君の友達

日頃思っていること、感じていることを書いていきます。

神奈川4区

2017年10月25日 | 日記

握手


台風&選挙一過、昨日はまだまだ台風の爪痕や、選挙の結果の興奮がまだまだ冷めやらぬ感がありましたが、

今日あたりから、私も少し次に向かって「さて」という感じがします。

今日は放射能のことについては少し横において、色々選挙中に思ったことを書くことにします。

少し長くなるかもしれません。


まず、前にも書いたように、私がかつて住んでいた、鎌倉/神奈川4区が、今回、注目の選挙区に挙げられていて、

ネットのニュースにも時々上がっていました。

それについての報道に少し違和感があったので、かなりローカルな話題ですし、私個人の私見で的外れなのかもしれないのですが、

少し言わせていただこうと思います。


神奈川4区、小選挙区で当選された早稲田夕希さん、立憲民主党の新人と紹介されていますが、

この方は鎌倉市内では市議2回、県議2回(と言っても2回目は途中で国選に出られています)、「新人」というイメージはありません。

女優の香川京子さんのような、とても上品な感じの方ですが、正義感の強い、芯の強さも感じさせる方でして、

一貫して「子供の貧困を無くす」という事を言い続けておられます。

かなりリベラルな政策、理念の方なので市議や県議には良いですが、今の保守傾向の強い国政ではどうだろうと思っていましたが、

やはり地元に強かったですね。日頃からの地元への貢献が当選につながった気がします。


よく北鎌倉の小さな駅前で、ちょうど朝6時半ごろ、主人やはなちゃんが通るときに辻立ちをされていて、よくはなちゃんに声をかけてくださいましたし、

大船の駅前の茶店で打ち合わせをされているのもたびたび拝見しました。

地元民にとって、地元生まれでお顔をよく見る、なおかつ地元のためにコンスタントな活動をしている、というのは大きいです。

今回の国政選挙に立候補されたのも、昨年から、旧民進党の時代から次回の国選に出させてくださいと手を挙げられて、決まっていたことです。

希望の党や、その他新興政党の数合わせに引っ張り出してきた新人さんと、同じようには報道してほしくないなぁと思います。


もう一方、神奈川4区で今回ダメだった浅尾慶一郎さん。

ネットの報道でも「大物」と言われていて、いつのまにか「大物」になったんだなぁと思いましたが、

この方、生まれは東京という事ですが、鎌倉の山の上の優秀学校を卒業されて東大文一卒のエリートのぼん(関西風の言い方)。

始めから国政選挙に出ておられたので、地元への貢献という意味では印象が薄いですが、

よく、自治会や子供会の催し物に来られて挨拶をしておられました(今でも?)。


始めに旧民主党に所属しておられた時は、初々しい感じで、子供会の行事の時にあいさつに回ってこられて、

私はおにぎりを握っている最中だったから、

「手が汚れてしまいますから」とご遠慮申し上げたのですが、

「構いませんから、握手させてください」と、ねちゃねちゃしている私の手をしっかり握っていかれたのがとても印象的でした。

その後も良く大船の駅で朝、ご自身でビラを配っておられて、私は上記のようなこともあったから、なんとなく

「おはようございます。頑張ってください」と声をかけさせていただいて、ビラを受け取りますが、

浅尾さんの方は、おそらく何万人、星の数ほど握手をされてきて、私のことなど微塵にも覚えておられないであろうに、

「ありがとうございます。頑張ります」と腰を低くしておっしゃっておられました。


これは私だけかもしれませんが、私はこの方が少し運が無いというか、ちょっとかわいそうだなというイメージがあります。

今回もそうですが、浅尾さんは始めから一貫して神奈川4区から出続けておられます。

始め旧民主党から出馬するつもりだったのが、長島一由という元逗子市長の軽薄野郎(すみません💦)が公認され、

民主党を離党して地元では少しがたつきながら、みんなの党で出馬し、選挙区で落選。

こちらもガタガタしていたみんなの党の党首を押し付けられた感じで引き受けられて、

最後、みんなの党を解党し無所属に。

今回は長島一由が東京の選挙区に逃げていったのでほっとしていたら、

