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連続1位は茨城!20~30代未婚「男余り」ランキング

2022-01-08 13:30:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

生涯未婚率が史上最高値ということは、さぞ未婚人口(未婚人口は15歳以上で見ます)も最大になったのだろうと思われるかもしれません。しかし、未婚人口そのものは5年前に比べて減少しています。これは、すでに日本の総人口が2008年をピークに減少し始めているためです。
新たに2020年統計で配偶関係別人口に算入された15~19歳の若年人口は、2000~2005年に誕生した少子化時代の子どもたちであり、その出生数は大きく減少したことは周知の事実です。同時に、未婚男性の死亡中央値年齢は早く約66歳ですので、高齢未婚男性人口もいち早く減少していきます(参考:『独身か有配偶かで異なる男女の「人生」の長さ』)。
未婚女性の人口も減少
2020年の未婚男性人口は約1584万人。5年前に比べて約49万人減です。これは未婚女性も同様で、2020年の約1265万人は、前回より約27万人減です。
日本において男女あわせた未婚人口がもっとも増大したのは、2000年の2988万人がピークでした。それ以降、出生数の減少に伴って未婚人口も減っています(未婚人口には離別・死別して独身となった人口および配偶関係不詳の人口は含みません)。
この連載の一覧はこちら
生涯未婚率が上がったとはいえ、男性でまだ25.7%程度であれば、まだまだ有配偶者のほうが多いとお考えになるかもしれません。
確かに高齢有配偶者も含めた比較ではそうなりますが、今後結婚や出産の見込みのある15~49歳の年齢で比較すると(15~49歳は合計特殊出生率計算対象年齢)、男性はすでに1995年に未婚が有配偶を上回っており、女性も2020年に両者の人口がもっとも接近しています。
女性もいずれ未婚が有配偶を抜くでしょう。男女あわせればもはや15~49歳においては、未婚のほうがマジョリティとなっています。
(外部配信先では図表や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
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2022/01/05 6:00
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未婚人口は男性が多い
ところで、全人口における男女比は、女性のほうが高くなります。それは、女性のほうが長寿のためで、その多くは配偶者と死別した女性によって占められています。ただし、未婚人口に限れば、圧倒的に「男余り」であることはこの連載でも何度もお話しています。
その理由の1つは、出生男女比が長期にわたって男児のほうが5%ずつ多いこと。もう1つは、離婚男性が初婚女性と再婚を繰り返す割合が高いという「時間差一夫多妻制」があります(参考:『未婚男が割を食う「バツあり男」の再婚事情』)。ただでさえ出生数が多いのに加えて、離婚再婚を繰り返す既婚男性の煽りを受けて、未婚男性の男余り現象が形作られました。
2020年における年齢別未婚の「男余り」状況を以下一覧表にしました。
全体で、約319万人の男余り、20~30代では約117万人、40~50代では約148万人もの未婚男性が余っています。仮に未婚男性が初婚の女性と結婚したいと思い、未婚女性全員が結婚したとしても、319万人の未婚男性には相手がいないということになります。
この男余り人口に関しても、5年前の国勢調査の結果を用いた分析(※)では約340万人でしたので、約20万人男余り人口も減っています。それでも大きなボリュームであることには違いありません。
2015年国勢調査の時に分析し、記事内(※)で発表したように、今回も各都道府県の「男余り率」についてランキング化していきたいと思います。男余り率の計算方法は、結婚適齢期である20~30代だけを抽出し、未婚男女の人口差分を当該年齢の総数で割りました。その年代の総数男性のうちどれくらい余っている未婚男性がいるかを表します。
※2015年の結果については、こちらの『茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体』の記事をご覧ください。
茨城県がトップ!
20~30代の都道府県別「未婚の男余り率」ランキングは以下の通りです。
前回同様、茨城県が不動のトップを守りました。2位は前回3位の福島県。3位に前回6位だった富山県がランクインし、前回2位だった栃木は4位に下がっています。
とはいえ、今回5位の群馬県もあわせて、北関東勢の上位は盤石です。山形県、秋田県、青森県、岩手県などの東北勢が5年前より大きく順位をあげて躍進しましたが、これは男性の生涯未婚率の上位が東北勢となったこととも関連していると思われます。
前回もそうでしたが、未婚女性のほうが多いエリアは皆無で、すべての都道府県で、未婚男性のほうが多い「男余り」となっています。男余りではありながらも、その割合が比較的低いのが、東京、大阪、福岡など大都市です。これらの都市は若年女性の人口流入率の高いエリアです。
最下位の鹿児島県は、女性以上に男性の流出も多いという意味で都市部とは違う原因でしょう。また、愛知県は前回の5位から大きく改善されて17位になりましたが、これは決して男性の婚姻率があがったわけでも、女性の流入が増えたわけでもありません。若年男性の流入が大きく減ったためです。
総務省統計局の人口移動報告年報によれば、愛知の20~30代男性は、2015年の6390人から2019年には187人にまで転入超過が激減、97%も若い男性愛知流入が減ったことによります。
深刻なのは40~50代
5年前と比べて、個別の順位の多少の変動はありますが、西日本より東日本のほうが男余りが激しいという大きな傾向はそのまま踏襲されています。これもまた男性の生涯未婚率の傾向と一緒です。20~30代の男余りは、20年後の男性の生涯未婚率に直結すると考えられます。ただし、東日本でも若年女性流入日本一の東京だけは例外です。
当然ながら、20~30代で未婚男性が余っているということは、結婚したい男性にとってはそのエリアにおいて相手探しが非常に困難になることを意味します。逆に、婚活女性にとっては、男余り地域は、少なくとも対象者が多いという点でチャンスがあるということもできます。
以上は、これから結婚の可能性のある若い20~30代の「男余り」についてのお話でしたが、実は深刻なのは、40~50代の「未婚のおじさん余り」現象です。
冒頭の年代別未婚男女人口差分表でもわかる通り、人口差がもっとも多いのは35~54歳のおじさん世代です。各5歳区切りの年代別でいずれも35万人以上「おじさん余り」となっており、しかも、最大余り年代は45~49歳の44万人です。
これは、この世代がちょうど1970年代前半の第2次ベビーブームで生まれた人たちだからです。
本来、彼らが結婚するはずだった1990年代後半には第3次ベビーブームは起きませんでした。それは、すなわち当時婚姻数が増えなかったことによります。不思議なことに、この婚姻減は都市部に限らず、全国どこのエリアでも同時多発的に発生しました。
長期推移でみると、戦後から皆婚時代の1980年代まで、40~50代年代はむしろ「未婚の女余り」でした。それが、1990年代、生涯未婚率の急上昇とともに「おじさんの男余り」が加速し、ついに2015年には20~30代の男余り人口を逆転。2020年はさらにその差が拡大しています。
恋愛結婚の限界年齢は40歳
ちまたでは、中高年向けやシニア向けの婚活サービスなどが多数出現しているのも納得できます。しかし、同じ中年代同士のマッチングを狙ったとしても、すでに150万人規模のおじさん余りになっているので男性の苦戦は必至です。
さらに、40代を過ぎて20代の若い初婚女性を狙うことは再婚者や一部の恋愛強者を除けばデータ的には到底不可能です。加えて、恋愛結婚しようと思った場合、基本的には男性の限界年齢は40歳であるという試算もしました(『恋愛結婚の人は大概25歳で出会っている残酷現実』)。
もちろん、未婚男性全員が結婚を望んでいるわけではありません。が、結婚を望む男性にとっては、若くても、中年になっても、その実現はかなりのハードモードになりつつあります。
荒川 和久 : 独身研究家、コラムニスト



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