
編集・日本児童文学者協会 発売・小峰書店 定価・1100円
最上一平さんの「天神の大輔」と小手鞠るいさんのエッセイ「児童文学作家を目指すあなたへ」を面白く読みました。
小手鞠さんはこう書いています。「絶対に作家だけで食べていけるようになってやる!(中略)そのガッツが作家にならせてくれたのです」。
小手鞠さんはこう書いています。「絶対に作家だけで食べていけるようになってやる!(中略)そのガッツが作家にならせてくれたのです」。
じんめいきゅうじょ
かなしくてかなしくて
つらくてつらくて
バッタはたにそこへみをなげた
そうなんだけど
はねがかってにひらき
ぱた ぱた ぱた
とんでいく
──しにたいんですけど。
──いきたいんですが。
バッタはしにたがり
バッタのいのちはいきたがり
きがつくと
むこうぎしにちゃくりく
──これって じんめいきゅうじょ?
──まあ そんなもんでしょ。
バッタはたすけられたような
ひとだすけしたような
バッタはいびきをかいてねむっている
バッタのいびきなのか
バッタのいのちのいびきなのか
はなくそまんちんいきひとつ
バッタのいびきなのか
バッタのいのちのいびきなのか
はなくそまんちんいきひとつ」
生きようとする思いが大事なんでしょうね。
「天神の大輔」よかったですね。釣りに行ったときに廃村を教えてもらいました。
死のうとしたって、本音本性がゆるしてくれないんでしょうね。わかります。
死にたいと思う動物はいないんですよね。虫も。人は二重人格になったみたいですね。
ひでちゃん様
ことば、神、価値、を発明した人間に自殺をなくすことは出来ない。折り合いを付けるだけだそうです。「生きててもしょうがない」というのは価値(分別)でしょうからね。