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昨日の続き
もしも 日付けが変わってしまい、シンデレラのドレスが元のボロ服に戻り
馬車がカボチャに
御者がネズミに戻ってしまっても
王子のシンデレラに対する一目惚れは不動かどうか
それはそれ
王子の結婚相手を選びましょうという舞踏会なのだし
その会場に 魔法だかなんだか知らんが ボロ服でいる、という事自体が許されないだろう
直ちに追い出されるのはもちろん、無礼であろうというわけでどういう運びになるかわかったものではない
舞踏会がなければ そしてシンデレラがそこに行けなければ出会いはなかったであろうから、魔法使いの登場は必要だった
舞踏会という場が 可能性であると同時に壁でもあるのだ
ボロ服では行けませんものね
どうやらボロ服着てるという事で シンデレラは貧しい者だという印象を塗りたくられているようだが(え. そんな事ないって?)継母とその連れ子たちのイジメによりボロ服しかない_すると舞踏会へは行けない_という塞がれた可能性を魔法使いのヘルプで開くことに成功した、その結果のめでたしめでたしなのであって、状況が変わったのであり 立場・身分は別に変わってないのだ
ことほどさように 『イジメ』とは酷いことで、魔法をつかわなければ そこから出られないくらい決定的な絶望なのである
「魔法使いのおばあさんに助けて貰ったんだからズルい(。ì _ í。)自分の力じゃないじゃない。堂々と、そうよホントは金持ちの娘なんでしょ。じゃあ いいじゃない堂々といつもの服で舞踏会に行きなさいよ。貴女はアナタなんだから、何着てたってアナタが貴女なんだから!!」
待てって。ボロ服着て行ったらお城に入れて貰えませんってば
「(๑´• ₃ •̀๑)まあ… じゃどうしたら……」
知らねーよ
(わかったかね
シンデレラに対して〔貴女は『アナタ』だ〕と畳み込むように言っただろう
その『アナタ』とはいったい 何者のことだろうか…
それに何の関係もない他所の国の話に、いったい何 怒ってんだか。どこからともなく何の脈略もなく スーっと現れて王女ですんで当然ですとばかりに幸福になる この方は、そもそもどこから来た何者なのだろうか
)
あんた、白雪姫の継母の持ってる鏡さんか?
「٩(°̀ᗝ°́)و『あんた』って何よ、無礼者め。言葉に気をつけなさい!私を誰だと思っていますか。あんたこそせっかく私が仕込んだ毒をリンゴから消したでしょう。どーしてくれんのよっ 白雪姫が死んだように眠り込まないじゃないの!」
いや どのみち それだと王子様が通りがかって助けるし、お前、白雪姫が眠り込んでる間に何しょうとしてんの
(ね。このどこぞの国の王女様は丸ごと変な存在だ
全てのお姫様ストーリーで暗躍するトリックスターか?
あっ
もしかして、《魔法使いのおばあさん》って、ワタシか?えっ 魔法使えたら嬉しいけどな)
「こっ…この私に対して『お前』ですって!この無礼者め無礼者めヽ(≧Д≦)ノ」
なんかだんだん存在感がくっきり
🍎
リンゴは賞味期限切れでフカフカだったけどまあまあ美味しかったですわよ
なんなんだ、この人魚姫のお話しでは身分立場が服着てるだけみたいだった無理やりにこじつけたみたいな登場の王女様は
やはり、人魚姫を苦しめる為だけに作者が尽力したそういう登場人物としか思えないが、或いは、今頃作者もびっくりなのではないだろうか
白雪姫は小人達と人生ゲームして遊んでいる…
バトルはどうやら王女様とシンデレラらしい
その後のシンデレラなんてワタシは知らんよ