翌朝 お寺のお勤めに参加させていただいてお経を聞き
まだ朝の日が柔らかい時間に奥の院まで歩いた
大きな木に囲まれた空間には 柔らかいけれど厳粛な空気があふれていた
前日にたくさん歩いて浄罪したためだろうか
宿坊で一人写経をしたせいだろうか
朝からお経を聞いたせいだろうか
いろんな理由はつくかもしれないけれど
ほんとうは理由などどうでもよくて・・
とにかく なんともいえない感動で心が満たされた
私は 信心深い人間であるとは思っていないけれど
人の心は 時おり何らかの大きな力によって
無垢な状態にリセット(あるいはワープ)できるのだと思った
この感動は 快感にも近いと感じた
宇宙を人間の体でたとえるなら
肉の部分が胎蔵界で 精神の部分が金剛界であると
すごく簡単なたとえを聞いたことがある
もちろん そんなに単純でない難しい哲学があることは知っている
でも 私のような凡夫には すごく納得のいく説明だった
そして 実際初日の山登りは まさに体の浄化
二日目の奥の院参拝は精神の浄化となった
どちらもあってこそ私なのだと思った
そして 浄化された私は
あっという間に現実界に戻って
いつもの私になってしまったけれど
それもまた 私なのだろうと思った
(写真は金剛界にある寺院の門前に咲いていた 秋明菊 ・・とてもきれいだった)
一歩一歩踏みしめる山登りの感触とか、朝の空気の冷たさまで、こちらに伝わってきます。
yumiさんは、時間を有効に、大事に使っているなといつも感心しています。
後半、説明してくれた職人さんが屋根の親方さん、それも31歳と分かって、おばちゃん連中から質問攻めでした。
樹皮を剥ぎ取って、10年後にまた剥ぎ取れるそうです。初めてでしたので、楽しい見学会になりました。
時間の使い方がうまいというか・・・せっかちなんだと思います
あと 欲張りなんだと思います^^;
修復現場のお話 ありがとうございました
佐々木さんがいたんじゃ? 笑
桧皮葺は やはり品があっていいですね
浜島先生の勉強会で 以下のことを教えていただきました
木材の選択について・・・
1 曲げの強さ(しなやかさ)・・・加工にどれだけたえられるか
2 圧迫への強度(木の密度)・・・組まれた時の加重にどれだけたえられるか
3 水への強さ・・・水はけのよさ
この3点のバランスのよいのが檜なんだそうです
欅などは檜よりも圧力に強いそうですが
水にすごく弱いらしいです
日本の多湿にあった材として檜がいいのでしょうね
古建築はたのしいですよね~~~