
東日本大震災の影響で、仙台を遠く離れた甲子園で行われることになった鷲檻3連戦。
複雑な思いはありますが、関西パファンとしてはしっかり見届けたいところ。都合で日曜の試合のみになりましたが、観戦に行ってまいりました。

タイガースグッズショップ「アルプス」前。普段の試合前なら阪神ファンでごった返すところ、この日はショップ前に設けられたイーグルスグッズ販売コーナーが賑わっています。

甲子園球場前の試合案内。ここに楽天対オリックスとあると、どうしても不思議な感じがしますね。

1塁側にある室内練習場前では、ラズナーと永井が募金活動を行っていました。つくづく、非常事態の中での試合開催なのだ、ということを痛感します。
ともあれ、野球は野球です。来た以上は楽しんで帰るものです。
普段の甲子園なら、日曜日は満員札止め。当日券が出ることはまず考えられません。ですが、この日はバックネット裏から外野まで、どの席も選び放題。
さんざ悩んだ末、こんな機会はないのだから(ある部分では、二度とあってもらっちゃ困る)、普段なら座れないような席を取ろう!と、思い切ってみることにしました。

というわけで、清水の舞台から飛び降りてみました。ビジター寄りではありますが、かなり前の方の席です。

プロ野球では久々の甲子園球場。お昼ご飯は定番の甲子園カレーに、チーズのトッピングを頼んでみました。

練習中のイーグルスの選手たち。甲子園は前の方の席だとグランドレベルぐらいの高さになるので、臨場感が違います。

当然、オリックスの選手はもっと間近に見えます。

クラッチーナも、文字通り目の前まで来ます。

そしてクラッチ……太った?かなりお腹が出てきたように見えるんですが[;;0J0]

国歌演奏で整列するイーグルスの面々。

一方のオリックス。どん様がこんなに間近に!

後ろをぐるっと取り囲むリボンビジョン。甲子園で仙台の広告を見るのも不思議な感じです。ただ、これが仮に仙台だったとしても、市のガス局がなんの宣伝をするんでしょうね?

さてさて、試合開始です。こちらが今日のスタメン。

この日はパ6球団の予告先発すべてに、期待の若手投手の名前が並びました。で、イーグルスの先発は2年目の戸村。

オリックスは高卒3年目の西。どちらもプロ初勝利を目指しての登板です。

試合は早速初回に動きます。イーグルスの先頭打者松井稼が二塁打を放つと、送りバントと犠牲フライで1点。両チームとも打線が分厚いだけに、乱打戦の予感も頭をよぎりました。

ところが、ここから両チームの打線とも、相手先発を打ちあぐねます。イーグルスは西の勢いに押され、2回から6回まで外野に打球すら飛ばない状況。

対するオリックス。戸村の制球がイマイチなこともあり、四球やヒットで走者は出るのですが、さらにつなげることができません。終盤まで1-0、予想とは一転して投手戦が続きます。

オリックスのラッキー7。阪神戦の時は、ビジター応援席がレフト上段になるのですが(巨人・ロッテ戦除く)、この日は一番前まで来ています。そもそもの人数も、だいぶ違うような。

ここでイーグルスが先に継投に動きます。6回まで無失点ながら4四球の戸村を下げ、2番手に美馬を投入しました。
しかしこの美馬、まさおから「ダックスフント」と言われたそうですが、この体型、確かに言い得て妙です←失礼

さておき、美馬は7回表を難なく抑え、イーグルスのラッキー7です。クリムゾンレッドに染まった甲子園のライトスタンド。こんな日が来るとは思いもよりませんでした。

1塁側アルプスもご覧の通り、ほぼ赤一色。白の風船もありますが、これはこれでイーグルスのものだったような。

3塁側ですらこうです。もっとも、中には表の攻撃でも風船をあげた人もいるかも知れませんが……

今回の3連戦が甲子園で行われた理由は皆さんご存知の通りですし、その意味では、この3連戦も、続く神戸でのうちとの3連戦も、「決してあってはならなかった」ものです。
ですが、仙台を一時離れる以外に選択肢がなかった以上、大事なのはその離れた先でイーグルスの試合が盛り上がること。
それを考えれば、これだけ多くの観客がやってきたことは率直に素晴らしいと思いましたし、ある種の感動も覚えながら、あり得ない色に染まった1塁側を眺めていたのでした。

