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歯周病治療 良いかかりつけ医の条件は「歯磨き指導」を徹底しているか否か

2021-12-30 08:30:00 | 日記
下記の記事はNEWSポストセブン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

歯周病は歯を失う原因1位であるばかりでなく、新型コロナに感染すると死亡リスクが健康な人の約9倍も高い、ということも明らかになった。
それなのに厚労省の歯科疾患実態調査によると、50代以上の半数が歯周病になっている。原因の一つが、歯周病に関する誤解が多いことだろう。
「液体ハミガキ、うがい薬で歯周病は予防できる?」
「歯肉マッサージで歯周病は治る?」
「虫歯がないから、歯周病も心配はない?」
実はこの3つは全て間違い。最も効果的な歯周病対策は、かかりつけ歯科医を持ち、正しい治療と予防を知ることだ。
歯周病の基本と2つの注意点
歯と歯肉の間にある歯肉溝(歯周ポケット)は、健康な状態で深さ1~2mm程度。ここに細菌の膜=バイオフィルム(プラーク)が入り込み、炎症が起きて歯周病になる。
初期の歯周病は「歯肉炎」と呼び、この段階で正しい治療とケアを行なえば完治できる。
しかし、痛みなどの自覚症状がないまま進行して、歯を支える歯槽骨を溶かしてしまうことも多い。歯周ポケットが6mm以上、重度の「歯周炎」に進行してしまうと、完治は難しいという。
歯周病治療では、2つの注意点を挙げたい。
歯周病の診断は、歯周ポケットの深さを測る「プロービング」検査が基本(別掲図1)。だが、正確な「プロービング」ができない歯科医や歯科衛生士が少なくない。
プロービング検査
写真4枚
正確な測定には、一定の圧をかけなければならないが、強く力を入れ過ぎると患者から痛みなど苦情が出る可能性がある。そのため、弱い力でプロービングしてしまうというのだ。あまりに優しすぎるプロービング検査は、注意したほうがいい。
もう一つの注意点は、歯科医院での治療だけでは、歯周病は決して良くならないこと。
歯周ポケットの中に入り込んだバイオフィルムや歯石は、歯科医院で専門器具を使用して除去する必要がある。しかし、このスケーリング・ルートプレーニング(通称SRP)だけで安心してしまうと、歯周病はすぐに再発してしまう。
本当に大切なのは毎日のセルフケアだが、ライオンの調査では、実に8割の人に磨き残しが多いことが分かっている。
磨き残しを評価するのが「プラーク付着率」。これを定期的に歯科医院でチェックすることで、セルフケアの弱点が見えてくるはずだ。
例えば、右利きの人は、磨きづらい右側裏にプラークが残る傾向がある。それを自覚してセルフケアをすると、かなり改善されるはずだ。
歯周病かかりつけ医を見つける3か条
【1】正しいセルフケアを徹底的に教えてくれる
鍵を握るのは歯科衛生士。歯ブラシの選び方から使い方まで、指導する範囲は広い。
熱心に指導してくれる歯科衛生士と出会うと、飛躍的にセルフケアの質が向上して、歯周病が改善するはずだ。これまでの取材経験でも、素晴らしい歯科医院には必ず優秀な歯科衛生士がいた。
【2】診断と対策(治療)を歯科医が丁寧に説明してくれるか
治療でいくつか選択肢がある場合、各々のメリットとデメリットを示してくれる歯科医を選びたい。
【3】安易に抜歯を勧めない
歯周病で歯が揺れたら、すぐに抜歯を勧める歯科医が今もいる。そんな歯科医は、かかりつけに選ばないほうがいい。
ケースバイケースだが、しっかりとした歯周治療で改善する場合もあるし、現在では歯周組織を再生する技術が普及してきたので、歯の揺れは改善する可能性がある。
取材・文/岩澤倫彦(ジャーナリスト)


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