Runway17

~ Good Luck ANA Boeing 747

ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -4日目 ラストフライト-

2011年07月28日 | JAL Boeing747


-ここまでのお話-
ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -1日目-
ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -2日目-
ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -3日目-

あれから5ヶ月が経ちましたが、アップしていなかったので...


2011/2/28 JALジャンボラストフライトの日。
有終の美を飾るのは41年間飛んだホノルル線。


成田からの到着を迎えるため、まだ暗いうちにタクシーで空港へ。




ラストフライトはJL75便。


搭乗手続きを済ませ、カメラをセットし到着を待ちます。
朝日を浴びるアロハエアカーゴの737。


ホノルルへ到着した最後のJAL747。




搭乗ゲートはとてもにぎやかでした。










乗客による寄せ書き。私もメッセージを書き込みました。


お別れのレイをつけてもらったジャンボ。


ラストフライトに選ばれたshipはJA8089。
機内からのこのアングルもこれで最後。


機内で機長から配られたラストフライト搭乗証明書。


成田に到着すると、JAL大西社長とたくさんのスタッフがジャンボを迎えてくれました。
奥に見えるのは那覇からの国内線ラストフライトを終え成田に到着したJA8087。


ドア横に貼られたデカール。
みんなタッチしてました。




ありがとうジャンボ!



ちなみに、このフライトはマイルを使って飛びました。
ホノルル線で現地1泊だと割引運賃が使えないので正規料金になってしまいます。
往復40万はさすがにありえないので、
半年ぐらい前からずっと特典航空券のキャンセル待ちを入れておいたのですが、
全然取れる気配がなくあきらめていたところ、
なんと1週間ちょっと前になって取れました!

しかも使ったマイルはキャンペーン適用でたった32,000マイル!
1マイルあたり10円以上というレートでとっても有意義な使い方ができました。
(まぁ、普通は1泊2日でホノルル行かないと思うけど...)

ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -3日目-

2011年03月08日 | JAL Boeing747
3日目というか、正確には2日目、2/27の夜。


チェックインカウンターで荷物を預け入れ、
昨日も来たJALファーストクラスラウンジへ。


シャワールームでシャワーを浴びた後、マッサージサービスを受けました。
今回の旅でこれが利用できたのは大きかった。
かなりリフレッシュできました。

残念ながら、4月からは平JGC会員になってしまうので、
利用できるのもこれで最後...


これから搭乗するジャンボJA8089を眺めながら、
いつものビーフカレーをいただきました。
この眺めも最後です。


搭乗ゲートでは機長が乗客にあいさつ。
41年間運航したジャンボが、今日と明日のフライトを最後に引退することが告げられると、
何も知らなかった乗客たちもたくさん写真を撮っていました。

シートは2階席。最後のアッパーデッキです。
このフライトはチャーター便だったグアムと違って、
定期便のため落ち着いていました。
夜行便のため夕食の後は機内の照明が落とされます。

帰りはラストフライトになるので、
最後の「いつもの様子のジャンボ」だと思い、
到着前に機内を少し撮らせていただきました。
もちろん、他の乗客の迷惑にならない範囲で...


非常口周辺のスペースが非常にゆったりしているのもジャンボの魅力。


アッパーデッキへの階段。


アッパーデッキのギャレー。
この便のクルーが、現地に1泊して、明日のラストフライトも担当するということでした。
折り返し便は翌朝9時なので、現地ではだいたい着いたら昼寝して、
夕食のためでかけるぐらいで、また寝るだけとのことでした。



ホノルルに近づくにつれ、夜明けを迎えます。
アッパーデッキの窓から見る朝焼け。


ホノルル到着は2/27の朝7時。
2/27がまた朝に戻ってしまいました!

この後入国審査なのですが、
この旅に出るにあたって懸念していたことがありました。
それは、グアム(アメリカ)を2/27の昼に出国して、
ハワイ(アメリカ)に2/27の朝入国するという、
普通ではなかなかありえないと思われる状況になってしまうことです。

「何しにきた?」
「観光だ。」
「何日間?」
「1泊だ。」
「1泊?何のために?」
「JALジャンボのラストフライトに乗るためだ。」
「は?」
「...」
「それは何か特別な飛行機なのか?」
「41年間運航したボーイング747が引退するんだ。知らないのか?」
「そうなのか... 今年1月にも来ているようだが?」
「その時はそれが最後だと思っていたが直前でラストフライトがとれたから来たのだ」
「...」

という感じのやりとりをした上、
パスポートの過去の入国スタンプを一通りチェックされて、
通してもらえました...

さすがにグアムとホノルル両方飛んだ人は少なかったようです。
月刊エアラインのカメラマンさんにはお会いしましたが...


その後、折り返しの離陸を撮るために、
空港内某所の撮影ポイントへ。
海外の空港には日本ではあたりまえの展望デッキが基本的にありません。

ここはオフィシャルには撮影が許可されていないらしく、
長時間いると、
「許可をとっているのか?なければ飛行機を撮影してはいけない。」
と注意されます。


ハワイアン航空の767-300ER。


ハワイアン航空の717-200と、アロハエアカーゴの737-200。


大韓航空の747-400。
この他にもチャイナエアラインやデルタ航空がジャンボを運航している。
他のエアラインが飛ばせるのに、なぜJALは引退させなければいけないのか。
そう、それは明らかにジャンボのせいではないのだ。



到着から約2時間後、成田への折り返し便がタキシングを始めました。


リーフランウェイへ向けて進むジャンボ。この姿ももう明日を残すのみ。


テイクオフ。



この後、エアポートシャトル(往復15$の乗り合いバス)でホテルへ。
ホテルに着いたのはまだ10時頃だったので、
荷物を預けて街へ出るつもりだったのですが、
空室を用意してもらうことができ、チェックインできてしまいました。

シャワーを浴びたら一気に疲れがでてきて、爆睡。
夕方目が覚め、食事に出ただけでホテルに戻り、
明日のラストフライトに備えて早めに眠りました。
クルーと同じような過ごし方になってしまった。
(ハワイでも何も観光できませんでした!)


