連休疲れをしています。だらだら疲れでしょうか。やはり五月は外ですね。
おおもの
タヌキは つぶやく
──わしは ただの タヌキではなさそうだ。
そんじょそこらの タヌキどもが
みみずに よだれを たらしているとき
うちゅうについて かんがえていた
そんじょそこらの タヌキどもが
さわがにに よだれを たらしているとき
アートについて かんがえていた
いきかたの けたが ちがいすぎる
──そうか。おれは ライオンだったのか。
クマが あいさつもせずに とおりすぎる
──ぶれいもの!
くる くる くる
タヌキは ちゅうを とんでいた
はるか したに やまがみえる
(たかきを とぶもの)
タヌキは つぶやく
──わしは ワシだったみたい。
海と少年
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少年はいつも
かなしみを海にあずけていった
あずけたのだともきがつかずに
海は
少年のかなしみをたくさんあずかった
あずかりすぎたのだろうか
海はあずかったことさえもわすれていった
ただ ときどき
わけもわからぬかなしみになみだをながした
青年はげんきに山をのぼっていった
とおくに海が見え
海はまばゆく光っていた
まばゆく
まばゆく
光っていた
そのよる
海は月にはなした
──げんきだったんだよ。とつても。
それから海はおおごえでないた
あずかっていたものが
ひとつ ひとつ 星になっていく
「あずかっていたものが
ひとつ ひとつ 星になっていく」
星になっていく、というのが好きですね。
たぬきの愚かさがいいですねえ。愚禿さんと大愚さんのお仲間でしょうか。
星に願いを。
よそ見していたもので、ごぶれいいたしました。ライオンのぬいぐるみ着ていたもんですから、前も見えず・・・。
遊園地にいたんだね。アイスを舐めるライオンさん。