もし私が 誰かにずっと見られていて
それが誰かわからなかったとしたら
不安や恐怖に包まれた毎日を過ごさねばならぬだろう
精神の病気をお持ちのK子さんと関わりだして
「普通」と「普通じゃないもの」の間を
私は行き来しているような感覚を味わっている
その日も 誰かが入ってくるのが怖くて
お風呂に入れない一晩を過ごしたと言う
誰が聞いたって ありえっこないことを
実際 彼女はそうリアルに感じているのだから
そのことを否定してしまったら その否定感がまた不安を呼び
彼女の不安はますます収まり場所がなくなる
ベッドでうつぶせになりながら
「ねぇ あなた おばけっているかしら
昨日 なくした鍵がぽとんと胸に落ちてきたの・・・気持ち悪かったわ
鎌倉のお寺巡りなんてつれっていってもらったから
私は ほんとはあじさいなんか見たくなかったし
お墓ばかり見てきて こんなことになっちゃったと思うの」
とか細い声で 私に尋ねてくる
ポケットからベッドに鍵が落ちただけじゃないですか
お寺巡りしたって おばけなんてついてきませんよ
そんな一般論は彼女には通用しない
私はおばけを見たことがないから いるかいないかわからない
とりあえずは 鍵がみつかってよかったけど
なんだか 気持ち悪いですよね
そんなことを伝えながら 彼女の世界にちょっととどまってみる
しばらくは 彼女の世界の中で過ごすのだけれど
そのようにばかりしていたら やはり
現実の流れからもっと遠くなっていくような気がして
私は気が気ではなくなる
どこでもどり どこで入ったらいいのか
そもそも 私はどこの住人なのか・・・
私は どっちに入り どっちに戻るのか・・・
自分自身の居場所が わからなくなってくる
心の世界は 摩訶不思議である
それが誰かわからなかったとしたら
不安や恐怖に包まれた毎日を過ごさねばならぬだろう
精神の病気をお持ちのK子さんと関わりだして
「普通」と「普通じゃないもの」の間を
私は行き来しているような感覚を味わっている
その日も 誰かが入ってくるのが怖くて
お風呂に入れない一晩を過ごしたと言う
誰が聞いたって ありえっこないことを
実際 彼女はそうリアルに感じているのだから
そのことを否定してしまったら その否定感がまた不安を呼び
彼女の不安はますます収まり場所がなくなる
ベッドでうつぶせになりながら
「ねぇ あなた おばけっているかしら
昨日 なくした鍵がぽとんと胸に落ちてきたの・・・気持ち悪かったわ
鎌倉のお寺巡りなんてつれっていってもらったから
私は ほんとはあじさいなんか見たくなかったし
お墓ばかり見てきて こんなことになっちゃったと思うの」
とか細い声で 私に尋ねてくる
ポケットからベッドに鍵が落ちただけじゃないですか
お寺巡りしたって おばけなんてついてきませんよ
そんな一般論は彼女には通用しない
私はおばけを見たことがないから いるかいないかわからない
とりあえずは 鍵がみつかってよかったけど
なんだか 気持ち悪いですよね
そんなことを伝えながら 彼女の世界にちょっととどまってみる
しばらくは 彼女の世界の中で過ごすのだけれど
そのようにばかりしていたら やはり
現実の流れからもっと遠くなっていくような気がして
私は気が気ではなくなる
どこでもどり どこで入ったらいいのか
そもそも 私はどこの住人なのか・・・
私は どっちに入り どっちに戻るのか・・・
自分自身の居場所が わからなくなってくる
心の世界は 摩訶不思議である
そのオバケとお友達になれたり、見守ってくれているんだと思えれば気楽だろうに・・・
オバケ=気味悪い、怪しい、という方程式だと怖いよね・・・
夢によく故人がでてきますねぇ
(これは私の恣意な解釈からくるものか・・)
また 感じることもあるんですけどね
おおむね彼らは いろいろ私を助けてくれるので
怖いと言う感覚はないんです
K子さんは 実際に見ているんだろうか・・・
私には なんともいえないんですが
彼女はマイナスに捉えていますね
悪いことと結びつけたがる感じがしますから・・
ひまさん お返事遅れてごめんなさいでした