
こんにちは
今日は晟那クンのエンジンの完成までの工程です
昨日まではシリンダーも乗っかていない状態でした
昨日の夕方、加工に出したシリンダーも返って来ましたので、
仕上げていく様子をご紹介しましょう

今回はホーニング加工で戻って来ました。
シリンダー内の筋がミソです

マイクロメーター登場

新品のピストンです。
サイズは52.35mmです。

マイクロメーターでの計測はご覧の通り。
実寸も表示通りです

シリンダー内径を計測するシリンダーゲージです

1/1000mm単位の計測ができます

計測中…
ピストンクリアランスも私の要望通りでした


組付けペーストです。
私はこれを使って、初期(一番最初)のピストンのガジリを防ぎます

こんな色をしています。

ピストンのガジリそうな部分に塗ります。

ERGのOIL。
先程のペーストとこのOILをピストン・シリンダーの両方に塗っておきます。

ピストンピン・小端ベアリング・サークリップです

ピストンのこの溝に

サークリップを入れます。まずは片側…

コンロッドの先の部分。

小端が入ります。

ピストンピンを挿入します。
YAMAHAのエンジンは総じてスルッと入ります

入りました
こちら側の溝にもサークリップを入れます。

矢印の方向が排気側になります。

ピストンリングを付けます。

こうして、手で押さえながら、シリンダーに入れていきます。

ナットを規定トルクで締め付け、ヘッド装着に移ります。

ヘッドガスケットの厚みを確認します。
SL規定では、再車検時、0.4mm必要です。

シリンダーに乗せ、ヘッドを閉じます。

シリンダーヘッドの裏側…
YAMAHAの刻印が前側に来ます。

ドライブスプロケットを付けていきます。
クランクシャフトの溝に、

このウッドラフトキーが入ります。
空回り防止の為です

私はグリスアップしてから装着します

ここでクランクロックツールを使用します

プラグ穴に入れてクランクをロックし、

スプロケットをロックナットで締め付けます

今度はエキゾーストガスケットです。

ヘッダーを装着しました
次にバイスに挟んで固定したエンジン本体を180度向きを変えます。

ローターを付けます。

スプロケット同様に、クランクをtロックした状態で、締め付けます。

使い古しのハイウェイカードが出て来ました

こうしてローターとコイルの隙間確保に使います。

このダイヤルゲージで点火タイミングを調整します

クランクロックツールを外し、ダイヤルゲージをプラグ穴へ…

このゲージでは1/100mm計測ができます。

ローターのマーキングと、プレートのマーキングを、
上死点から適時戻したポイントで合わせます
ここまで来たら…あとはキャブの装着だけです

キャブ装着に必要なガスケット類です。

キャブを固定するマニホールドです。

1枚目のマニホールドガスケットを…

続いて24φのジョイントキャブレター。

2枚目のマニホールドガスケットを付けて、

この吸気の部分に

マニホールド装着です。

キャブガスケット(通称:サザエさん)を付け

キャブを…

フランジガスケットを付けて、
フランジを装着すると…

作業完了です
あとは細かい部分の取り回し等


ちょいと一工夫をして、

ゴミが入らない様にして、
エンジン木箱に格納
です
TOP画像は作業終了後の晟那クンのKTエンジンの後ろ姿…
なかなかの哀愁を漂わせ、
明日の中山から爆走します
一連の作業風景をご紹介してきました
次週も…違う作業の風景をご紹介してみたいと思います
さて、中山行きの準備も整い…
明日・明後日の二日間、
今季のラストレース
しっかりサポートしてまいります


今日は晟那クンのエンジンの完成までの工程です

昨日まではシリンダーも乗っかていない状態でした

昨日の夕方、加工に出したシリンダーも返って来ましたので、
仕上げていく様子をご紹介しましょう


今回はホーニング加工で戻って来ました。
シリンダー内の筋がミソです


マイクロメーター登場


新品のピストンです。
サイズは52.35mmです。

マイクロメーターでの計測はご覧の通り。
実寸も表示通りです


シリンダー内径を計測するシリンダーゲージです


1/1000mm単位の計測ができます


計測中…
ピストンクリアランスも私の要望通りでした



組付けペーストです。
私はこれを使って、初期(一番最初)のピストンのガジリを防ぎます


こんな色をしています。

ピストンのガジリそうな部分に塗ります。

ERGのOIL。
先程のペーストとこのOILをピストン・シリンダーの両方に塗っておきます。

ピストンピン・小端ベアリング・サークリップです


ピストンのこの溝に

サークリップを入れます。まずは片側…

コンロッドの先の部分。

小端が入ります。

ピストンピンを挿入します。
YAMAHAのエンジンは総じてスルッと入ります


入りました

こちら側の溝にもサークリップを入れます。

矢印の方向が排気側になります。

ピストンリングを付けます。

こうして、手で押さえながら、シリンダーに入れていきます。

ナットを規定トルクで締め付け、ヘッド装着に移ります。

ヘッドガスケットの厚みを確認します。
SL規定では、再車検時、0.4mm必要です。

シリンダーに乗せ、ヘッドを閉じます。

シリンダーヘッドの裏側…
YAMAHAの刻印が前側に来ます。

ドライブスプロケットを付けていきます。
クランクシャフトの溝に、

このウッドラフトキーが入ります。
空回り防止の為です


私はグリスアップしてから装着します


ここでクランクロックツールを使用します


プラグ穴に入れてクランクをロックし、

スプロケットをロックナットで締め付けます


今度はエキゾーストガスケットです。

ヘッダーを装着しました

次にバイスに挟んで固定したエンジン本体を180度向きを変えます。

ローターを付けます。

スプロケット同様に、クランクをtロックした状態で、締め付けます。

使い古しのハイウェイカードが出て来ました


こうしてローターとコイルの隙間確保に使います。

このダイヤルゲージで点火タイミングを調整します


クランクロックツールを外し、ダイヤルゲージをプラグ穴へ…

このゲージでは1/100mm計測ができます。

ローターのマーキングと、プレートのマーキングを、
上死点から適時戻したポイントで合わせます

ここまで来たら…あとはキャブの装着だけです


キャブ装着に必要なガスケット類です。

キャブを固定するマニホールドです。

1枚目のマニホールドガスケットを…

続いて24φのジョイントキャブレター。

2枚目のマニホールドガスケットを付けて、

この吸気の部分に

マニホールド装着です。

キャブガスケット(通称:サザエさん)を付け

キャブを…

フランジガスケットを付けて、
フランジを装着すると…

作業完了です

あとは細かい部分の取り回し等


ちょいと一工夫をして、

ゴミが入らない様にして、
エンジン木箱に格納


TOP画像は作業終了後の晟那クンのKTエンジンの後ろ姿…
なかなかの哀愁を漂わせ、
明日の中山から爆走します

一連の作業風景をご紹介してきました

次週も…違う作業の風景をご紹介してみたいと思います

さて、中山行きの準備も整い…
明日・明後日の二日間、
今季のラストレース

しっかりサポートしてまいります

