タカラ「日本特急旅行ゲーム」

静岡オフの時のネタです。
しかし鉄っちゃん（鉄道マニア）の成分、「鉄分」が含まれていない方には
とてもつまらない記事になっていると思います。（笑）


ボードゲームの「日本特急旅行ゲーム」、製品としては昭和54年発売です。
鉄っちゃんにはよく知られたボードゲームです。
私が小学生の時に友人が持っていて一緒に遊んでいました。

ちょっと前、千葉の友人と話していたときにこのゲームの話になり、
「まだ持ってるよ」ということで、今回持ってきてもらったのでした。
小学生の時からの再会で涙でそうになりましたよ。（笑）


ゲームの遊び方は、まず最初に旅のコースが書かれたカードを選ぶ。
東京出発。そのカードに書かれた8つの駅を全て回る。
最後に東京に戻る。一番最初に戻った人の勝ち。



これが盤面。日本地図に国鉄（笑）の路線図、主要駅が書かれている。
日本海部分に書かれた表は現在時刻が書かれ使える特急が書いてある。



これが旅のカード。ピンボケですまぬ。
祭りの旅、味の旅、などいろいろある。
カードの裏面に日本各地のその旅のテーマにそった8つの駅が書かれている。



特急券各種。自分のいる所が特急の路線で、先の時刻で使える特急ならば、
この特急券を使って乗ることができる。もちろん断然に早い。
東北新幹線も無い、北海道へは青函連絡船という時代のゲームなので、
すでに廃止になった懐かしい特急列車もたくさんある。（笑）

基本的には人生ゲームのようなルーレットを使用するスゴロク。
ただ、それぞれ選んだ旅のカードで目的地は全員違う。
時刻を見て使える特急を選び、自分の目的の駅を目指す。

ハプニングカードというのがあり、地図で色分けされた、
関東地方とか東海地方、と地域をまたがって通った場合に引くカードで、
そのカードに書かれたことを実行しなければならないのです。

このカードの内容がまた理不尽な内容で、
たとえば、特急使わずに鈍行で東北地方に行こうとしているのに、
「忘れ物を思い出した、長崎に行く」というカードが出て、
その瞬間に九州にすっ飛ばされるもの。
「誰か一人好きな場所へ移動できる」というカードで、
絶対に乗船券が必要な沖縄の那覇にすっ飛ばしてしまう、とか、
むちゃくちゃな指示が書かれているのです。

なかでも一番強力なのが、
「旅は道連れ全員集合」で、自分の好きな駅に飛べる上に、
他のプレーヤー全員も道連れにその駅に飛ばされてしまう、というカード。

はっきり言って、特急だのなんだの言うよりも、
このハプニングカードの運だけで勝負が決まってしまうゲーム。
ゲームバランスとしては非常に悪いです。（ぉ



そんな感じのボードゲームです。

まあでも、やっていて懐かしいことこの上ない。
小学生時代に脳のメモリに刻み込んだ記憶が浮き出てきて、
「そうそう、こんな感じ！」とか、はしゃぎまくりでした。（笑）

いやー、昔やって面白かったゲームは何時になっても面白いものです。
ファミコンなど含めて、懐かしいゲームはいいですねー。


詳しくはここにあります。日本特急旅行ゲーム