らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

642.ビートルズ・ELECTORIC PIANO

2007-08-09 | 12.THE BEATLES
【ジョンが弾いている“HOHNER PIANET MODEL N ”】

 ビートルズはデビュー当時からそのサウンドに幅を持たせるために
いろいろな楽器を利用した。前回紹介したアコースティック・ピアノ
とともに今回はエレクトリック・ピアノの検証をしてみたい。

 エレクトリック・ピアノは、演奏者が鍵盤を叩くことによって、音
を実際に出す。その発した微小な音をピックアップで拾い増幅させる
のである。ちょうどエレクトリック・ギターと類似した構造である。
エレクトリック・ピアノは、音源自体が電子発振式であるエレクトロ
ニック・ピアノと区別されている。

 1965年の“HELP! ”の頃であろうか。ビートルズはエレピを利用し
始めた。この時のモデルは“HOHNER PIANET MODEL N ”である。ホー
ナー社は、ジョンが利用していたハーモニカのブランドであると言え
ば、皆様も「ああ、そうか」と気づかれることだろうか。実際の音は
“HELP! ”の‘The Night Before’‘You Like Me Too Much’‘Tell
Me What You See’、“RUBBER SOUL”の‘Think For Yourself’にて
確認することができる。不思議なもので、もう“REVOLVER”では利用
されなくなる。これはいかに彼らが、この時期いろいろな形で「サウ
ンド」の広がりを追求していたかの表れであろう。

 なお、‘I Am The Walrus ’のイントロでコード「B」のプレイを
聴くことができる。あの音は「ピアネットN」の音であろうか。それ
とも「ウーリッツァー」の音であろうか。微妙なところである。

 1968年以降、主に外部ミュージジャンを迎えて使用されたモデルが
ある。それは“FENDER RHODES SUITECASEPIANO 73KEYS ”である。実
際の音は、同様に‘Revolution’のニッキー・ホプキンスや、‘Get
Back’‘Don't Let Me Down’そして、‘One After 909’のビリー・
プレストンのプレイで確認することができる。また、“ABBEY ROAD”
の‘Come Together ’では、ジョンがそのプレイを披露している。



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