NPBによるオープン戦試合記録配信がないことによる当ブログの影響に関して

■　【ＮＰＢ】前代未聞！オープン戦で記録配信できず（報知・2013年2月8日）

　この件は以前から一部で話題になっていましたが、最終的にオープン戦の試合記録を配信しないことが決まったようです。
　報知の記事には事務局長のコメントも掲載されていますが、これを素直に受け取る人がいたとしたら、世間を知らないか、人の発言を批判的に検討する能力が欠けているか、いずれにせよ完全な馬鹿でしょう。
　NPBの態度は、本エントリ執筆時点（報知の記事から20時間以上経過！）で公式サイト上で詫びるどころか、なんの告知も行っていないことが如実に表しています。
　また、「公式戦に向けて最大限の努力をする」とありますが、努力だけならどんな間抜けでもできる。そもそも、確実に配信できるのなら「努力」などという言葉が出てくる余地はありません。
　つまりこれは「公式戦で配信できる保証はない」ことの言い逃れと断ずるよりほかないのです（むろん、論理上は配信が可能となることもあり得るのですが）。
　ただいずれにせよ、現時点で確実なのは、今季のオープン戦でNPBが記録配信を行わないことです。

　そして問題は、試合記録配信による影響です。NPBがデータ配信を行わないとなると、報道各社や各球団がどうやってスコア速報等を出すのかが気になります。場合によっては速報が行われないこともあるかも知れません。
　そうなると、非常に遺憾ながら当ブログも無関係ではいられません。私も流石にすべての試合を観ているわけではありませんし、試合短信執筆の際には各種報道・速報を頼っているからです。
　もしそれら報道・速報に支障が出れば、試合短信のネタが少なくなるか、最悪無くなってしまうこともあり得ます。むろん、報道以外の情報源をもとに執筆することも検討してはいますが、どこまでできるかは未知数です。

　とはいえ、ですね。NPBのせいで書けないってのは、もの凄く癪に障るんですよ。

　それに、当ブログの発足は2004年。いわゆる「球界再編問題」の真っ只中です。それから8年半近くの当ブログの歴史は、いうなればNPBの無能と無策の歴史と隣り合わせなわけです。
　何が言いたいかというとですね、NPBがまた醜態を晒したところで、珍しいことでも何でもないし、そんなことで更新が止まるぐらいなら、とうの昔に止まってるわいさ、ということです。
　というわけで、当ブログではオープン戦期間中も可能な限り、通常体制に近い形での更新を試みます（他に切迫した事情でも出てきた話は別ですが）。
　ただし、現時点ではどういう形になるかは分かりません。NPBのデータがなくても普通に書けるかも知れませんし、そうでないかも知れません。
　で、後者の場合、試合について確たる情報が得られるまで更新を大幅に遅延させたり、ただでさえ薄っぺらい内容を簡略化することはあり得ます。
　この点、極めて遺憾なのですが、ご理解いただければ幸いです。