さぁ、いよいよ明日はホノルルを41年間飛んだJALジャンボのラストフライトです!


4日目へ続く...

ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -2日目-

2011年03月07日 | JAL Boeing747
2/27、いよいよグアム当局全面協力により実現した歴史的なショーが始まります。


朝8時にホテルを出発。
撮影ポイントは制限区域内のため、預け入れ荷物はホテルで回収され、
バスに乗る前にパスポートとセキュリティチェック。
全てのバスの出発準備が整ってから、警察のバイクが先導し一斉に移動開始。

しばらく乗ってから気付いたのですが、
途中信号が赤でも一度も止まりませんでした。
全ての交差点で警察が交通規制をし、ツアーバスを最優先で通していたのです。
物々しい雰囲気に、興奮が高まります。


20分ほどで会場に到着。
本当に滑走路のすぐそばでした。

曇りがちな空で、会場で待っている間に2回程強いスコールがあり、
その度にテントに避難しました。
クラシックジャンボ退役のときの下地島での雷雨が思い出されましたが、
ジャンボがタキシングを開始するとぴたっとやみ、太陽が出てきました。



タキシングを始めたジャンボ。





ここから先は夢中でシャッターを切り続けました。
ほんの一部ですが撮影した写真をご紹介します。






"cleared for take off"



"gear up"



"set heading 243"



"abeam check"



"cleared to touch and go"


















タッチアンドゴー2回、ゴーアラウンド1回の後、
もういちどタッチアンドゴー、そしてフルストップ。
わずか30分余りのショーは、あっと言う間に終わりました。




興奮も覚めやらぬままに空港ターミナルへ移動。
搭乗の前にはランプエリアに降りて機体を撮影することができました。
曇り空になってしまったのが残念でしたが、
間近でジャンボの大きさを実感できました。


帰りの便名はJL8744。


クルーたちのサイン。


ジャンボに向けて搭乗ゲート前に飾られた大きなケーキ。

たくさんのグアムのスタッフに見送られ、JA8088はグアムの地を後にしました。
離陸後しばらくして、機長からのアナウンスが。
「みなさまへのプレゼントとして、これからタッチアンドゴーのコースを一周します。」
なんと乗客を乗せたままタッチアンドゴーのコースを飛んでくれたのです。
ゴーアラウンドでエンジン全開にしたときの音と振動は鳥肌モノの興奮でした。
乗客全員拍手。


記念品のポストカード、ステッカー、ストラップ。


Aコンパートメントの様子を最後に。
コックピットが2回にあるジャンボならではの空間。

現行塗装になったジャンボの一号機として、
長い間JALの顔として活躍した機体JA8088は、
このフライトがラストとなりました。


成田に到着。
この便のクルーは、機長もCAもみんな最後のジャンボ乗務ということで、
着陸後には涙ぐんでいました。

ジャンボとのお別れに相応しい内容の、本当に充実したツアーでした。
(グアムは全く観光してないので、今度機会があったら行こうかな...)


さて、普段なら荷物を受け取ったあとは京急の改札へと進むのですが、
今回向かった先は...


JALのチェックインカウンター。
そうです、これからもう一度チェックインし、
JALジャンボ最後の地、ホノルルへ向かいます。


3日目へ続く...







ありがとうジャンボ JAL747最後の4日間 -1日目-

2011年03月06日 | JAL Boeing747
いよいよJALジャンボとお別れする旅に出るときが来てしまいました。
2/26、「JALPAK×JTB×JAL The Final Touch Down ~ありがとうジャンボ~ グアム2日間」へ出発。


成田空港へはいつも普通列車で行くのですが、
今回始めて新型スカイライナーを利用してみました。


とっても快適で、これなら成田もあんまり遠くないと感じられるかも。
ただ、思ってたよりシートが薄くて固かったような。
普通運賃+1,200円の価値があるかは微妙かなぁ。


成田空港到着。
まずはJALパックのカウンターで搭乗券を受け取るのですが、
カウンターが3つしかなく長蛇の列。


搭乗券を受け取って、JALカウンターでチェックインを済ませたら、
出国審査の前に展望デッキへ。
本日の搭乗機、JA8088。


グアム行きチャーター、便名はJL8747。


ファーストクラスラウンジから。
かつてはここから見える機体は全てジャンボだったという。
今は777や767ばかり。








往復のPICは、747-400Dラストフライトで案内役として乗客を楽しませてくれた沢木機長。


機内食はジャンボを模した創作海老フライ!
自分で翼やエンジンをセットするようになっていました。


食べるのがもったいなかったクッキー。


グアム国際空港到着。


到着後バスで宿泊先のホテルニッコーグアムへ移動し、
ホテル内のイベント会場へ。
このツアー、グアムの街へは一切出ませんでした!


機長がボーイング747について解説。
ちなみに707の由来は主翼の後退角の三角関数からきているそうです。


JALにおける747の歴史。


そして明日のメインイベント、タッチ&ゴーについての解説。


ここが撮影ポイントになるという。
Runway06Rのタッチダウンポイントのすぐ横。
こんな場所でジャンボを撮れるなんて!


ツアーに同行した航空写真家の伊藤久巳さんが
身振り手振りを交えて撮影のコツを解説。


その後ビュッフェディナー。

JALグアム支店の人によると、南から嫌な雨雲が迫ってきているとのこと。
明日の晴天を祈りながら、早めに眠りにつきました。


2日目に続く...