その7回が終わり8回表。2イニング目の美馬が突如乱れます。檻先頭の坂口にヒットを打たれ、森山のボテボテのゴロが内野安打になると、続く後藤のヒットで同点とされ、戸村の勝ちが消えてしまいます。

ここで美馬は降板となり、3番手片山が登板。左のT-岡田との対決です。

片山の投球に合わせられなかったT-岡田。最後は片手打ちで力ない打球を上げてしまったのですが、これが深く守っていた外野の前に落ちて勝ち越しタイムリーに。
さらに北川のタイムリーにスンヨプの犠牲フライも出て、オリックスが一挙4得点を奪いました。

こうなるとオリックスは盤石の逃げ切り態勢です。裏には2番手平野が登場、1イニングを完璧に抑えます。

9回にはイーグルスの4番手として佐竹がマウンドに上がります。佐竹は坂口に当てたものの、後は難なく切って取り、反撃を待ちます。

そのイーグルスの前に立ちはだかったのが、守護神の地位を確立した岸田。鉄平・山に連打を許すものの、後続打者には変化球でタイミングを狂わせます。

最後は岩村・中村の連続三振でゲームセット。

オリックスが逆転勝ちで、連敗を3で止めました。

ちなみにこの日の観客数。大々的なチケットのプレゼント企画があったようで、このうちどのぐらいが有料入場者なのかは分かりません。
ですが、仙台では理論上不可能な観客数を記録できたこと自体は良かったのではないでしょうか。今週末は神戸での3連戦。同様の盛り上がりを期待したいところです。
複雑な思いはありますが、関西パファンとしてはしっかり見届けたいところ。都合で日曜の試合のみになりましたが、観戦に行ってまいりました。

タイガースグッズショップ「アルプス」前。普段の試合前なら阪神ファンでごった返すところ、この日はショップ前に設けられたイーグルスグッズ販売コーナーが賑わっています。

甲子園球場前の試合案内。ここに楽天対オリックスとあると、どうしても不思議な感じがしますね。

1塁側にある室内練習場前では、ラズナーと永井が募金活動を行っていました。つくづく、非常事態の中での試合開催なのだ、ということを痛感します。
ともあれ、野球は野球です。来た以上は楽しんで帰るものです。
普段の甲子園なら、日曜日は満員札止め。当日券が出ることはまず考えられません。ですが、この日はバックネット裏から外野まで、どの席も選び放題。
さんざ悩んだ末、こんな機会はないのだから(ある部分では、二度とあってもらっちゃ困る)、普段なら座れないような席を取ろう!と、思い切ってみることにしました。

というわけで、清水の舞台から飛び降りてみました。ビジター寄りではありますが、かなり前の方の席です。

プロ野球では久々の甲子園球場。お昼ご飯は定番の甲子園カレーに、チーズのトッピングを頼んでみました。

練習中のイーグルスの選手たち。甲子園は前の方の席だとグランドレベルぐらいの高さになるので、臨場感が違います。

当然、オリックスの選手はもっと間近に見えます。

クラッチーナも、文字通り目の前まで来ます。

そしてクラッチ……太った?かなりお腹が出てきたように見えるんですが[;;0J0]

国歌演奏で整列するイーグルスの面々。

一方のオリックス。どん様がこんなに間近に!

後ろをぐるっと取り囲むリボンビジョン。甲子園で仙台の広告を見るのも不思議な感じです。ただ、これが仮に仙台だったとしても、市のガス局がなんの宣伝をするんでしょうね?

さてさて、試合開始です。こちらが今日のスタメン。

この日はパ6球団の予告先発すべてに、期待の若手投手の名前が並びました。で、イーグルスの先発は2年目の戸村。

オリックスは高卒3年目の西。どちらもプロ初勝利を目指しての登板です。

試合は早速初回に動きます。イーグルスの先頭打者松井稼が二塁打を放つと、送りバントと犠牲フライで1点。両チームとも打線が分厚いだけに、乱打戦の予感も頭をよぎりました。

ところが、ここから両チームの打線とも、相手先発を打ちあぐねます。イーグルスは西の勢いに押され、2回から6回まで外野に打球すら飛ばない状況。

対するオリックス。戸村の制球がイマイチなこともあり、四球やヒットで走者は出るのですが、さらにつなげることができません。終盤まで1-0、予想とは一転して投手戦が続きます。

