飛鉄(HITETSU)

飛行機、鉄道などの撮影のあれこれを綴っています。

風前の灯

2013-12-26 06:27:56 | 日記
来年3月31日に引退を発表したANAのB747。
というより、この引退で、日本の旅客型のB747は
最後を迎える。
あとは、NCAの貨物機と政府専用機(2020年引退予定)
を残して日本の翼から消滅する。
世界的に見ても747のオペレータは少なくなってしまった。
一時は世界一のB747保有国となったこともある。
近年の石油高等などで4発機の需要が激減したまた
テロ以降の旅客減少が大型機の運行に影響を与えた。
飛行機に興味がなくても、ジャンボといえば誰しも
が知っている機体で、日本人にとって747は馴染み深い
機体だ。
現在は、羽田~那覇線の運行のみで、他の地域への
路線はもうなくなってしまった。
3機が最後の運行を続けている。
残念ながら現在ANAで運行している747は、日本仕様の
ウイングレットのない機体で、運行終了後は、アメリカの
砂漠へ行って、スクラップされるしかない運命だ。
すでに他ALへ売却された国際線仕様の747は
一部運行されているが、殆どが貨物機への改造が施され
旅客として運行していない。
多分ないと思うが、日本の翼を支えた機体ゆえ、どこかに
1機でも保存できないものか。。。
最後まで事故なく無事最後の日を迎えて欲しいものだ。

この光景も来年の桜の時期には過去のものとなる。


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