自民党に入党したにもかかわらず、公認を得られず無所属立候補し、自民公認の山本朋広さんにも負けて落選。

無所属なので比例では拾ってもらえず、議席が無くなってしまいました。

同じ、一匹狼の江田憲司さんと比べると、ちょっと要領が悪いというか、運がないというか、かわいそうな気がします。


山本朋広さんは人物的には問題がないようですが、何せこの方は鎌倉の方ではない。

何回か前から神奈川4区から出ておられて、いつも浅尾さんに負けて選挙区で当選したためしがなく、比例で拾ってもらっています。

ひょっとして浅尾さんが自民の公認を得て、早稲田さんとの一騎打ちであったならば結果は違ったかもしれません。

私的?に言わせていただければ、鎌倉、逗子、葉山、神奈川4区は党利党略の場としていじらないで、

自民党は選挙区で勝てない山本さんではなく、勝ち続けていた浅尾さんを公認して、

土俵の上は早稲田さんと浅尾さんの一騎打ちの場にしてほしいなと思います。

どちらも「大物」です。


今回の選挙には関係ありませんが、横浜市長だった中田宏さんの姿が見えないので、どうしていらっしゃるのかと思っていたら、

お友達から聞いたところ、テレビにはよく出ているという話。

この方は、横浜に住んでいた時にちょうど最寄りの駅を3年間、毎朝箒でお掃除しておられて、パパさんが、

「あいつは骨のあるやつだ」と称していました。

衆院選に出られた時にはもちろん、横浜市長選でも中田さんに票を投じました。

その頃は同じ選挙区の江田憲司さんは中田さんに負け続けていたんですけれどね。


横浜市長になってからは中田さんもガンガン横浜市政を改革しておられる感があったのですが、

週刊誌のスキャンダルに足を引っ張られて横浜市長を辞任されてしまいました。

その後の訴訟ではすべて勝っておられるので、おそらく中田さんがおっしゃっている通り、既得権益を守りたい人の反感を買ってしまったのだろうと思います。

同じスキャンダルでも長島一由さんだと、さもありなん、ですけどね。

中田宏さん、また国政に参加されればいいのにと思います。


もう一つ、これは立憲民主党、社会党、共産党、リベラル系の党に言いたい。

こどもの貧困もそうですが、非正規にしろ、正社員にしろ、賃金が上がらないのは安倍さんのせいなんでしょうか。

残業過多で過労死や自殺をする方が多いのも安倍さんのせいなんでしょうか。

小池さんが企業の内部留保に課税するとおっしゃって問題になっていますが、

企業が従業員の賃金を上げることよりも、将来を見越して内部留保することは、邪な考えなのでしょうか。

従業員の賃金は安倍さんが経団連に圧力をかけて上げてもらうのは変だと思いますけれど。

若い人の賃金が少なくて結婚ができないことが少子化につながっていることもアベノミクスの失敗なのでしょうか。


はっきり言わせてもらいます。

「それはあなたたちの仕事でしょっ!!!」

今の現状でも明らかなとおり、正社員でも非正規でも労働者の立場は弱いです。

だから労働組合があるんじゃないですか。

自分たちの役目を棚に上げて、アベノミクスが失敗だと安倍さんばかり攻め立てて恥ずかしくないのでしょうか。

あなたたちの存在意義は何?選挙で勝つこと?阿部さんを引きずりおろすこと?

労働争議はリベラル系の方の本分です。

今こそ、全国の労組が一丸となって労働者の賃金アップと、労働環境の改善を求めるべきなんじゃないですか。

労働組合はなぜストをしないのでしょうか。

春闘もしない、メーデーもない。

それが今、リベラル系の方たちが一番やらなければならないことです。


民進党の支持母体にちゃんと総連と言われる労働組合が入っています。

非正規雇用の方は労働組合に入れないことになっていますが、それそのものがおかしいんじゃないですか?

非正規は労働者じゃないのでしょうか。

特に非正規雇用の方の立場は弱いです。

繰り返しますが、だから、労働組合があるんじゃないですか。

一人で戦っても勝てないから、だからみんなで戦わないといけない。

自分たちがやらなければならないことを棚に上げて、人のせいにするんじゃないわよっ!!

憲法憲法って、そんなに憲法が大事なら、憲法に書いてある労働三権をちゃんと主張しなさいよっ!

