私だって・・

周りの人が立派に見える時は　自分に自信がなくなっている時
自分に自信がなくなっている時は　疲れている時
疲れて自信がなくなる時は　心が疲れている時・・・・かな？

いつだって　周りの人のこと　すごいなぁと思うのだけれど
自分の身と比べてしまって自分をついつい卑下してしまう感じ
そんな感じで周りの人をうらやましがるのは　小さな自己否定かな

小さい時　よく布団に包まって背を向けた母の枕元で
泣きながらごめんなさいを繰り返していた
母は怒るとよく　布団にもぐりこんでしまった
私自身が原因だったのだろうけれど　きっと時おりは　
母の八つ当たりの場所に子供を使ったこともあったろう
自分が　自分の子供にそういうことをしてしまってきたから
今なら　あの時の母の布団もぐりこみの理由が少しはわかる
母のご機嫌取りを知らず知らずにしていたのかな
大人の顔色におびえる　ちょっとかわいくない子だったな　私・・

母の家をとうとう貸す時がやってくる
一年間　母の家の中に入っては　荷物の多さに愕然としていた
春の賃貸移動の時期を逃してしまうと　借り手さんがつかないので
一気に　家の中のものを片付けることにしたのだ
あれこれ大事なものは親戚と分けた
それでも　まだまだ多くのものがあって　到底私の家の中には入りきらない
不用品引取り屋さんやリサイクルショップに頼んで
思い切って　棄てていかなければならない
この数日　その手配やら　準備やら　部屋の後片付けやらをしているのだけれど
なんともいえない　むなしさがこみ上げてきて　どうも気持ちがいけない・・

今朝犬の散歩をしながら　いろいろなことを思い返していた

去年の今日　義父が倒れて入院して
それから母が倒れて　怒涛の二ヶ月があったのだった
そんないろいろなシーンが心にわきあがってきた
あれから一年　親が死んでも　ずいぶんさばさばしてるねなんて
友達に言われたるもしたけど・・・

母の物欲が嫌いだった
それらを今　棄てようとしている私・・・
天国の母は　また布団に包まって背を向けてるんだろうな
母の慣れ親しんだものたちを　片付けている今の自分が
無性に悲しくて　悲しくて　
昔みたいに（今は心の中でだけど）　母にごめんなさいを繰り返していた



そういえば　先週あたり　毎日　父と母の夢を見ていた
二人とも　何をするでもなく　私の少し向こうにいた
こちらを見てはいなかった・・・
二人は何か　私に言いたかったのかしら・・・

そんなことも思い出されて　やけに感傷的になって
今朝の散歩は　涙が出て止まらなかった

やっぱり　ちょっと心が疲れてるな　
そんな時だって　あるよね・・・