今日はもう6日。終わりましたね。中学受験。
本当に月日は走馬燈のように流れていきます。
何度もブログの話で恐縮ですが、近頃は今年受験の親ブログが少なくなったと書きましたが、
数少ない今年受験の親ブログも2月1日から更新がストップしていたり、今までの記事がごっそり削除されていたりして驚きました。
この5日間のことをLIVEでブログで書き続けることは、母親ではかなり難しい。
その点、男性は客観的なのでしょうか、下剋上受験も、シングルパパも、桜道も(最後は炎上してしまいましたが)、
皆さん我が子の不合格を、最後までブログで綴っていらっしゃいました。
ブログって、読む方は書き手の主観、感情、本音・本心が100%開示!されている前提で読みますが、
書く方はこれでもある程度は客観性があって、心の片隅に冷めたところがないと、そもそも文章なんて書けませんよね。
私もブログを始めた時は、毎日、その日あったことを日記のように書くつもりでしたが、
もう数日書いているうちにそれが無理だとわかりました。
今日起こった出来事も、何日か、何か月かをかけて心の中で咀嚼してからでないと、文章になって出てきません。
特に「中学受験」という超新星爆発のような強烈なインパクトのある出来事は、もしそれが不本意な結果だったとすると、
体裁を整えてブログとして書くのには、いくら実名を隠していても、かなりの年月と、勇気が必要です。
特にシングルパパは、ご自身が離婚されたり、左遷されたりしたことをさらっと書かれていて、強いなぁと思います。
私も見習わなくっちゃ!
中学受験で常識とされていることに、「中学受験は算数で決まる」という事があります。
特にサピックスはその傾向が強いです。
どうして算数にここまでこだわるのか、と思うくらい「算数!算数!算数!」です。
うちは太郎君もはなちゃんも算数がダメダメでしたから、難関校を受験する資格はないと決めつけられているような・・・、
自分でそう思っていただけのような・・・、気がします。
何せ、算数が大変で、太郎君の時はできない算数を何とかしようと、算数ばかりをやらせてしまって、
親子関係が悪化してしまったような気がします。
けれど・・・。
どの学校もおそらく入試科目の配点は算数と国語、100点ずつ、もしくは150点ずつ。同じ割合です。
なのにサピックスはなぜこんなに算数で生徒を圧迫するのだろう。(私の主観ですが)
確かに最難関ともなると、算数も国語もできないと合格は無理かもしれませんが、
その下の難関校(四谷偏差値60~65くらい)でしたら、算数か国語、どちらかが他方をカバーできるくらいの成績であれば、
過去問との相性によっては合格は可能かと思います。
太郎君もはなちゃんも、算数の偏差値、サピ偏差値では30台。おそらく四谷だと40台。一度、20台を見たことがある(記憶からは抹殺!)。
私も太郎君の時はいくら他教科で頑張っても算数を何とかしないと合格は無理!と思っていました。
ところが、太郎君が「東京の学校には行かない!、ぼくの行きたい学校はここだ!!!」と宣った後、
もう12月に入って最後の模試、判定は第一志望、安全校、すべてが20%で終わった模試の後から、
「あれ? あれ? あれれ?」と、赤本(過去問)の点数が伸びてきました。
最初は理科。千葉の市川学園の過去問がいきなり80点台でした。
それまでは、どこの過去問もどの教科も算数以外は30点、40点。算数は10点、20点。
太郎君の時の「市川学園」は、今ほど偏差値は高くありませんでした。
解いてみるとわかりますが、赤本の問題、過去に入試問題として出された問題ですが、
どの学校も塾の偏差値の序列とは全く関係なく、むつかしい練られた問題を出してきます。
なおかつどの学校でも合格には60%以上の正解率が必要です。
塾での偏差値の序列が低くても、入試問題が異常にむつかしく、それでも合格は正答6割以上と、
とある学校の説明会で校長先生がおっしゃって、
「ほんとかしらん?」と思ってしまいました。
当然太郎君はどの偏差値の学校であっても20点、30点、40点。合格には程遠い点数でした。
が、12月に入って、市川の過去問の理科が80点だったのを皮切りに、国語、社会と6割、7割と、とるようになってきました。
算数だけはダメでしたけれど。最後まで伸びませんでしたね。
国語だけであれば、最難関の過去問でも直前には80点台がとれました。
それで山の上の優秀学校もひょっとして・・・、という思いが本人にあったのかもしれません。("^ω^)
その時の反省もあって、はなちゃんの時の私の教訓、その3「国語、理科、社会を算数の犠牲にはしない」です。
志望校の入試問題で合格点を取るという絶対的目標をクリアするにあたり、
「算数ができない」という負の条件を解決する方法は2つです。
「1.算数をできるようにする」もしくは「2.算数以外の科目で算数の分を穴埋めする」です。
1を取った場合、算数を頑張らなければなりません、2を取った場合、算数以外の科目を頑張らなければなりません。
