電話相談深夜担当日記 5

2015-07-03 16:25:42 | ヘルパーのお仕事
先週の木曜日 深夜担当の穴埋めに入った
また 今週末も入れてしまった…


先週の電話は六本
死にたい人というのは必ずいる
よくよく話を聞いていけば
死にたいというのは
逃げたい とか 変わりたい という言葉の
代替なのだと理解できてくる

ただ 多剤処方による副作用で
倦怠感や脱力感無力感に襲われている人も少なくない
彼らには闇からの声のように死が襲ってくるようだ
怖くて死にたくないのに 引き込まれてしまう感じを受ける
そのように気づいている人はいいが
病識 というか副作用の自覚のない人は
自分の副作用の症状に振り回されてしまう

なかなかつらいものがある
ひたすら 眠気を あるいは朝を一緒に待つ

先週の電話は そういったタイプ(精神疾患の方々)の他に
仕事に対する悩みを抱えている人が二人いた
偶然 介護関係で私の悩みなどとリンクして
ついつい 話し込んでしまった
知的障害の方々の対応は難しい
厳しさはどこかでいじめに変わってしまいやすい
介護したり援助する側が しっかりした倫理観を持っていないと
取り返しのつかないことになる
知的障害の施設長と名乗る人の話は
詳細はここには書ききれないが
本当に胸のつまるものであった

この駄文のはじめに 死について少し書いたが
私は誰でもが 生を望んでばかりではないと思っている
いろいろな理不尽さを取り除いたとしても
やはり 死を求める人というのは 必ずいると思う
当然 自死するかしないかは別にして…

死を考え続けていること
それは ある意味で大事なことなんだろうと
電話をとるたびに感じている


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2 コメント

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死と生 (PT)
2015-07-07 00:01:07
久々にmixi開いて姐さんの日記に会えました。

死について、死に方とか、いつするの?とか痛いの痛くないのとか、[自死もありじゃない]の立場から聴くと、話し手が返って冷静になっちゃうってことは何回かありました。

ただ、自分は、自殺とかむかつく、最終的には無理、って気持ちなので、基本的に共感の部分は嘘で聞いてます。良くないね。

電話出来る体力ある相談者って一番危ういですよね。姐さんは最前線にいますよね。自分の気持ち削られすぎないように!
返信する
おひさしぶり! (姐さんです(笑))
2015-07-07 00:35:24
おお!PTくん!!
お元気でしたか
そしてコメントありがとう

応対の自分なりのマニュアルってありますよね
こちらも 自分なりの考えとかあるから
共感ばかりもしてられないよね

でも 何て言うのかなあ…
そう思ってるあなたと こう思ってる私が
互いに今を感じあってる 存在を確認しあってる…みたいな?
そんな感じは 大事にしたいなと思っています


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