャンプで思ってた以上に打てたので、いけると思ってしまった。
ただ、去年1年は自分のためになった。実力不足や生活面など、問題があるのが分かった」
梨「キャンプで何発も柵越えを打ってしまったので勘違いもあったが、気がついてよかった。
去年身体を絞った方がいいと言った時には『問題ない』と言っていたが、体重を落とす必要が分かったようだ。
去年のトークショーの時はぶよんぶよんだったのが、今年はスマートになっている。
〔去年のトークショーで中田について『いい素材だが、相当大きな壁に当たる』とコメントしたことについて聞かれ〕
その通りになった。もし一軍で使ったとして、間違ってホームランでも打ったら天狗になるかも知れなかった。
一軍に上げない理由はいつか気がつくと思っていた。今年の時点で熟成したというには早いが、去年1年で成長した。
梨「去年引退した清原からサイン入りのバットをもらったとき、清原が一緒に手紙を渡してくれた。
手紙には『僕の後継者は中田翔です。よろしくお願いします』と書かれてあった」
中「去年はファンの期待に応えられなかった。だが、今年は自身がついているし、そういう姿を見せていければと思う」
梨「去年1年で、骨折している時にバットボーイをするなど、いい経験をしている。サングラスをしていたのは良くなかったが(笑)
ただ、去年の秋季キャンプでは毎日早出特守に励んでいた。守備が下手でも頑張っていれば、本人だけではなく、コーチも育つ」
〔話題は新日本石油ENEOSから……〕
大東「都市対抗で優勝した時には、梨田監督からお祝いの電話を頂いた。私が事故で骨折した時も心配してくれた
去年はスポニチ杯・都市対抗で優勝できたが、日本選手権を逃した。今年こそ三冠を達成したい」
梨「〔ENEOSからMLB入りする田澤について〕大久保監督は『なぜ日本のプロを経験させずにメジャーに送るのか』と結構言われたようだ。私も電話した一人だが(笑)」
〔さらにWBCの話題へ・候補に入ったダルと稲葉について〕
梨「稲葉は年齢的なことを考えると、我慢してあげてもとは思う。ただ、チームを引っ張ってくれる最高の選手だし、心配はしていない。
ダルは調整が心配だが、普通で行けば開幕投手はダルと言っていい」
〔ファイターズ新戦力について〕
梨「二岡はショートで金子誠との競争になる。中田は三塁のスタメン争い。小谷野、場合によってはショートから回った二岡との競争にもなる。
抑えの候補には久、建山もいれば、ダースや菊池もいる。ダースはカーブとチェンジアップがいいし、菊池は147~150キロが出せる。固定するより、状態や相手の打順で使っていきたい。
ドラフト1位の大野は、チームをまとめる力があるし、肩もいい。今年すぐには無理でも、来年、再来年に出てくれくれればいい。
捕手は仕事が非常に多いポジションだし、いいドラフトができた」
〔今年の目標について〕
中「ファンの期待に応えられるように努力して、カッコいいところを見せたい。
ホームランは20本だけじゃなくて、もっと上を狙いたい」
梨「今年はレベルの高いペナントレースになる。中田が一軍に上がって、刺激を与えてくれると嬉しい。
目標は、札幌ドームで最後まで試合をすること。そのためには、優勝が条件になる。優勝して近鉄百貨店でバーゲンができればいい(笑)」
走り書きのメモと記憶を頼りに書いたので、怪しい部分は多々ありますが、大体こんな感じの話だったと思います。
トークコーナーに続いては、抽選会が行われました。商品は梨田監督が実際に使用したサイン入り帽子や、
中田のサイン入りバット、梨田監督・中田のサイン色紙に、ファイターズ2009年カレンダー、こちらももちろんサイン入りです。
残念ながら私は当たりませんでしたが(苦笑)
最後は「応援してくれるファンの期待にこたえたい」という中田の言葉もあり、1時間近くに及ぶトークショーはお開きとなりました。
個人的には、中田が「期待に応えたい」という言葉を繰り返していたのが印象に残りました。
昨年の「プレイバック・ファイターズ」で来年期待の選手第1位になった中田。周囲の期待を感じることも多々あるのでしょう。まして、尊敬する清原からの後継者指名、大いに意気込んで当然です。
とはいえ、あまりプレッシャーを背負うのも考えもの。まずは一歩ずつ、大砲への道のりを歩んでほしいですね。
一方の梨田監督。選手起用等でリップサービス気味の発言もありましたが、基本的にはチーム内競争を煽る方向性が見てとれました。ファイターズの現有戦力を考えれば、これは妥当な考えでしょう。
ポストシーズンまで札幌を盛り上げることができるか、今から楽しみです。あとは近鉄百貨店がホントにバーゲンをするかどうかですが、どーもやりかねない勢いを感じたり[;;0J0]
「詳しい内容を知りたいなあ」と思っていたので、
ルパートさんがこうしてUPしてくださって嬉しいです。
ありがとうございました!
ナッシーの、「優勝して近鉄百貨店でバーゲンができればいい」という言葉にウケました(爆)
報道だと清原の話とか、開幕投手の話が主に取り上げられていたんで、
それ以外の部分をお伝えできればと思いつつ、書いてみました。
当日までは行こうかどうしようか迷う部分もあったんですが、
行ってみて本当に良かったです♪
えー、さて、外部から見た公ですが、去年なんだかんだで鎌ヶ谷組を大量動員したのがありますんで、この点がポイントになるでしょうね。その上で、中田のポジションが決まるかと。
ま、覚えていても億劫な性格なので行っていたか怪しいもんですが(^^;
それでいくとルパートさんのレポートがあって非常に助かりました!
ありがとうございます!
しかしゲストにダルでも呼んでいたら、NON STYLEにも勝てたかもしれませんね~。
中田ではまだまだ、そこまでの集客効果はないということでしょうか(笑)
その中で中田が上がる場面も十二分に考えられます。
ただ、元の期待が大きい分、中途半端な形では上げにくいですし、
まずはキャンプ、その先にはオープン戦での猛アピールを求めたいですね。
新宿でのトークショーも、かなりの厳戒態勢だったようですし。
それはそれで見たかったわけですが(笑)