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甦る妖術使い

ゲームブック、特に「ファイティング・ファンタジー」関係(試験運用中)。
現在は「運命の森」のリプレイを進行中。

ヤズトロモ(3)

2005-06-09 01:15:49 | ファイティング・ファンタジーの世界
ヤズトロモは魔法使いであり、その魔法の腕は確かなものである。魔法使いの例に漏れず、彼自身も自分の実力に絶大な自信を持っている。
「君はヤズトロモに、森の怪物が襲ってくるかもしれないのに、不安ではないのかと尋ねる。魔法使いはくすりと笑って、周辺一帯の生き物はみな彼の魔法の威力を知っていて敬意をはらっている--ヤズトロモに挑戦する勇気のある者はいない!と言いきる。」(「恐怖の神殿」パラグラフ1)
「剣を抜いたそのとき、ヤズトロモがふり返って君にさりげなく忠告する。わたしの魔法は偉大だ。だからバカなことをするのではない、と」(「運命の森」パラグラフ54)

必要とあらば、強力な魔法を駆使することができる。
「君はヤズトロモにむかって突進するが、階段の一段目までとどくのがやっとだ。ヤズトロモが右手をあげて、平然と二言、三言、なにかつぶやく。すると、目もくらむような光が射し、時間がとまったように思える。その混乱がおさまったとき、君は自分の身におそろしいことがおきてしまったことを知るのだ。・・・君は自分がカエルにされているのを悟ってしまう!ヤズトロモは腰をかがめて君を拾いあげると、よく響く声で語るのだ。
「さあて、おばかさんな剣士じゃわい。さあさ、せめて、新しい生活でも楽しむがよい」」(運命の森」パラグラフ399)

その他、練達の剣士である君に気付かれずに近づいたり、
(「「夕暮れ前にその門前の小道にたどり着いた君は、馬から飛び降り、大きな樫の木でできた門につけられた銅のベルを鳴らした。しかし、返事はない。
と、その君の背中を、何者かが軽く叩いた。君は慌てて身構え、剣に手をのばした。
「おいおい、物騒な奴だな!」目の前に立っていた年老いた男は、警告するように腕を振りながらそう言った。」(「甦る妖術使い」「背景」))
出会ったときの表情だけで問題の在所をすぐさま洞察したり、
(「「なにがおかしい?」
しかし、彼がそうたずねたとたん、君の気分はまた暗くなった。面白がっているときではないのだ。君の表情が変わったのをみてとって、ヤズトロモは眉をしかめた。
「どうも上へ行って何があったのか聞いたほうがよさそうじゃのう。なにか困っとるんじゃろ?でなければ、こんなところへは来まいって・・・どうもそいつは、この薄暗い空の色に関係があるんじゃないのかね?」」(「甦る妖術使い」「背景」))
しているのも流石魔法使いというところだろう。