水谷豊さん / カリフォルニア・コネクション
宇宙刑事アニー SF傷だらけの天使 38話
アキラは、観光客の多さに、びっくりしていた。
「金剛峯寺は、やっぱり凄いなあ~~」
「境内に、色んな建物がありますからねえ」
「神社もあるしねえ」
「はい」
よう子は、ショーケンを見ていた。
「ショーケンさんに、質問してもいいですか?」
「どうぞ」
「ネットで見たんですけど、こういうことが書いてあったんですよ」
よう子は、スマホの画面を見せた。
負けん気の強かった中学生の萩原さんは、ダイケンと呼ばれる高校生の大番長、そしてチューケンと呼ばれる副番長にもケンカで一歩も引かなかった。彼等はその勇気を認め萩原さんを「ショーケン」と任命。萩原さんのショーケンとしての人生が始まる。
「そうですよ」
「そんなに負けん気が強かったんですか?」
「そうみたいですねえ」
ショーケンは笑っていた。
「凄かったんですねえ」
「子供だったんですよ」
「今は?」
「臆病になっちまったかな」
「利口になったんですよ」
「利口にねえ・・」
「今日は、悲しいテディボーイで行こうかな?」
アキラが尋ねた。
「悲しいテディボーイ?」
「アイドルのミケの歌」
「悲しいテディボーイ、どういう意味?」
「悲しい不良少年」
山伏が、リアカーの前で立ち止まった。
「焼き芋を、一つ所望(しょもう)したい」
「かしこまりました」
山伏は、アキラの目を見ていた。
「おぬし、心の目を持っておるな?」
「はっ?」
「ただ者ではないと観た」
詩人の深澤が、歌いながらやって来た。
わたしはわたしで 生きて来ました~~♪
そし今 思っています 明日からも
わたしはわたしで 生きて行こうと~~~ ♪
山伏が深澤に言った。
「なんだそれ、拓郎の替え歌じゃないかよ」
「そうです。ばれましかた?」
「誰でも知ってるよ」
山伏は去って行った。
「今日も、カップラーメン無いの?」
「ありません」
「な~~んだ!」
深澤は去って行った。
「こっちが、な~~んだ?だよ」
赤いジーンズの若い女性が、ロボットを連れてやって来た。
「福之助、こっちだよ。早く早く」
ロボットは、旧型のアルミの足の遅い偏平足ロボットだった。
「姉さん、早すぎますよ~~」
「あんたが遅すぎるの」
「最高速度、時速三キロなんですから~~」
「まったく、世話が焼けるねえ」
「世話が焼ける。はて?焼いて食べる物ですか?」
「調べて、登録しとけよ」
「はい」
「お腹が空いたから、焼き芋でも食べるか」
「お客さん、大きいのにしますか?」
「中くらいのをください」
「福之助、お参りに行くぞ」
「はい」
女性は、焼き芋を食べながら、金剛峯寺に入って行った。
「あの人、宇宙刑事アニーに似てたわねえ」
「宇宙刑事アニー?」
「紅(くれない)流のアニー」
よう子は、構えて見せた。
「これ!」
「かっこいいねえ~~」
https://ncode.syosetu.com/n0433gw/38/
「金剛峯寺は、やっぱり凄いなあ~~」
「境内に、色んな建物がありますからねえ」
「神社もあるしねえ」
「はい」
よう子は、ショーケンを見ていた。
「ショーケンさんに、質問してもいいですか?」
「どうぞ」
「ネットで見たんですけど、こういうことが書いてあったんですよ」
よう子は、スマホの画面を見せた。
負けん気の強かった中学生の萩原さんは、ダイケンと呼ばれる高校生の大番長、そしてチューケンと呼ばれる副番長にもケンカで一歩も引かなかった。彼等はその勇気を認め萩原さんを「ショーケン」と任命。萩原さんのショーケンとしての人生が始まる。
「そうですよ」
「そんなに負けん気が強かったんですか?」
「そうみたいですねえ」
ショーケンは笑っていた。
「凄かったんですねえ」
「子供だったんですよ」
「今は?」
「臆病になっちまったかな」
「利口になったんですよ」
「利口にねえ・・」
「今日は、悲しいテディボーイで行こうかな?」
アキラが尋ねた。
「悲しいテディボーイ?」
「アイドルのミケの歌」
「悲しいテディボーイ、どういう意味?」
「悲しい不良少年」
山伏が、リアカーの前で立ち止まった。
「焼き芋を、一つ所望(しょもう)したい」
「かしこまりました」
山伏は、アキラの目を見ていた。
「おぬし、心の目を持っておるな?」
「はっ?」
「ただ者ではないと観た」
詩人の深澤が、歌いながらやって来た。
わたしはわたしで 生きて来ました~~♪
そし今 思っています 明日からも
わたしはわたしで 生きて行こうと~~~ ♪
山伏が深澤に言った。
「なんだそれ、拓郎の替え歌じゃないかよ」
「そうです。ばれましかた?」
「誰でも知ってるよ」
山伏は去って行った。
「今日も、カップラーメン無いの?」
「ありません」
「な~~んだ!」
深澤は去って行った。
「こっちが、な~~んだ?だよ」
赤いジーンズの若い女性が、ロボットを連れてやって来た。
「福之助、こっちだよ。早く早く」
ロボットは、旧型のアルミの足の遅い偏平足ロボットだった。
「姉さん、早すぎますよ~~」
「あんたが遅すぎるの」
「最高速度、時速三キロなんですから~~」
「まったく、世話が焼けるねえ」
「世話が焼ける。はて?焼いて食べる物ですか?」
「調べて、登録しとけよ」
「はい」
「お腹が空いたから、焼き芋でも食べるか」
「お客さん、大きいのにしますか?」
「中くらいのをください」
「福之助、お参りに行くぞ」
「はい」
女性は、焼き芋を食べながら、金剛峯寺に入って行った。
「あの人、宇宙刑事アニーに似てたわねえ」
「宇宙刑事アニー?」
「紅(くれない)流のアニー」
よう子は、構えて見せた。
「これ!」
「かっこいいねえ~~」
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空戦・袖飛車 & 空戦・石田流
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