国際的に大活躍中の絵本作家ミロコマチコさんが、わたしの故郷大牟田市でライブペインティングをされました。
会場はブックカフェーtaramu。ミロコさんが前日(15日)に大牟田動物園を見学されたあとに描かれた世界です。
本日も年賀状を印刷しながら大牟田市議会中継を見ていました。絵本ギャラリーについて、お二人の議員が質問されていました。
それから、こんな詩を。詩友阿部圭司を偲ぶ作品です。
しのぶ
詩友阿部圭司を
八代信は
──あべちゃん。
──あべけい。
──あべけいし。
と呼んでいたが
その日
八代はなんと呼びながら
泣いていたのだろう
阿部は東北の男で
まつろわぬ民のこころを生きていたから
ときにはげしいことばを吐いた
民をふみにじるものたちへ
その阿部が
南部牛追いうたをうたったとき
おれはあやうく泣きそうになった
青い山々と田んぼがみえたきたのだ
そして阿部のかなしみが
それなのに阿部は
ときどき芭蕉布をうたった
北の国も南の国もかなしかった
ひざまづかされ土砂をぶっかけられ
されど。
そうだよな 八代。
されどわれらは顔を上げる民なのだ
今日いちまいの葉書がとどいた
岩手の宮古から船を出せば
潮の流れで沖縄の宮古に着くと
阿部はいっていました
だから 八代よ。
阿部もまた船に乗ったのだ
宮古から宮古へ
泣くのはもう終わりだ
おれはばばしゃん子だからしんじられる
船は西方浄土にむかったのだ
な、八代。そうだろう。
ボクも、南方生まれですが、南部牛追い歌が好きです。
こんな友があと30年後に私にもいるかな…と目の周りが熱くなりました。風邪ひいてないのに。
阿部には敵わないものがありました。それが私を活かしてくれたんでしょう。だから生きていこうと思っています。
木枯らしモンジャロウさま
同志かなぁ。友達だったんじゃないかな。でも、みんなが見れば同志だったのかもしれませんね。私も阿部に出会って、南部牛追い歌が好きになりました。
ことのんさま
頂いた葉書に「岩手の宮古から」と書いてあり、(ああ、阿部は)とこころ揺すぶられるものがあり書きました。でも、詩の方法の探求や実験性はなく、どうしても自然主義になりますね。詩の地平を広げたということにはならないけど、十年に一度くらいはいいでしょう。、
当日は、風もなく暖かい1日でした。
大牟田動物園にいる
『ホワイトタイガー』も描かれた様です。
私は、行けなくて残念でした。
聞いたら泣きそうになる、遠い空につづいているような曲の響きです。友から友へ、友と友、いつしか誰もいなくなる。無常ですねえ。
殺されたわけでもなく、若くして事故にあったわけでもないから、無常といえば無常だけど、いのちの自然なことでもあったんだろうね。
はじめまして。ミロコさんのライブペインティングを見られなくて残念でしたね。これまでにも大牟田では、よしながこうたく、山本孝、降矢ななさんが、ライブペインティングを。大牟田も変わりましたね。うれしいことです。