労働三権は普通は憲法に入れるべきものではなく、下位の法律としてあるべきものを、日本は憲法の条文に入っています。

こんなに役に立たない労働組合なのであれば、私は憲法から労働三権を削除するべきだと思いますけどね。


すみません、書きながらまた腹が立ってきました。

今度、立憲民主党や社会党(まだ存在してる?)がまた格差や労働環境のことでアベノミクスを批判していたら、私は金輪際立憲民主党には票は入れません。

放っておくと、労働者、特に非正規の方は立場が弱くて、経営者が内部留保をため込んでいくのは自然の摂理だと思います。

だから、今戦わなくて、いつ戦うのでしょうか。

立憲民主党、枝野さん、口だけではなく労働者のために戦ってください。

それがかなえば、支持率UP間違いなし。

期待しています。


ところで、今度は台風の話。

一昨日、神戸でも台風の影響で警報&避難準備の勧告が出まして、実家に電話をするとまた父が、

「絶対避難しない」症候群にかかっていると、母が困っていました。

母は「私はこんなところで死にとうないから一人でも非難する」

と言っていましたが、それはごもっともなので止めはしませんが、父をどうしたものか。

今回も幸いなことに避難せずに済みましたが、こういうことが度重なるのも困るなぁと思い、

母からも「帰ってこい」コールがかなり頻繁に来ていまして、来週あたりまた、実家に帰ろうかと思っています。


また、パパさん方のお義母さんも、お義父さんが無くなってから一人暮らしなのですが、家が川の近くにあり、

今回その川の水位がかなり上がってハラハラしました。

夜通しネットで川の水位を確認し、これ以上になったら車で助けに行こうとパパさんと申し合わせていました。

川の水位が上がるのって、私も経験ありますが、あっという間ですからこわいです。

これからは何か災害が起きた時は、パパさんと私は二手に分かれて実家に帰らないといけなくなるかもしれませんね。


という事で、2週間ばかりお休みさせていただきます。ごめんなさい 🙇 🙇 🙇 。。。。。


 


核シェルター6

2017年10月20日 | 日記

シェルター


γ線の減衰率の話の続きです。

その日その時、ぶーの水爆の爆心地ではどれほどのγ線が飛んでくるのか。 

調べ続けましたが、見つからない。

放射能についてのネットでの研究資料はたくさんあるのですが、まず多いのが医療用X線の話、

次が原子炉用、次が福島の事故に関しての放射性物質による放射線、食品の殺菌による放射化の話。

核兵器による高エネルギーの初期放射線についてはほとんどありません。

 

放射性物質や医療用X線は、核爆発による放射線に比べて弱いです。

福島原発は、もともと核爆発はしなかったので、放射能のほとんどが放射性物質として拡散されてしまいました。

なので、後に続く放射性物質についてはたくさんの資料や研究がなされています。

同じウラン235やプルトニウム、セシウムでも、自然崩壊による核分裂と、中性子線を当てた無理やりの核分裂ではかなり出てくる放射線の種類やエネルギーは違ってくると思うのですけれど。

どう違うのかは必死に調べてますが、専門家でないのでわかりません。

宇宙線はかなり高エネルギーなんですが、こちらはギガレベルで高エネルギー過ぎます。

理系の方の研究がたくさんありますが、私にはむつかしすぎるし。


そこで、もう私流に行くことにしました。

まず根拠が広島での爆心地での実効線量、γ線:123,000mSv,つまり123Svと、

γ線のエネルギーも高めに平均2MeV。

昨日の

このグラフをもとに考えます。

このグラフから、γ線2MeVの空気中での減衰長は22.5。

なので空気の密度 1.18×10⁻³g/cm³ で割ると、約190m。

ん~、これもどこかの研究では140mという数字があったのですが、悪い方の数字を取っておきます。

γ線の半減は空気中では190mとします。


広島の爆心地では123Svのγ線が降り注いだという事ですが、それでは爆心点ではいくらだったか仮に計算すると、

広島原爆の爆心点は地上600mですから、600÷190=3.158

2分の1を3.158回繰返して123Svになったのだから、逆算して123×2の3.158乗、=1098Sv。

これは、あくまでも仮の数字です。これには距離による減衰は含まれていません。

爆心点から放射状に発射されたものではなく、並行に、宇宙線のように平行なビームとして降ってきていると仮定した値です。


そうすると、空気による減衰を逆算して、地上600mでは同じ面積当たり、1098Svあったはずです。

そこでぶーの水爆は250キロトンで、広島の原爆16キロトンの15.625倍。

水爆とは名ばかりで、核融合反応を起爆に使ったブースト型核爆弾と仮定して14MeVの高中性子は1%。

材料がウランとプルトニウムの混合と仮定して、(プルトニウムはウランよりも中性子を約1.2倍多く出すそうですが、γ線に関してはわかりません)

ここで、ウラン型広島の原爆と同じ割合の核出力エネルギーが放射線として出るとする、

なおかつ放射線として、中性子線以外、γ線、各種電磁波や放射線がウランの爆発と同じ割合で出てくるとする、

なおかつ、初期放射線と放射性物質の割合も同じとする(核出力のうちの15%が放射能として出てくるそうですが、それも即発放射線と、放射化や放射性物質に拠るものとに分かれる)、

