テレビことわざ辞典

テレビを観るのに役立つことわざ、格言を発表。さらに珠玉の名言も紹介。

日本テレビ

2007-08-31 17:59:57 | Weblog

「嗚呼日テレ逆戻り」

昔、日テレのバラエティ番組には 「場末」感が漂っていた。
「びっくり人間大集合」や「どっきりカメラ」のそれは、
「汚い定食屋で油ギトギトのメニューを食べちゃった。でもここは腐っても東京」
というイメージをその番組ごと醸し出してそれはそれで味があったのだが、
それでも所詮セットはダサイ、司会はどうせ徳光か福留。
「懐かしの・・・」「あの人は今」みたいな番組では
引用されるVTRが全て日テレ所有の手前味噌映像で「安く上げたな」という
雰囲気がプンプンしていた。
それが90年代頃からだろうか、フジテレビを抜いて「四冠王」みたいな
ことを言って視聴率が好調だった頃、「ああ、あの感じが抜けたな」と
思うことが多くなった。
それでも「歌の大辞テン」のような番組はその雰囲気を引きずっていたのだが、
最近また視聴率が不調だという日テレ。 特にバラエティ、(特に2時間スペシャルもの)を観ていると
「日テレ、またあの雰囲気の番組が多くなったな」と思う。
昨夜やっていた、芸人がデュエットしていた番組なんか、モロ。


波田陽区

2007-08-10 18:32:44 | Weblog

 「クイズヘキサゴンⅡ」 は普通のクイズ番組と違い、「バカ解答を笑う」
事に特化した特殊なクイズ番組である。 最後の 「行列リレー早抜けクイズ」
などは、賢い人は早々と行列から抜け、その後ろくに映る機会さえないのに
里田まい、スザンヌ、木下優樹菜、つるの剛士あたりの 「エース級」 は番組
終盤の20分ぐらい、カメラを独占である。 

この番組は 「賢い」 と 「バカ」 は何人かの 「準レギュラー」 で固められているが、
「中堅どころ」 は流動的だ。 しかしひとりだけ毎週欠かさず出演している芸能人がいる。

波田陽区である。 個人的に島田紳助に可愛がられているらしく、紳助のプライベート話
にも登場することがある。 そのために起用されていると思われるのはしょうがないところだろう。
しかし、ほとんど面白いことが言えない(というか、結婚会見を見ていて思ったのだが、
「面白いことを言おうとしない」のね、この人)この芸人は、賢いわけでもなくバカでもないから、
この番組での役割というのはなかなか難しい。
強いて言うなら、最後の 「早抜けクイズ」 というのは自分が答えられないと後ろで待って
いる芸能人に解答権が移らない、つまり番組中で喋れない可能性もあるので、さして知識
が豊富でもない中堅どころは、チームの成績はもちろん、 「知識はそれほどでもないが、
自分が頑張らないと後ろの人に申し訳ない」 という  「芸能人としての仁義」 のようなものが
モチベーションになっている。

毎週この番組で見る波田陽区はチームのため、自分の後ろの人のために必死だ。
このクイズ番組にものすごく真剣に取り組んでいる。 たぶん収録に臨む朝は 「よし!」
という気合いのひとことぐらい発しているだろう。 そんなに一所懸命にやっている姿を
見ているのに、私は 「何しに来てんだコイツ」 と思ってしまう。

「ヘキサゴンに陽区あり。 されど用は無し」


出川哲朗

2007-07-27 18:11:54 | Weblog

バラエティ番組におけるいろいろな制約というのはテレビ創世記
以来年を経るごとに厳しくなっているような気がする。
とは言え90年代を代表するバラエティ、「進め!電波少年」 を
思い出してみると充分無茶をやっていた。

「元気が出るテレビ」「お笑いウルトラクイズ」等80年代後半
からこの電波あたりが無茶のピークかもしれないが、これは
70年代に比べて「自由度が高まった」わけではなく、単に
「こんなことやっちゃおうか」というアイデアの問題かも知れない。
ともかく電波少年でそれは極められた。

もう本当にひどくて、出川哲朗が内戦により政情不安定だった
(当時)ボスニア・ヘルツェゴビナへ行った時(行くだけでも無茶だが)、
ディレクターのカンペにはこう書かれていたそうだ。

