『夜、暗殺者の夜』
とても深い夜
まるで誰かを殺したみたい
何かがお前の飢えを満たす
誰かがお前を夢に見る
だけどお前は誰をも夢見ない
何かがお前の飢えを満たす
沈黙の鳥は飛び去った
夜の言葉は溶けおちた
誰もお前が留まることを
望んではいない
黒い恋人たちは
すべてが死んだ岸辺にたどり着く
すでに黒い烙印を刻みつけられた
お前の両手に血の川を渡り
虚無の一滴を飲み干したとき
お前に最初である名前が名づけられるだろう
お前はおれの傷口 おれは誰かを殺すだろう
やさしい暗殺者の とても深い夜
(アルバム「'77 Live」1991より/作詞・作曲水谷孝/
イイカシなのでメモ