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Rosso Laboratory

書籍で見るHDR

古本で「HDR&ハイキー/ローキー 撮影・作成テクニック」を購入し読んでみました。

既に私には自分なりのスタイルがあるのでこの本を読んで大いに学ぼうという訳ではなく、何か見落としている点などがあるかな?という参考程度の気持ちで読みました。

この本は2015年1月29日発売なのでまだAuroraHDRが出ておらず、Photomatix ProやTopaz Adjust全盛のHDR本ですから正直言ってコテコテ仕上げです(^_^;) まぁ書籍として出すならやりすぎるぐらいの感じでアピールしないと目立たないでしょうから仕方ないですけど。

モチーフはやはり街並みや建物、夕景や夜景といったオーソドックスな物が多いですね。海外の作品として錆びた自動車を見た時はなるほどとは思ったのですが、なかなかお目にかからないモチーフなので実際に撮ることはないでしょう。HDRのエフェクトを掛けるとザラついて朽ちた感じになるので廃墟などは良いモチーフだろうと思っているのですが取り扱われてなかったですね。私が都電の旅で撮影した鬼子母神や荒川車庫の写真があったので都電沿線で手軽に撮ったなという印象です。

人物写真は勿論なかったですし、天気は曇りの方が良いとか、HDRはノイズとの戦いであるとか、まぁHDRやってれば当然かなと思うことが多かったです。ガラスや水面というのも良いモチーフだと私は感じていますがそれも無かったので、まだまだ開拓していける余地があるジャンルではないかなと思います。
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