「撃たれて!」


田中邦衛

2007-07-13 16:21:39 | Weblog

 「タケちゃん、オレさ・・・・・大根だぜ」

 急に思い出したので書き留めておこう。 いまから20年以上前になるだろう、
 ビートたけしが映画 「夜叉」 に出演した際、毎週木曜深夜の 「オールナイトニッポン」
 では、
主演の高倉健を始めとする豪華俳優陣のエピソードについてうれしそうに話していた。
 ビートたけしが映画監督になるなんて想像も出来ない頃の話である。

 中でも高倉健がとても茶目っ気のある悪戯好きだということをよく話していたが、
 私が一番印象に残っているのは、田中邦衛が初対面の時に、いきなりこう話しかけて
 来たということだ。

 「タケちゃん、オレさ・・・・・大根だぜ。」

 たけしが呆気にとられていると

 「(ひとには)言うなよな・・・・」

 本気かウソか、青大将と五郎、そして 「大正漢方胃腸薬」 でのやぶれかぶれなダンスでしか
 彼のことを観たことのない私たちには知るよしもない。

 ちなみに 「たなかくにえい」 じゃなくて 「たなかくにえ」 である。 知っておこう。


鈴木杏樹

2007-06-29 12:55:56 | Weblog

今さらそんなこと、という話題だが、私が初めて鈴木杏樹という
芸能人を認識したのは、花王とかそのへんのデオドラント製品
か何かのCMで、電車の中で確かわきの下のスプレーをしながら

「♪ シュッシュッ ハーモナージュ シュッシュッ」

とやっていたものだった。
そのうち、東海地方限定のCMにも出るようになり、そこでは

「♪ 東海デジタルホン ホウホウ 東海デジタルホン ホウホウ」

と歌っていた。
かと思えば今も出演している大森屋の海苔のCMでは

「♪ 海苔を贈りましょう 大森屋 ホッホーホ」

と歌っていた。

なんかいつもホウホウシュッシュと言っている。 杏樹は蒸気で動いているのだろうか。

今となってはバイリンガルであるとか、(確か)医者と結婚したとか
(確か)鈴木杏とは遠縁の親戚にあたるとかいうのも話題としては
弱く、私にしてみれば杏樹を語る上でこれらのCMは不可欠である。

「杏樹とシュシュホウ」


明石家さんま

2007-06-22 12:55:25 | Weblog

「恋のから騒ぎ」 の最後、ピコピコハンマーでしばかれる女を
指名する際の明石家さんま。

「今日の説教部屋行き、今日の説教部屋行きは・・・」

必ずこうやって2度繰り返して言う。これはおそらく最初のうち
ディレクターのカンペ指示によってこのコーナーへ行く時に、
さんまがカンペの文章を一度口に出してしまってから改めて
コーナー名を言う、というのに端を発しているのだと思うが、今
やそれも含めてリズムになっているため、今さら「今日の説教
部屋行きは・・・」とすんなり一回言われてもかえって違和感が
あるかも知れない。

このコーナーでさんまはピコピコハンマーとはいえ容赦なく女
たちをしばくが、それが、出演する女たちがこの先 「強力なコネ」
として近づいてきても一切相手にしないんだろうな、という事を
想像させる。「自分だけが大好き」、さんまはこれで通して欲しい。 

ちなみに先週の放送では 「今日の説教部屋行き、今日の説教部
屋行き、今日の説教部屋行きは・・・」 と3回言った。



品川祐(品川庄司)

2007-06-15 17:54:28 | Weblog

「ひな壇芸人」 の代表選手といわれる品川庄司。
確かにそういう番組を観ていると品川のコメントが使われている確
率はかなり高い。 その
極意として彼はこんな事を言っていた。

「大物のコメントにかぶせる」

彼は自分たちを 「ひな壇の2段目3段目タレント」 と言っているが、
「1段目に座っている大物タレントのコメントの最後に自分の声を
かぶせるタイミングでコメントすれば、編集でカットされない」 という
わけだ。 いつもそういうタイミングでコメントができるように用意をし
ておくとか頭を回転させているというのは実際大変なことだと思う。
しかし私が
一番好きなひな壇芸人土田晃之、(今田・東野が別格
だが最近あまりそういう状況での出演がないので土田が一番)が
品川に対して「手の内を明かしちゃっていいの?」 と聞いたところ、
品川は
「明かしたところで誰もマネできないッスよ」
みたいなことを言ったという。
今日もひな壇に懸ける品川。 でもその必死な感じが私は苦手。