なおかつ600mと1500メートルの高度の差による空気密度の違いも無視する。

空気が薄くなると、運動エネルギー(衝撃波のエネルギー)が減って、放射能の割合が増えるらしいです。

また、プルトニウムはウランに比べて半減期が短い分、毒性が強いそうです。

これは後の放射性物質が厄介になります。

・・・という事で、広島原爆での仮の値、1098Sv×15.625倍=17154.5Sv

高度を1500mとすると、1500÷190=7.9で、2分の1が7.9回、

17154.5÷1/2の7.9乗=71.8Sv。


・・・、広島より少ないじゃん。。。。。


結局、中性子線もγ線も、空気による減衰が大きく、爆発の高度が高いと即発放射線の値は爆心地でもかなり低くなるという事です。

そこで、ぶーの水爆は材料にプルトニウムが混じっているだろうという事と、

爆発高度1500m地点の空気密度が少しだけ(高度1500mの気圧を840hPaとすると、密度は0.98×10⁻³g/cm³)

低いことを考慮に入れて、かなりいい加減バージョンで80Sv位にしときましょっか。

 

さてさて中性子ですが、そもそもγ線について、どのサイトでも空気による減衰はしない or 少ないと書かれている。

中性子も電荷をもたないので空気による減衰は少ないと書かれている。

中性子が地球上で問題になるのは核爆発以外では原子炉内、太陽フレアによる宇宙線です。

宇宙線としてのギガレベルの超高エネルギー中性子の研究では、大気中でごっそり減ると書いてある。

原子炉内では数MeVの中性子でも減らないと書いてある。

これはおそらく線源との距離の問題ですね。


中性子の空気中の平均自由行程はどの方も220mとおっしゃっています。

確かに原子炉内での被ばくは距離数メートルですから、220mで半減しても関係はないですが、

この値、220mは、中性子の速さ(エネルギー)には関係しないのでしょうか。(するはず)

220mだと、γ線の190mとあまり変わりません。

広島原爆爆心地の中性子線被ばく量が35Svとすると、上記の条件で計算すると、

600m÷220m=2.73。

35Sv×2の2.73乗=232Sv。

232Sv×15.625=3628Sv。

1500m÷220m=6.82

3628Sv÷2の6.82乗=32.1Sv。


やはり、広島より少なくなります。


ん~・・・、はっきり言って、γ線の値にはかなり自信がありますが、中性子線の方は荷重係数の問題もあり、ちょっと半信半疑。

また、違う方法を考えてみます。

 

 


核シェルター5

2017年10月19日 | 日記

シェルター

 

今日も雨で寒いです。

今年は何だか「秋」というものがなく、暑いか寒いか二つに一つ!の感じで冬になってしまったような感があります。

 

このところ毎日頑張ってはいるのですが、γ線について躓いています。

「放射能」とか、「核シェルター」とタイトルをつけると、閲覧数が増えるので、やはり皆さんが北朝鮮の核ミサイルについて 

憂慮されていらっしゃる方が多いんだなと思います。

私の案なんてなんの足しにもならないかもしれませんが、

どこか、何かの一言だけでも、役に立っていたらとてもうれしいです。

 

今日はぶーの水爆・・・水爆と言われていますが、

おそらく、水素の核融合を起爆に使ったウランもしくはプルトニウムのブースト型核分裂爆弾だと思います。

かなり、言葉使いが不親切になると思いますが、丁寧に書いているとまたたらたらとしてしまうのでごめんなさい。

ぶー水素爆弾の起爆に使われる、重水素:ニューテリウムと、三重水素:トリチウムが起爆に使われているブースト型なのは

おそらく間違いないと思います。

以前に説明した、アメリカの「SWAN」という起爆装置:プライマリーでは、少量のニュートリウムとトリチウムを入れ(アメリカでは5g)

