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「眞子さんの乱」が示した皇室の“危機”…悠仁さまの結婚相手を見つけるのは至難の業

2021-12-29 11:00:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

 眞子さんと小室圭さんが結婚を貫いてくれたからよかったものの、もし破談にでもなっていたら、いつか国民は後悔しているかもしれない。それはともかく、「眞子さんの乱」は、皇室が抱えるさまざまな問題点を明らかにしてくれた。それによって、これまで見えていなかった危機が、目の前にまで迫っていることが多くの人に知ってもらえたことは大きい。例えば、政府の有識者会議は、「女系」による継承を棚上げにし、女性宮家を1代限りとして認めようとしているが、女性宮家を認めても1代限りでは、結局は今の状況と何ら変わらないことだ。むしろ、こういう結論を出すこと自体、無責任だろう。

 現在、未婚の女性皇族は、眞子さんが抜けて愛子内親王、佳子内親王、三笠宮彬子女王、三笠宮瑶子女王、高円宮承子女王の5人である。未婚の男子皇族となると悠仁さまたった1人なのだ。女性宮家を1代限りにすると、5人の女性皇族が宮家を創設しても、いずれ廃絶となるのだから、結局、皇室は悠仁さまだけになるのは同じなのだ。
 つまり、悠仁さまに男子が生まれるかどうかによって天皇家の将来が決まってしまう。そうなると、悠仁さまの結婚相手は、男子を産むことが義務付けられる。男女は平等のはずなのに、必ず男子を産まなければならないなんて、こんなひどい話はないだろう。そんなところに誰が嫁ぐだろうか。もしいるとすれば、何らかの野心がある人物だけだろう。

 さらに眞子さんの問題で、皇族の結婚相手になると重箱の隅をつつくようにプライバシーを暴かれることが分かった。今後、候補になる女性がいても、恐れおののいて逃げるのが目に見える。かつて上皇さまが皇太子時代に結婚相手を探したが、候補になった途端に次々と去っていった。未来はそれこそLINE一本で断られてしまうかもしれない。

 それに加えて、将来の天皇の妃になるということは、皇族になる代償に、今ある人権を失うということでもある。こうしたマイナス面が多々ありながら、それでも嫁ぐとなれば、裏で何かあるんではないかと詮索されかねない。つまり、どう考えても未来の悠仁さまの結婚相手を見つけることは至難の業だということだ。だが、それも安倍元総理ら守旧派にとってはチャンスになる。「旧宮家」を皇族に復帰させることで、行き詰まった状況を打破できるというわけだ。
■無責任すぎる政府「有識者会議」の報告書

 有識者会議の報告書によれば、旧宮家の男系男子を皇族の養子にする案が第一である。平たく言えば、愛子さまなどと旧宮家男子を養子縁組させ、皇位継承の有資格者を増やすつもりである。皇位継承権は、養子となった男子が結婚して生まれた男の子に与えるか、養子にも与えるかは未定だが、それでも皇位継承者を確保できない場合は、法律を定めて旧宮家の男系男子を皇族にするという2段階プランだ。もちろんその男子は必然的に天皇候補になる。

 しかし、現在は一国民にすぎない旧宮家だけが、皇室と養子縁組できるなんて、どこかおかしくないか……。仮に次女の佳子さまが秋篠宮家を継いで結婚したとしても、その相手男性は現在の決まりでは皇族になれない。それなのに、なぜ旧宮家だけが一国民であっても皇族になれるのか。
 旧宮家といっても、明治維新まではほとんど門主といわれた僧侶だった。それを明治になって皇族に還俗させ、戦後は再び皇籍を離脱させて一般人に戻した経緯がある。それから75年近くも経って、またもや皇族に戻そうという。この軽さはなんだろう。その時、果たして国民は皇室を敬愛するだろうか。今から1600年以上も前の5世紀に、直系の皇嗣が絶えたために「越」の国から連れてきた継体天皇の例はあるが、今はそんな時代ではない。国民の多くが納得できる人でなければ、たとえ天皇に就いても誰も振り向かないだろう。

 昭和20年代に、自称「熊沢天皇」と名乗り出た人物がいた。熊沢寛道である。14世紀に後醍醐天皇の南朝と、足利氏が擁立した北朝が対立したが、現在の皇室は北朝の系統に対して、熊沢天皇は南朝の系譜との主張だった。血さえつながっていればいいなら、あの熊沢の末裔も可能性ありになってくる。バカバカしい。旧宮家の復帰はそれとあまり変わらないのに、守旧派の政治家たちは、そんな乱暴なことを進めようとしているのだ。果たして、国民はそれで象徴天皇制を支持するだろうか。

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