結局算数を主体に勉強はするものの、4教科ともまんべんなくやる必要があるという事です。
なので、そこのところは「算数、算数」と圧してくるサピのやり方には乗らない。
算数の勉強の優先順位を、ぶっちぎりの1位にはしないという事です。
この頃は聞かなくなりましたが、中学受験に反対する立場の方の意見で、
「詰め込み教育はいけない」という意味のことをおっしゃる方が昔(太郎君のころ)いらっしゃいました。
中学受験の受験勉強、決して詰込みではありません。
私なんかを含む、受験戦争時代の人間、受験勉強はほとんど大学入試しか経験していない人間は、
社会の地理、歴史や理科の生物や地学などは、直前、6年生になってから詰め込めばよいと思いがちですが、
中学受験、そんなに甘くはなく、難関校になるほど思考力を試されます。
確かに歴史の語句、漢字、年表、地理の平野や川、特産物、国立公園、それらの場所、地図も暗記しますが、
それらがそのまま入試問題には出てきません。
それらの語句がどれだけ歴史の流れや人の営みに関係しているのか、手を変え品を変えて問うてきます。
敵もさるものながら、ただ暗記しただけでは答えは出てきません。
最難関(麻布だったか、渋谷幕張だったか)の理科の生物、化学の問題、まるで国語の読解力の問題のようです。
そこのところ、話がくどくなってしまって恐縮ですが、中学受験の、そこがむつかしいところです。
中受を志して、塾に通い始めるのはおそらく小学4年生位でしょうか。子どもはチンパンジー状態です。
学校で覚えた四則計算だけでは、論理なしに鶴亀算や、追い越し算は解けません。面積や体積も出せません。
そもそも四則計算も「足す」や「引く」はまだしも、「掛ける」や「割る」はどういうことなのか、
少数や、分数の掛け算や割り算とはどういうことなのかという、考えてみれば私自身、良く分かっていないようなことを、
問題を解きながら、腑に落としていく、というのでしょうか、論理と共に身に着けていかないといけません。
ですので、社会も理科もそこそこ脳が出来上がってしまった高校生のように、単元で区切って今月はこれ、来月はこれ、と言うわけにはいかず、
思考力の訓練も考慮に入れながら、暗記もしていかないといけない。
4年生と、5年生でも思考力の差は大きいですが、5年から6年の差は子供と大人のように違います。
反対に受験本番までに大人レベルの思考力、論理性に到達したもの勝ちというのでしょうか。
入試本番では大人でも頭を抱えるような問題を1科目50分で解いていくというところまで訓練された子供を作るという事で、
今更ながら、塾のカリキュラムには脱帽です。
話がかなりそれましたが、太郎君の時の経験を踏まえて、はなちゃんには4年生の時から国語も社会も理科も手を抜かず、
その分、算数の手を抜いて、社会も理科も語句を語句だけでは入れずに、文章で入れるという事、
すなわちテキストの音読という事になったわけです。
サピでは6年生の夏休み明けから日曜日にSS特訓という授業が始まります。
はなちゃんは勿論、算数は2クラスのうちの下のクラスを取り、
国語はそれなりに(飛び抜けてというほどではなかったが)出来ていたので、上のクラスを取ろうとしたら、
いつもお世話になっていた国語の先生が、はなちゃんの志望校であれば、下のクラスで十分ですよ、という事だったので、
国語も下のクラスを取り、何回か授業を受けました。
再度先生からお電話をいただき、はなちゃんはもう国語は十分できるから、理科を取ったらどうですかと言われ、
社会の先生に確認をしたら、社会もできているから大丈夫と言われましたよ、という事でした。
国語はできると言っても飛び抜けた偏差値を取ったこともなく、算数に比べたらまだまし・・・、くらいだったし、
その頃はやはり算数が大変で、国語は家では通常授業の最小限の宿題だけしかやっていなかったから、塾だけでも国語を取りたかったけれど、
先生の言葉を信じて、SS特訓は理科に変更しました。
同じころから過去問、いわゆる赤本の取り組みが始まって、
案の定、でもこれはどこのお宅も同じだと思いますが、最初は20点とか、30点とか。
算数も初めから20点とか30点とか。
国語や社会、理科は少しずつ上がっていきましたが、算数はまだまだ20点とか30点とか。
国語は最後には常時8割以上はとれるようになって、社会もそれくらいとれるようになって、
理科は物理分野が苦手だったから、それでも6割はとれるようになりましたが、
算数はいつまでたっても20点とか30点とか。
まあ、これも私の中では想定内。
それでは、いわゆる太郎方式(上記のNO2.「算数以外の科目で算数の穴埋めをする」方式)で行くか。
と、方針を決め、全体の出来具合でチャレンジ校にするか、元の志望校に戻すかを考えることにしました。
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