にわか日ハムファンのブログ記念館

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フィンランド・エストニアの旅(7) 蒸気船ウッコペッカでナーンタリへ

2011-01-15 09:40:46 | さすらいブロガー旅情編
 フィンランド・エストニア旅行記7回目です。これまでのエントリはまとめエントリでどうぞ。

 3日目の朝です。ゆうべは十分過ぎるほど休んだので、疲労回復、どころかかえって眠いぐらいです。
 ただ、今日は今回の旅行最大のイベント、ムーミンワールド訪問が控えています。早起きして、この日もホテルの朝食をがっつり頂きました。
 ここでも朝食はバイキング形式ですが、これがなかなかうまい。中でも気に入ったのは大麦のおかゆです。フィンランド語でなんていうのか聞いとくべきでした。
 調子に乗って食べ過ぎたぐらいでしたが、とにもかくにも部屋に戻り、支度をしてチェックアウト。重い荷物は預かってもらえるので、軽装備でムーミンワールドへ出発です。



 ホテル前にバスが来ました。このバスで蒸気船ウッコペッカ号の乗り場に向かいます。途中各所でお客さんを拾い、10分ほどでアウラ川の岸壁に着きました。
 蒸気船は旅行社を通じて予約しているので、あとはバウチャーを見せて切符を買うだけですが、切符売り場が見つからない。どこにも表示が出ていないのです。
 それらしい建物を見回したあげく、人が集まっているところを見つけて聞いてみると、そこが売り場でした。



 ここです。どう見てもカフェです。ともあれ、無事に切符を買うことはできました。



 蒸気船ウッコペッカ号。「ペッカおじさん」という意味だそうです。



 もっと大きい船かと思っていましたが、意外とかわいらしいですね。甲板では船長さん(たぶん)がパイプをくゆらしています。イメージ通りの西洋の船です。
 船は船室のほか、2階のデッキにも座席があります。外の風景を眺めたいので、デッキに上がることにしました。



 こちらは船が浮かぶアウラ川から見た、トゥルク市街地南部の様子。中心部とは違い、比較的新しい住宅が並んでいます。



 川にはヨットがちらほら。こんなところでアヒルちゃんがぷかぷかしてたら楽しいでしょうね。



 船尾から街を眺めました。遠くに大聖堂の尖塔が見えます。



 突如、ものすごい音の汽笛が。しばらくすると、船はゆっくりと動き始めました。



 帆船スオメン・ヨウッセン号。「フィンランドの白鳥」というだけあって、優美な姿をしています。



 奥の方に見える煙突。上から1・1・2・3・5・8・13・21・34・55と数字が並んでいます。
 なんの数列だろうと考えてみたら、1からスタートして、直前の2つの数字を足していったものですね。最初は1、次は0(数字がないので)+1=1、以下1+1=2、1+2=3、2+3=5、...となります。
 ただ、なぜそれが煙突に記してあるのかは謎ですが……



 何のモニュメントかは分かりませんが(鯨の尾ビレ?)、きれいなので思わず撮ってしまいました。



 河口近くに来ました。ここは造船所のようですね。



 昨日訪れたトゥルク城が見えてきました。



 こうしてみると、トゥルク城が東西(画像では左右)に長い造りをしているのが分かります。トゥルクは西側が海に面しているので、海から城への侵入に対して守るためなのでしょう。



 もうすぐ海です。振り返ってトゥルクの街を見ました。すぐそこで消防署が訓練をしているようです。奥の方には大聖堂。トゥルクの目印になっていますね。



 海に出ました。と言っても、出たのは内海のバルト海。天気が良いこともあって波は穏やかです。



 トゥルクの海岸線からそう遠くないところに、いくつもの島々が浮かんでいます。「森と湖の国」と言われるフィンランドですが、この辺は「森と島々の国」かも知れません。
 島の中には人が住んでいなさそうなものもありますが、中にはこうして桟橋があり、ヨットが並んでいるものもあります。
 おそらく島に常住しているのではなくて、休みの時期にヨットで渡ってきて、別荘で過ごすのでしょう。いいなぁ。



 船室に降りてみました。外の空気を楽しみたい人が多いのか、船室にはあまり乗客はいません。



 船室にはバーもありますが、ちょっとヒマそう。



 再びデッキへ。そろそろナーンタリが近づいてくる頃です。



 途中大きな橋をくぐります。



 この橋をくぐれば、ナーンタリはもうすぐ。



 教会が見えてきました。ナーンタリです。



 9時半に出発して予定では2時間のところ、15分ほど早くナーンタリの港に着きました。



 のんびりした蒸気船の旅はここまで。いよいよムーミンワールドです!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふぃぼなっちさん! (アルビレオ)
2011-01-15 17:03:49
もしかしてフィンランドの人?と思ったらイタリア人だった。
謎ですねー
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アルビレオさん (ルパート・ジョーンズ)
2011-01-15 17:32:43
正直に言います。フィボナッチ数という概念自体が頭から抜けてましたorz

あの煙突がある建物を撮った写真を拡大してみると、
「トゥルク・エネルギー」と書いてあるように見えました。
イタリア系の企業という気もしませんし、不思議ですねぇ。
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