回りをプルトニウムで囲み、プルトニウムに着火することで爆縮し、中心にあるニューテリウムとトリチウムを核融合させ、

高速中性子によって、また周りのプルトニウムを核分裂させ、

(この時プルトニウムは1回の核分裂で5~6個の中性子が出てくるそうです)、多量の光速中性子を解放する。

その多量かつ高エネルギーの中性子をセカンダリーの起爆に使うのですが、

アメリカではここでもまた核融合させるために重水素化リチウムを使い、中性子によってトリチウムを取り出して、核融合させます。

が、ぶーの水爆はおそらくそこまで入っていないだろうという話です。

プライマリーの起爆装置の回りをもう一度ウランで取り囲み、プライマリーで生じた中性子で直接核分裂爆発をさせる、という仕組みだろうという事です。

ここでどこかに書いてありましたが、核融合で出てくる14MeVの中性子は1%、残りはプルトニウム239、ウラン235、238源の

中性子で平均2MeV。量はわからない。


ここでやっとガンマ線の話をしますが、核爆弾の初期放射線で多量に出てくる放射線がγ線です。

ガンマ線は中性子と違って電磁波なので、中性子のように足したり引いたりしてすっきり計算できないところがあります。

そもそも論として、核融合や核分裂は、アインシュタインの、E=mc²で表される核力もしくは質量が、中性子が出たり入ったりすることで

原子自体の属性を変えて、核力をエネルギーに変えますが、

ガンマ線は単に、核力云々ではなく、エネルギーやり取りだけの場合もあって、一概に核分裂一回につき何個、なんMeVというわけにはいかない。

一つ一つの原子核を追っていけばわかるのかもしれませんが、何兆個×何兆個、10の24乗以上はある原子全部は追えません。

全体としてみるしかない。

ウランの核に中性子が当たったとして、その当たり具合、当たる角度やもともと持っている中性子のエネルギーによって、ウラン235の核分裂がどうなるかが決まります。

核分裂した先の物質は200種類以上あります。γ線の出方もそれぞれ違います。

また、核が中性子を取り込んで、核分裂したからそれですっきり、というわけにもいかず、

核はまだまだ興奮状態にあります(勃起状態)。プスプス怒っている感じ。

すると、核はγ線を出して安定しようとします。この時核自体は変化しません。

一言でいうと、γ線は中性子のようにすっきり出たり入ったりというわけではなく、あらゆるところでやたらめったら出ている感じです。

ガンマ線と同じ種類のX線も出ていますし。


こんなグラフを見つけました。

「下の図は,空気と水の質量減衰長を、γ線のエネルギーの関数としてグラフで表したものだ (出典はTables of X-Ray Mass Attenuation Coefficients)。

この質量減衰長を物質の質量密度(水:1 g/cm3、 0℃の空気:1.29×10-3g/cm3、25℃の空気:1.18×10-3g/cm3)で割ると減衰長 (単位はcm) が出てくる。

たとえばセシウム137から出るγ線のエネルギーは 0.66 MeV (メガ電子ボルト)だ。

このエネルギーに対する水の質量減衰長は ρ/μ = 11.7 g/cm2なので、これを水の密度で割ってl=  1/μ = 11.7 cm;すなわちγ線は水中を平均 12 cm ほど走ることがわかる。

空気の質量減衰長はρ/μ = 13.0 g/cm2なので、これを空気の密度で割って、減衰長は約 100 m

また図にはないが、土の質量減衰長も空気とほとんど同じはずなのでρ/μ = 13 g/cm2 として、これを土の密度(湿った土で 1.8 g/cm3くらい?)で割ると、γ線は土中を 7 cmほど走ることがわかる。」

 

 

γ線は中性子と違って、減衰は線の本数に起こって、線そのもののエネルギーは低くはなりません。

上の例でいうと、0.66Mevのγ線が水の中を平均12cm走るという、つまり12㎝で半減するという事ですが、

残りの半分のγ線は0.66MeVのままです。

一部はコンプトン散乱によって少しエネルギーが低くなると思いますが。

ただ、γ線は荷重係数がどのエネルギーでも1ですので、エネルギーの高低にかかわらず、人体に与えるダメージは同じと考えられます。

違うのは透過率ですね。

ウランの核分裂で出てくるγ線は上が7MeVまで。

上の表で計算すると、1MeVのγ線、空気中は質量減衰長は16。水中は14。

上記の計算で空気中では136mで半減、水中では14cm。

コンクリートは密度2.3g/cm³ なのですが、コンクリートは水分を多く含んでいるので水の質量減衰長を使った方が良いのかな。

14/2.3で、6cm。


実を言うと、我が家の設計図を引っ張り出してきて、お風呂場のコンクリートの壁が13cmあることが判明。

という事は6cmで2分の1なので、13㎝では4分の1にはなりますね。

このグラフを延長していくと、大体空気3MeVで減衰長が25、水は4MeVで減衰長が25位でしょうか。

という事は、γ線3MeVは空気中212mで半減、4MeVのγ線は水中25cm、コンクリート11cm。


ここまでで3日かかってしまいました。

とりあえずUPします。


核シェルター4

2017年10月16日 | 日記

シェルター

 

