飯田龍太氏のこの本は厳しい指導で短歌にも通じるコツがあり参考になります
①安易に擬人化しない
✖やすやすと墓をはなるる雪解風・・・離れるのは風はダメ
〇やすやすと墓をはなれて雪解風・・・人が墓から離れて行く。
②助詞「に、を」で散文的、説明的に成ってしまった。
✖強東風に八百屋はり戸を閉ししより
〇東風強し八百屋硝子戸閉ししより
✖春風に陽を翻し青木の実
〇春の風陽を翻し青木の実
③推敲は相手にわからせようとして推敲するのではなく、自分の作品として十分納得できた、
言いたいことが言えたというのが推敲の基本であるべきです。
これなら人にわかるということだけでは、隙のある推敲の姿勢だと思う。
③はリコにとっても耳の痛いご指導です。
ついついいじくり回して説明調の詠草になる時があります。