あの悪夢をもう一度

WindowsNT、Windows2000を標的とした新種の「Zotob」というウイルスが蔓延しているようです。
広がり方のペースが早く、アンチウイルスソフト等を提供している各社が警告を出しています。
拡散のしかたがあのNimdaやCode Red並みなんだそうで…　むむむ。

まず該当OSのユーザー（そうじゃないWinXPなんかも念のため）は最新のアップデートをきちんと適用しましょう。
そして、ファイアウォール等の設定を確認し不要なポートは閉じましょう。

ZotobはTCP/IPポート445番（ファイル共有に使われるポート）を利用して自己をコピーし、Plug and Play の脆弱性を付いて感染します。
まぁ、445は通常は外に向けてオープンにしてはいけない代表的なポートであり、これがオープンにしている時点でバカとしか言いようがないのですが。
…でも時々あるんですよねぇ、こういうバカがネットワーク管理している企業が。
あー頭痛い。



でもって次に怖いのはPPPoEなんかで常時接続している無知なPCユーザーですね…。
僕の持論なんですが

「エンドユーザーが無知で良い時代はとうの昔に終わった。」

PCユーザーたるもの、最近のPCに対する脅威に対して自衛する手段を身につけていて当然。　知らないことは罪だと思います。
セキュリティに関する情報を仕入れ、自分のPCに対して最新のアップデートの適用、ネットワーク機器（モデムやルーター）に対して適切な設定ができなければ問題でしょう。

「セキュリティ？アップデートって？？　モデム？ルーター？そんな言葉はじめて聞いたんだけど」なんて人は今すぐ本屋に走って勉強しなさい。
自分が使っている道具を使いこなすのは所有者の課題であり、自分の持っている道具を人の迷惑とならないように使うことは所有者の義務です。

酷い人は自分のPCがウイルスに感染して、更にそのPCがウイルスやスパムメール配信の拠点として第三者に悪用されていることにすら気づいてない場合がありますからね。
日々鬼のように届くスパムメールは迷惑でしょう？　それが自分のPCを１つの拠点として配信されているとしたらどうですか？
はい、自衛しましょう、勉強しましょう、しないことは他の人に対する迷惑行為であり罪と同等です。

はー。