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ベトナムで小児はり普及の記録と雑感

2015-01-20 10:20:32 | ブログ
小児はりという分野があります。
大阪を中心に発達した鍼灸療法の一つです。
子供の予防医学の一つです。

普及活動をしていたときに仲間のDさんが自分の同級生がストリート
チルドレンを支援していると話しかけてきました。

私も何かお手伝いできないかしら、と言っていたなぁと思っているう
ちに彼女/Dさんはベトナムのフエというところに行ってしまいました
(彼女はサッサッと動くタイプで)。

帰ってくるとちょうど鍼灸師を対象に小児はりのセミナーを企画開催
していましたのでそこで発表していただきました。

ベトナムという地で小児はりで何が出来るのか私には疑問でしたがD 
さんは、いまは形が出来ていないがきっと私たちに出来ることがあ
ると熱く語るのでした。

小児はりの会を作って当時勉強会と講習会を始めたばかりで鍼灸師向
けに啓蒙活動をしていました。

小児はりの活動の場を求めて模索していました。
小児はりを一本持って(という心構えで)NTとDさんはNPO法人マブベ
えがおの会を立ち上げたのでした。(現在は解散)

ベトナムでは平和村での講演、また「障害児親の会」に参加。
マッサージの方法を披露。
それが受け入れられました。

当時のベトナムはまだまだ共産党が強い力を持っていて、集会には大
変な勇気がいるのでした。

フエ医科大学で講演もさせていただきました。

NPO法人として認可されたのは2003年。
仲間が5人で活動しておりました。
全くの模索でした。

Dさんの紹介で幼稚園と教会で月に一回の小児はりの活動を千葉県印
西市で行っていました。

この活動をもう少し拡げられて日本が誇る子どもの予防医学の分野で
少しでも普及できないかと思っていました。

2004年秋に「子どもの家」10周年記念でDさんが出席しました。
王宮でお祝いがありました。

※2004年9月15日

いま小児はりは鍼灸師の間で普通に語られるようになりました。
20年前は小児はりは学校でも知識としてしか教えていない状態でした。
外を見回すと小児はりの勉強会も盛んです。

鍼灸師が小児はりを求めていたんだと改めて思いました。

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