「ボケ・ツッコミ逆転現象」
先日の 「ガキの使いやあらへんで」 で、浜田が最近天然ボケ気味だということに関して
松本が 「25年もやってると、ボケとツッコミが逆になってきてもうて」
と言っていた。 とはいえ、昔トイレで小便をしている時、横にいる見ず知らずのおじさんが
屁をこいたのを聞いて、浜田は間髪入れずに「オイ!」 と突っ込んでしまったという逸話が
あるほど彼が心の底からツッコミ体質であるのは間違いない。
お笑いコンビが冠番組で持ち味を出すには 「ツッコミがしっかりしていること」が
重要な条件である。 ツッコミが司会進行をテキパキとこなし、ボケは自由に振る舞える
ことが重要なのである。ダウンタウンしかり、爆笑問題しかり、くりぃむしちゅーしかり。
さまぁ~ずは三村にもボケの要素が多分にある。だからといって大竹が 「おれがしっ
かりしなきゃ」 なんて思うはずもなく 「ふたりでゆるい」 が許された特異なコンビとも言える。
(しかし「Qさま」では大竹も三村もほぼボケない。司会に回った時には持ち味は殺されて
いるともいえる)
最近中堅どころとなったコンビ芸人を考えてみると、ネタの上ではツッコミであるはずの
方が軒並み天然であるコンビがすごく多い。 当然天然ボケの相方に番組の進行ができ
るわけもなく、番組中でボケは 「しっかりした方」 となってしまっているし、「ツッコミの
方の天然をいじる」のはもはや定番になっていると言ってもいい。
お笑い芸人が世に出るキッカケは今もネタであるが、その持ち味が番組で生きることは
なかなかなくなってきている。
フットボールアワーの後藤は結構しっかりしていると思うが岩尾が色々と不自由だし
後藤にも華があるとは言えない。 タカアンドトシはいいバランスだが、持ち味を活かすのに
ひな壇ゲストや「ラジかるッ!」 のミニコーナーぐらいの尺で充分という気もする。
そういえば次長課長井上も、最近はツッコミの片鱗も感じさせません。バナナマンはそのままの位置ですね。おぎやはぎはどっちがツッコミでしたっけ。オリラジは・・・どうでもいいです。
ああ、井上もそうですね。「検索ちゃん」なんか観てるとすごいですもん。TOKIOの中で松岡はツッコミを自覚しているようですが大学生のコンパレベルです。