中野真典・絵 高山なおみ・文 リトルモア 1800円+税
詩の絵本ではない詩の絵本でしょうか。たぶん。
ことばがあります。絵があります。物語はあまりにもかそけく説明は出来ません。
その言葉を愉しみ、その絵を愉しめるひとだけが、<私の物語>を紡げるのでしょう。
物語に寄りかからず、ただかそけき言葉のかそけき<物語=旅>に出会う歓び、ただ絵に出会い絵から感じるかそけき物語の歓喜がここにあります。
絵本です。
食事を軽く済ましたら「鬼ヶ島」の打上げ会に行きます。といってもパソコンの前に。つまみとノンアルコールビールと、ワインをちょこっと用意し。WEBによる打上げ会です。なんじゃらホイ!
金平糖
雨をつたって
河童が空へのぼっていく
神さまは
ときどきそうやって
河童を空へまねく
それから
星の金平糖をいっしょにいただく
少年のかなしみがあまりにも深いと
河童になるのをしっているから
晴れた空のおくから
少年のわらいごえがきこえる