オリックスのラッキー7。阪神戦の時は、ビジター応援席がレフト上段になるのですが(巨人・ロッテ戦除く)、この日は一番前まで来ています。そもそもの人数も、だいぶ違うような。

ここでイーグルスが先に継投に動きます。6回まで無失点ながら4四球の戸村を下げ、2番手に美馬を投入しました。
しかしこの美馬、まさおから「ダックスフント」と言われたそうですが、この体型、確かに言い得て妙です←失礼

さておき、美馬は7回表を難なく抑え、イーグルスのラッキー7です。クリムゾンレッドに染まった甲子園のライトスタンド。こんな日が来るとは思いもよりませんでした。

1塁側アルプスもご覧の通り、ほぼ赤一色。白の風船もありますが、これはこれでイーグルスのものだったような。

3塁側ですらこうです。もっとも、中には表の攻撃でも風船をあげた人もいるかも知れませんが……

今回の3連戦が甲子園で行われた理由は皆さんご存知の通りですし、その意味では、この3連戦も、続く神戸でのうちとの3連戦も、「決してあってはならなかった」ものです。
ですが、仙台を一時離れる以外に選択肢がなかった以上、大事なのはその離れた先でイーグルスの試合が盛り上がること。
それを考えれば、これだけ多くの観客がやってきたことは率直に素晴らしいと思いましたし、ある種の感動も覚えながら、あり得ない色に染まった1塁側を眺めていたのでした。

その7回が終わり8回表。2イニング目の美馬が突如乱れます。檻先頭の坂口にヒットを打たれ、森山のボテボテのゴロが内野安打になると、続く後藤のヒットで同点とされ、戸村の勝ちが消えてしまいます。

ここで美馬は降板となり、3番手片山が登板。左のT-岡田との対決です。

片山の投球に合わせられなかったT-岡田。最後は片手打ちで力ない打球を上げてしまったのですが、これが深く守っていた外野の前に落ちて勝ち越しタイムリーに。
さらに北川のタイムリーにスンヨプの犠牲フライも出て、オリックスが一挙4得点を奪いました。

こうなるとオリックスは盤石の逃げ切り態勢です。裏には2番手平野が登場、1イニングを完璧に抑えます。

9回にはイーグルスの4番手として佐竹がマウンドに上がります。佐竹は坂口に当てたものの、後は難なく切って取り、反撃を待ちます。

そのイーグルスの前に立ちはだかったのが、守護神の地位を確立した岸田。鉄平・山に連打を許すものの、後続打者には変化球でタイミングを狂わせます。

最後は岩村・中村の連続三振でゲームセット。

オリックスが逆転勝ちで、連敗を3で止めました。

ちなみにこの日の観客数。大々的なチケットのプレゼント企画があったようで、このうちどのぐらいが有料入場者なのかは分かりません。
ですが、仙台では理論上不可能な観客数を記録できたこと自体は良かったのではないでしょうか。今週末は神戸での3連戦。同様の盛り上がりを期待したいところです。
色々な物を味わった投手が多かったですね。
野球場の魅力を感じるには、日本で間違いなく一二を争う球場なのですが、
プロ野球の公式戦が始まってしまうと、一部の人たちを除いて、
世界一居心地の悪い球場になってしまうのですから、
不思議なものです。
天然芝といい照明のカクテル光線といい、絶景なんですけどね……。
今回の場合は理由が理由だけに、決して手放しで喜べないのですが、
願わくば、そして事情が許せば、阪神が絡まない試合の開催が増えれば良いと思います。
いつか「甲子園でワニを食べるオフ」なんて出来たら面白いんですけどね。
問題は、メニューにいつまで残っているか、ですが。(笑)
去年あたり敵チームで、
中継ぎで出てきて、ファイターズが全然打てなかった、
可愛い♪って評判の投手が
『にしくん』っていったんですけど
彼ですか?
気持ち良さそーな笑顔で投げてましたね
(^O^)
普段のプロ野球だと、球場の良さにそぐわない人が多いのは残念ですよね。
そちらもリニューアルできなかったのかと(嘆息
>ワニ
どうしてもパリッシュを思い出してしまう(涙
マートンがフロリダの出身だったんですね。
初回に先制されて、どうなるかと思ったんですが、
そこから崩れることなく投げ続けたのは感心しましたよ。