木村太郎

2007-06-08 18:57:30 | Weblog

フジテレビ 「スーパーニュース」 の木村太郎の前には何年も
前からノートパソコンが置かれている。 たまにコメントする程度
なのにいったい何の必要があるのだろうと思っていたが、ある
時こういう結論に落ち着いた。

「太郎のパソコン、ダジャレがぎっしり」

木村太郎はひと頃まで晩飯の準備で忙しい時にダジャレを頻発
して世間を困惑させていたので、いつでも繰り出せるようにパソ
コンにはダジャレがギッシリなのだ、と思った。
だが、最近はめっきりダジャレを言わなくなった。 なので再びあの
ノートパソコンの必要性はわからない。 というかあの番組での太郎
自体の必要性がわからない。 結構とんちんかんな事言って隣の
安藤優子がハラにイチモツ持っているような顔してるのを見るぞ。


ロンドンブーツ1号2号 ガレッジセール ますだおかだ 品庄 ほか

2007-05-31 19:10:38 | Weblog

 「ボケ・ツッコミ逆転現象」

先日の 「ガキの使いやあらへんで」 で、浜田が最近天然ボケ気味だということに関して
松本が 「25年もやってると、ボケとツッコミが逆になってきてもうて」
と言っていた。 とはいえ、昔トイレで小便をしている時、横にいる見ず知らずのおじさんが
屁をこいたのを聞いて、浜田は間髪入れずに「オイ!」 と突っ込んでしまったという逸話が
あるほど彼が心の底からツッコミ体質であるのは間違いない。

お笑いコンビが冠番組で持ち味を出すには 「ツッコミがしっかりしていること」が
重要な条件である。 ツッコミが司会進行をテキパキとこなし、ボケは自由に振る舞える
ことが重要なのである。ダウンタウンしかり
、爆笑問題しかり、くりぃむしちゅーしかり。
さまぁ~ずは三村にもボケの要素が多分にある。だからといって大竹が 「おれがしっ
かりしなきゃ」 なんて思うはずもなく 「ふたりでゆるい」 が許された特異なコンビとも言える。
(しかし「Qさま」では大竹も三村もほぼボケない。司会に回った時には持ち味は殺されて
いるともいえる)

最近中堅どころとなったコンビ芸人を考えてみると、ネタの上ではツッコミであるはずの
方が軒並み天然であるコンビがすごく多い。 当然天然ボケの相方に番組の進行ができ
るわけもなく、番組中でボケは 「しっかりした方」 となってしまっているし、「ツッコミの
方の天然をいじる」のはもはや定番になっていると言ってもいい。
お笑い芸人が世に出るキッカケは今もネタであるが、その持ち味が番組で生きることは
なかなかなくなってきている。
フットボールアワーの後藤は結構しっかりしていると思うが岩尾が色々と不自由だし
後藤にも華があるとは言えない。 タカアンドトシはいいバランスだが、持ち味を活かすのに
ひな壇ゲストや「ラジかるッ!」 のミニコーナーぐらいの尺で充分という気もする。


松下由樹

2007-05-22 18:49:23 | Weblog

「実物の芸能人を見たらテレビよりもずっと細かった」
「顔がこーんなにちっちゃかった」
という話をよく聞くし、わたしにだってその経験はある。
昔バイト先のビリヤード場に映画の役作りということで
薬師丸ひろ子が練習をしに来た。
卵のように小さな顔で 「えへ」 と笑っていた。

さて、ここ数年テレビを観ていてその 「正確なサイズが知りたい」 と
つくづく思わされるのが松下由樹である。
30歳を超えた頃からやたらとデカく見えるのだが果たして彼女も
実物を見ると細いのだろうか。 彼女が細いというのなら横にいる
観月ありさはどんなことになっているのだろう。
ほとんどドラマを観なくなった私が記憶を便りにパッと思いつくところ
では松下由樹と共演してきた男優は赤井英和、阿部寛、嶋田久作と
大男揃い。 これじゃあ比較対象物として役に立たない。

もう実物の松下由樹に逢うしか彼女の正確なサイズを知る術はないのだ。
さあ出かけよう、歩こうではないか、

「由樹のいる街を」