goo blog サービス終了のお知らせ 

広告する日記

詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

はなくそまんちん

2025年07月13日 16時30分46秒 | 日記
 
    編集・日本児童文学者協会 発売・小峰書店 定価・1100円
 
 最上一平さんの「天神の大輔」と小手鞠るいさんのエッセイ「児童文学作家を目指すあなたへ」を面白く読みました。
 小手鞠さんはこう書いています。「絶対に作家だけで食べていけるようになってやる!(中略)そのガッツが作家にならせてくれたのです」。
 
     じんめいきゅうじょ   
 
  かなしくてかなしくて
  つらくてつらくて
  バッタはたにそこへみをなげた
 
  そうなんだけど
 
  はねがかってにひらき
  ぱた ぱた ぱた
  とんでいく
  ──しにたいんですけど。
  ──いきたいんですが。
 
  バッタはしにたがり
  バッタのいのちはいきたがり
  きがつくと
  むこうぎしにちゃくりく
 
  ──これって じんめいきゅうじょ?
  ──まあ そんなもんでしょ。
  バッタはたすけられたような
  ひとだすけしたような
 
  バッタはいびきをかいてねむっている
  バッタのいびきなのか
  バッタのいのちのいびきなのか
  はなくそまんちんいきひとつ
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絵本「ぼくは かける」 イ・... | トップ | 秋のお知らせ »
最新の画像もっと見る

3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
はなくそまんちん (木枯しモンジャロウ)
2025-07-13 20:54:17
「バッタはいびきをかいてねむっている
 バッタのいびきなのか
 バッタのいのちのいびきなのか
 はなくそまんちんいきひとつ」
生きようとする思いが大事なんでしょうね。
返信する
じんめいきゅうじょ (ひでちゃん)
2025-07-14 05:14:16
内田麟太郎さま
「天神の大輔」よかったですね。釣りに行ったときに廃村を教えてもらいました。
死のうとしたって、本音本性がゆるしてくれないんでしょうね。わかります。
返信する
分別 (内田麟太郞)
2025-07-14 10:17:43
木枯しモンジャロウ様
 死にたいと思う動物はいないんですよね。虫も。人は二重人格になったみたいですね。

ひでちゃん様
 ことば、神、価値、を発明した人間に自殺をなくすことは出来ない。折り合いを付けるだけだそうです。「生きててもしょうがない」というのは価値(分別)でしょうからね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日記」カテゴリの最新記事