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レーシングカートショップ MONZA

MONZAがお届けする日常の生活からモータースポーツの世界をお届けします。

こ、こ、これは・・・怪我の功名!?

2008-04-09 14:14:29 | Weblog
こんにちは
既にお天気は下り坂・・・
今夜に掛けての
桜も一気に散ってしまいそう

先ず最初はお知らせ
瑞浪でのオープンマスターズカート、
レースの模様の動画がされています。
栄光さんのHPのTOPページからご覧いただけます

では、本題
今週は、KL四国へのRMCに備えたテスト走行の為、
涼平クンのZ32の整備をしています
特にフロントセクションは、先月30日の、
WETレースで最後、
クラッシュパッドにぶつかっていますので
入念に整備です。
その際、ステアリングシャフトが大きく曲がり・・・
これは要交換となりました
フロントスタビアスクルのベアリングにもガタがあったので、
これも交換。
その後、装着となるのですが、
アライメントについても入念な調整をしました

このアライメント調整ですが、
ガレージでの作業、しかも定盤上で行ないますので、
サーキットという現場よりは時間も掛けて緻密に出します
この時の私のやり方ですが、
①最初はアライメントアジャスターを0偏芯の物を使い、
トー角の0を出します
ここで、フレームのフロントセクションに歪があれば、
高さ的な0指針が出ず、歪んでいるかどうかが分かります
前回の調整時には左右で2~3㍉の歪があったのですが・・・
先日の衝突の際に衝撃で戻ったのか(正しくは曲がったと思われます・・・)
キチンと0指針が出ました
これぞ怪我の功名かぁ~
②次は上側のみ偏芯アジャスターを用いて
キャスター角を付けつつ、キャンバー角0を出します。
キャンバー角0のポイントでマーキングをし、
トー角も一緒にチェックです
③その次は下側も偏芯アジャスターを使い、
更にキャスター角を付け、と同時にキャンバー角0を出して調整します
④最後はトー角を気持ち付けるように調整し直し、作業は終了です
で、肝心なポイントですが、
左右のホイールベースが均等かどうかのチェックも忘れずに
の作業までして完璧度も
これはリアアクスル~フロンとスタビアクスルの距離を
単純にメジャーで計測するだけ
涼平クンのZ32は、怪我の功名もあって、
完璧なアライメントが出ました
現在の私流のSET UP方向は、
リアタイヤがINリフトしやすい方向性
今回もその線に沿って出しています。
方向性ややり方は、
メカニック其々でしょうが、
共通点は、精度のある定盤を用いて、
『スナイパー』使用と言ったところでしょうか・・・
この組み合わせ・・・なかなかです

これで涼平クンの走りに、更に切れ味が・・・
と言うところで今日のお話はここまでです

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