今月10日くらいから、北朝鮮の雲行きが怪しいと、水爆実験の兆候があるという事で、はらはらしていますが、

今のところ、今日もまだJアラートはなりませんね。

とりあえず、我が家の核シェルターが完成しました。

今日は今まであーだこーだとたらたらしていた話に自分の中で一つけりをつけていきたいと思っています。

文章がかなり不親切になると思います。

 

⇦(⇧?)、この図の骨格となっているテーブルと椅子(これ、テーブルと椅子なんです)はホームセンターのアウトドアコーナーで

買ってきました。

 

こういうものです。

サイズは高さは図の通り、テーブルの面積は90×62cm、椅子の台座面積は86×24cm。

ペットボトルの2リットル6本入りケースは20×30×31(高さ)です。

ペットボトル一本一本はご存知の通りかなりいびつな形状をしていて、ケースの中に隙間がありますが、

計算上は上記サイズの直方体、中に水が詰まっていると仮定します。

ビニールシートは270×270cm。

鉛シートは0.3mm、45×1000cmを2枚。こちら。

 

 

鉛シートは今のところテーブル回りを囲うのに使っています。

全体が接着面になっているので、これもビニールシートに張り付け、ぐるっと囲んで(3面)上を輪ゴムで止めるという簡素なものです。

ビニールシートをテーブルに合わせて直方体にしてかぶせることも考えましたが、そうすると、折りたためなくなり、保管に困る。

広げてテーブルにかぶせるのに時間がかかる。

鉛のシートは0.3mmでも重く、かなり広げるのに手こずって大変です。

テーブル上に置く分には、丸めてあるのをひくだけなので簡単だと思われますが、

ただ、これは後でまた計算しようと思いますが、放射線の入射角の問題で、おそらく真上から放射線が来ることはない。

確率としては入射角45°以上、70°、80°(水平面からだと10°、20°、)もあり得るので、テーブル上の鉛は無駄かもしれません。

 

図では見やすくするために両脇に椅子をおいていますが、運用上、

我が家に関していえば、まず、西~西北西にかけて低い山があって、真西にお隣さんが隣接している。

南は道を挟んでコンクリートの建物がある。

北から東、南東あたりにかけて視界が広がっていて、そこを重点的にペットボトルケースをおく必要があります。

かつ、お風呂場に設営するので、浴槽が東になり、浴槽に水を張っておけば、かなりの助けになります。

なので、北朝鮮と開戦になったら、お風呂に最後に入って、浴槽の水を入れ替えることにしようと思います。

(夜中にJアラートが鳴るかもしれないので)


設営はすべてが3分以内です。

ぴかっと光ったらもう、初期放射線は浴びているので必ずその前には中に入っていなければならない。

タイマーが鳴ったら、中途でもやめてすぐに中に入ってマスクとヘルメットをかぶる。厳守。

 

 

こんなところでしょうか。

中には2人は入れます。

家族がみんないたらどうしましょうか。

ぎゅぎゅう詰めで3人。

テーブルからははみ出ますが、西側にスペースがあるので、一人はヘルメットをかぶってそこにいるしかないです。

 

実を言うとまだ、ペットボトルケースの置き方は思案中です。

ペットボトルケースは今のところ、12個買ってあります。

サイズは20×30×31(高さ)cm。

椅子は北側において、ペットボトルを何個か置くとすると、ペットボトルがプラス3個。

2リットル入りが6本入っていますから、ひと箱が12kg。

それを12個、今のところお風呂場の入り口近くに積み上げていますが、3分間でそれをお風呂場にもっていかなくてはならない。

かなり大変。訓練が必要です。

来週あたり、家族で「防災訓練/核シェルターの組み立て」を実施しなくては。

 

それでは、自家製核シェルターにかかった費用です。

アウトドア用テーブルと椅子 ¥8000ほど。

鉛シート ¥9380

270²のブルーシート ¥800ほど

鉛シートを張ったブルーシート・・・ 家にあった。

キッチンタイマー ¥950

ペットボトル ひと箱¥480×12=¥5760

今のところ全部で24890円ですが、パパさんがテーブルの足を長くしたのでそのジョイント、パイプ代があります。

¥3000~¥4000くらいだと思います。なので、大体3万円弱です。

アウトドア用のテーブルなので、かなり簡易にできていて、鉛シートとペットボトルケースを6箱置くと、かなりグラグラします。

衝撃波、爆風を受けた時に少し心もとないですので、補強しても良いですが、設営時に時間がかからないようにしなければなりません。

鉛シートとブルーシートをかけてますから中にいると酸欠になるので、

登山用の酸素の缶を3本買いました。1本600円くらいで全部で¥1800円。

今のところシェルター関連で使ったのはそれくらいです。

 

