春風青蘭本舗

「ベルサイユのばら」「おにいさまへ・・・」二次創作と暑苦しい語りを置いております。日常の絵日記も置いています。

過ぎた望みなのか・・・

2007-06-20 | ベルサイユのばら 




「ベルサイユのばら」(マーガレットコミックス)の本編は9巻で完結ですが、
「本当は革命その後をもう少し描きたかった」
と池田先生は望んでおられたようです。

にもかかわらず、OAの死後は週刊マーガレットの売り上げが落ち込んだとか。
アニメのほうも、オスカル様が不在になってからは話が急展開しており、かなりはしょった感があります。
(でもこちらは予定通りなのでしょうか?)



          



おいたわしい王妃様とフェルゼン伯・・・。

などと言っておきながら、かくいうわたしも少女の頃にはベルばらの主役はオスカル様だと思いこんでいましたから、王妃様とF伯のシーンは「えーい!ジャマだ、ジャマ!」と、すっ飛ばして読んでおりました

王妃様とF伯の恋の場面ももっと見たかったな、と思えるようになったのは最近のことです

 


池田先生は王妃様の死後、サン・ジュストやロベスピエールにも焦点をあてるつもりだったそうです。
それももちろん読みたいと思いますけれど、ジャルジェ家のその後(これは本当に謎ですね)、ポリニャック夫人のその後、マリー・テレーズ王女のその後、フェルゼン伯のその後、ジェローデルのその後。
きりがないほどに読みたい「その後」があります。
ロザリーとベルナール、そしてアランだけは「エロイカ」で見ることが出来ましたね、これは嬉しかったです。

「オル窓」より「エロイカ」よりもっともっと長く描いていただきたかった「ベルばら」。
9巻でおしまいだなんて、いまだにさみしいです。

作品を大ヒットさせた凄腕の先生であっても、当時のファンと出版社には討ち勝てなかったのでございますね。。。

創りたいもの=客の望むもの
であればいいのに、世の中うまくいかないもんです。








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