稲葉、小谷野、陽、糸井が三井ゴールデングラブ賞獲得

■　4選手が三井ゴールデン・グラブ賞を受賞（公式・2012年11月8日）

　4選手が受賞してどうこうよりも、中田が選ばれなかったことで落胆しているファンが多かったりして。
　いや、捕殺数は確かに多いとは思うんですが、守備のイメージが投票者に浸透しなかったのでしょうか。

　さておき、稲葉はこれまで外野手として4度受賞していて、一塁手としては初の受賞。今では一塁手のイメージも完全に板につきました。
　小谷野は2年ぶり3度目。知らないうちに失策が2ケタになってましたが、それでも守備率はリーグ1位、得票数もダントツでした。サードって大変なんですね。
　さらには岱鋼が初受賞。しかも糸井をわずかに抑えて、全部門で得票数リーグトップですよ。
　当初センターコンバートを不安視する向きはありましたが、って私もそうですが、気がつけば普通以上に守れるようになってました。打球が飛んだら怖くて見られなかった時代が嘘のようです。
　しかも、北海道移転以来センターにはSHINJO→森本→糸井と、人材的に妙な磁場があると言われたものですが、その辺もどうやら継承しているようで、なんともはや。
　そしてその岱鋼にセンターを譲った糸井は4年連続4回目の受賞。実質的にはライトで初受賞ですが、外野手としてはもはや常連と言っていいぐらいです。
　ただ、そんな一流選手の風格をまるで感じさせないのが糸井の糸井たるゆえん。ってか、「スーパーライト」って……本人なりに考えたのでしょうが。
　ともあれ、この感じだとポスティングの噂は噂だけだったと考えて良さそうで、その点は安心しました、と言えばいいのでしょうか。

　今や非常にぜいたくなことに、受賞者が出ることが珍しくもなんともなくなってしまった感じはありますが、それでも4選手にとっては名誉なこと。おめでとうございます！