このシェルターで、中性子線、γ線がどれだけ防げるのか。

あすから検証です。

 

 

 

 

 


核シェルター3

2017年10月13日 | 日記

シェルター

 

今日はえらく寒いです。太郎君もはなちゃんもはなをぐしゅぐしゅやっています。

朝、はなちゃんとパパさんを駅まで送った時に車で見た時は。気温17度。

先ほど太郎君を駅まで送った時(12時ごろ)は16度。

どんどん寒くなっています。

 

朝、映りの悪い車のワンセグで「希望の党」と「共産党」の政見放送をやっていました。

そのまま車の中でしばらく見ていましたが、それだけを見ていると、共産党に票を入れたくなってしまいます。

ちゃんと核兵器のこと、北朝鮮のこと、党首の志位さんがきちんと所信表明してらっしゃいます。

本当にそうだと思ったのは、先日の国連で核兵器禁止条約が採択され、初めて世界で核の保有が違法となった、とおっしゃったこと。

確かに核兵器の保有は北朝鮮だけでなく、現在保有している国すべてが考える問題です。


核兵器を持つことで、どういうメリットがあるのか。

確かに今の日本の立場ではアメリカの核の傘に助けてもらっていて、賛成はできないでしょう。

だからと言って、国連での採択の決議に参加しないのはいかがなものか。

核兵器保有国と、日本のようにアメリカの傘に助けてもらっている国は不参加だったという事ですが、

参加して「反対票」を投じるより、不参加で棄権したという事で、賛成ではないけれど、反対でも・・・という立場を表したことになるのでしょうか。

ここのところのとり方は、日本人と外国の考え方はかなり違うと思います。

日本人は参加を「棄権する」という態度について、参加して反対票を投じる以上に反対だという意思表明になりますが、

諸外国はどうなんでしょうか。


余談になりますが、北朝鮮のぶーとその周りの人たち、日本と比べて1つ褒めるところがあります。

彼らは決して国連を脱退しない。

どんなに回りが敵ばかりになろうが、国連でつまはじきにされようが、必ず国連の会議には出席をして、自分たちの言い分を発言する。

かつての日本のように回りが思い通りにならないからと言って、国連の席を蹴っ飛ばして

「脱退する!」ってならない。

それは国際社会において、日本が正さなくてはならないところの一つだと思います。

日本人はすぐに立って逃げたくなるところがありますね。


アメリカとイスラエルがユネスコを脱退したと言うニュースが流れていました。イスラエルに対する偏見が理由だとか。

日本も韓国と軍艦島のことでユネスコで一時もめていましたが、確かにユネスコの方にも問題はあるかもしれません。

それならば、中で改革をする(今回の日本はやっていますが)、

お金を出すのを渋る(お金を出しているんだからそれくらいのことはやってもいいんじゃね?)

そこまでは良いですが、脱退してしまったら、その後不利益を被るのは脱退した方です。

あくまでもその場に残って反対意見を言い続ける。

大変ですがそれをやらないと、多勢に負けてしまいます。

その点、北朝鮮は頑張ってるなと思いますね。

いやいや、それでも核ミサイルはやめてほしいですけれど。


共産党の志位さんの話、後は北朝鮮との対話という話でした。

確かに戦争は「絶対×10¹⁰⁰」くらい、やってはいけない、やってほしくないですが、

だからと言って、北朝鮮を核保有国と認めるか。

核保有国としてこれから北朝鮮と付き合うのか。

その場合、日本が核を持っていないことがどう不利になるのか。

煮え湯を飲まされるくらいなら核を持った方が良いという世論につながらないか。


反日で愛国心が燃え上がる韓国や中国、北朝鮮、そのうちの2国が核を持つことになる、後はロシアも。

アメリカが東アジアから引いたあと、日本はこんなご近所さんを相手にやり合わないといけない。

「面倒だから、核兵器持つことにする!」

という世論につながるのは必定のような気がします。

やはり核の芽は今のうちに消してほしい。


今、せっかく核保有が国際社会で「違法」という事になったのだから、核を持たない国は団結して制裁として

「核保有違反税」を取るというのはどうでしょうか。

核保有国からの輸入品に一律核保有税をかける、核保有国からの観光客からは核保有観光税を取る、

飛行機の離発着、空港使用にも税をかける、といったペナルティを引き受けてもらって、

核保有が良い事ばかりではないように、一国ではできないけれど、国際社会全体でもっていく必要があると思います。

 

「希望の党」の政見放送はほんとにとるに足らないものばかりでした。

小池さんてを見ていると、何か周りの空気をつぶしているような、自分に対する追い風を自らつぶしているように感じます。

「頑張ります!!」だけではだめなんです。

頑張るのは当たり前なんです。政治家は小選挙区で勝って当たり前。

それがいかに大変かという事は良く知っています。

朝5時に起きて駅に立ち、支持者回り、有権者回り。

体がいくつあっても足りないと思います。

頑張り感を表面に出すことも大切。お金もたくさんかかるでしょう。

ただ、政治家というのはその先があって、国政、外交、国の運営をどうするのかが見えてこないと、

票は入らない。頑張り感だけでは、候補者の知り合い以下の人は国政を託す気にはならないという事です。

 

前置きがまた長くなってしまいました。

さてさて、シェルターの続きを書くにあたり、新しいことが判明しました。

明るい情報です❤

昨日、爆心点が高いと中性子が水蒸気に当たってエネルギーが弱まるのではないかと書きましたが、

気になってそのことについて調べてみました。裏が取れました。

これは柴田一成先生という宇宙物理の先生による実測値です。

太陽のフレアからギガボルト級の中性子が地球に飛んできていますが、地表に到達するのはこの表からもわかるようにごくごく少数です。

 

この図において、Attenuation=「減衰」、kinetic energy=「運動エネルギー」です。

右下の〇〇g./cm²は空気の重さです。大体地表で1気圧、約1000g/cm²です。

太陽から飛んでくる中性子は上は2GeV、つまり2000MeV。

図では最高が1500MeVになっています。


太陽と地球の距離が1億5000万km、光速が秒速30万kmなので、太陽の光が地球に届くのに500秒=約8分強かかる。

中性子は半減期10分ほどでβ崩壊するので、ほとんど光速で飛んでこないと、間に合わない。

光速で飛んでいると、時間が遅く進むので、中性子が壊変する時間は少し遅くなるそうです。


さて、このグラフの、1000g/cm²、つまり一番下の線を見ると、最後というか、最初というか、

一番左下、すべての線が集まっているところ、大体70MeV位でしょうか、減衰率が10⁻⁶になっている。

つまり、1000000分の1ですね。


どの空気の重さのところでも、つまり気圧の低いところ、つまり高い山の上でも、エネルギーが低い方が透過率が下がる。

この図だけでは中性子がどれだけその気圧の空気中を飛んだのかはわかりません、というか、

おそらくそれぞれの気圧の高さの、山の上に観測機をおいて測ったのだろうと思います。

今私が知りたいのは2MeV~14MeVの中性子線の、1気圧・1000g/cm²の空気中の減衰率なのですが、

資料、もしくはヒントがどこにもありません。なので、おおよそもしくは大体という事になります。


昨日の段階から、中性子が空気中の分子、酸素、窒素、二酸化炭素、それに水蒸気の分子核に当たって、

かなり減衰するという事がわかった分だけ、正確さが少し進んでるかな。


地球の対流圏、つまり空気の80%がある高さは地上からだいたい10kmです。その上はオゾン層です。

これ以上高い高度で水爆が爆発した場合、また違った展開になるそうです。

回りに空気がない分、核分裂もしくは核融合のエネルギーが運動エネルギーに変わらず、つまり衝撃波にならず、

放射能としてのエネルギーが拡散され、電磁パルスになって、広い範囲での停電や電気機器の故障になるそうです。

詳しくはわかりません。


ぶーの水素爆弾が地上何メートルで爆発するのかは未定ですが、

高度が高くなるほど、中性子線の距離による減少(距離の2乗に反比例)以上に減衰することになります。

 

もう一度昨日の表を貼っておきます。

この「水爆」の設定は核出力1メガトン(1000キロトン)、さく裂高度は2400mです。

広島の原爆は16キロトン、高度600mです。



ガンマ線は電磁波なので、高度が違っても透過率は同じですが、中性子線はコンクリート60㎝で原爆の20分の1になります。

もしこれがぶーの250キロトンの水爆であれば、もっと透過率は下がるでしょう。

ただ、今、私の設定は1500m地点のさく裂なので、それがどうなるのか。

コンクリートが100cmになった時の原爆と水爆の値の下がり方が違って、原爆では2分の1、水爆は10分の1になっている。

これはおそらく水爆の中性子のエネルギーが低いという事だと思われます。

 

ん~、原爆の爆心地での被ばく量、「原爆先生」の値の方が正しいかもしれません。