あまつゆ日記

徒然に雨音をききながら、思うことを書き記してみたいです・・・

博士の愛した数式

2006-03-31 23:22:30 | 映画
とても心の温まる良い映画でした。数学のことなど、とんと忘れていましたが、素数のことなど、面白く見ました。潔い数字の24。完全数の28。友愛数の220と284。素直で独立自尊・孤高の素数。そして、博士が愛したという【オイラーの公式】 私は見たこともなく、到底理解できそうもない式でしたが、魅惑的な感じがしました。

以前、数学者の話で聞いたことがあります。一年の365日は10と11と12のそれぞれのニ乗を足した合計とか。その人は「神の数字」と呼んでいました。自然界はこんな秘密めいた数字に満ちているのでしょうね。数学嫌いの私もこんな身近なことなら興味が持てそうです。

博士は、無味乾燥と思われがちな数字や数式のことを、心に響く言葉でやさしく説明してくれます。そして、映画の中では、潔い・孤高・素直・直感・毅然・静けさ・調和・清明・魂・慈しむ・敬う・安心・・・と、気持ちの落ちつく素敵な言葉がたくさん語られます。こんな素敵な先生に習いたかったものです。

私の中には、いくつの言葉があるのでしょうか・・・
自分の素数となる言葉を見つけてゆきたいものです。
                           


水溜り

2006-03-30 10:13:22 | お天気と短歌
★ 水溜りの 中でぶるぶるふるえてる 
       弥生の末の 電信柱 ★


☆ 給油灯 点滅したる夕暮れに 
       小雪も舞って 心細々 ☆

☆ 北風に お尻を向けて
神妙な顔で踏ん張る 犬は可愛や ☆ 
             

 大雪注意報ですって、ほんと、寒いわ        

鳥取は本州のガラパゴス?

2006-03-29 21:30:26 | Weblog
昨年、鳥取県立博物館が行ったカメラ付き携帯電話による住民参加型フキバッタの外部形態調査で興味深い結果が見られました。後脚が赤いのと無色のとがあって、鳥取県の東部と中部との間にその境界が見られるそうです。この付近では、ザトウムシ、カワトンボなどの他の動物でも分布交替や交雑帯が知られているとか。何やら謎めいていて面白いですね。

鳥取県立博物館のHP
http://www.pref.tottori.jp/museum/homepage.htm    

強さの秘密

2006-03-28 23:34:05 | Weblog
【竹】
TVの科学番組で、竹の強さについて取り上げていました。竹を輪切りにすると、導管を取り巻く硬い維管束鞘と周囲の孔の多い柔細胞組織とで成り立っていることが分かり、維管束鞘が竹の強度に関係し、柔細胞組織部が竹のしなやかさに関係しているとのことでした。
どちらか一方のみでは、あの竹の強さは発揮できず、硬さと柔軟さを持ち合わせてこそ、入り交じっているからこそ、強いとのことでした。また、形状についても筒状になっていることが、強さの秘密のようです。これが、均一なただの円柱状であったなら、随分と弱いはずです。

【日本刀】
同じ様なことは、日本刀にも言えます。炭素量が少なく軟らかい心鉄(しんがね)を炭素量が多く硬い刃金や皮鉄(かわがね)によって包み込む「造り込み」を行う。このような二重構造を形成することが日本刀の大きな特徴である。(ウィキペディア参照)

【歯】
人の歯もそうですね。硬いエナメル質と柔らかい象牙質。

【生物】
単一の生物種や遺伝子のみでは、異常気象があった時など、絶滅する可能性が大です。様々な種類のものが存在し、補完し合うことによって、未来へ遺伝子を繋いでゆくことができるように思います。病気や害虫の大発生も抑えることが可能です。

【人間社会】
こちらも自然界と同じく、様々な人がいて、多様な文化があってこそ、各人の個性を活かして、社会全体を強くやさしく豊かにしていくことが可能なのでしょう。

【心】
竹のような『強くしなやかな心』で生きてゆきたいものです。

           

白椿

2006-03-28 10:24:14 | 恋する春の花
 ☆ 春眠を 覚ます清しさ 白椿 ☆

 ☆ おばさんの脚からめとる つむじ風 ☆

 ☆ バリバリと 屋根打つ雹に 犬騒ぐ ☆

春のお天気は、女心と一緒でとっても不安定。
強風・雷・雹と大荒れの一日でした。


WBCで気付いたこと

2006-03-27 12:52:28 | Weblog

    ☆ 咲ききった 白梅我を 笑いけり ☆


【 yakyu と baseball 】
WBCで世界一になった日本。その勝因は、ホームランに頼らないきめ細かなプレー、チームワークではないかとTVで言っていました。特定の人のずば抜けた才能・力や個人プレーに頼るのではなく、小柄な日本人特有の俊敏さや器用さを活かしたプレー・チームワークの良さが勝利をもたらしたのでしょう。不思議な感じがしますが、納得です。

日本人の器用さ・繊細な感覚は、製造業・アニメ・美術品・日本料理などあらゆる日本文化に顕著ですが、スポーツの分野にも共通しているとは大きな発見・驚きでした。

昨今の日本は、アメリカ社会を真似てばかりでしたが、その弊害も目立つようになりました。厳しくなる国際競争の中で、日本が生き残るためには、安心して暮らせる豊かな社会を創るためには、日本の社会にあった方法を模索すべきでしょう。それは、きっと『野球』のように世界に通用するものになりうると思いました。会社の経営や社会のあり方も今回の野球から学ぶべきことが多かったのではないでしょうか。個人の才能や力を活かしながら、『和』を尊しとする日本の心を見直したいものです。

くずとりネット

2006-03-26 03:29:46 | 徒然に思うこと
[くずとりネット]
この前300円のちゃんとした「くず取りネット」を買いました。さっそく洗濯機で使ってみると、100円商品とは全然違うの。しっかりゴミをキャッチ! 網は瓢箪型になっていて、ゴミは出ていくことがありません。吸盤がはずれることもありません。やっぱり良い品を買わないといけませんね。100円商品は、安物買いの銭失いだわ。でも、100円でも良品もありますよ。鮫の皮が張ってある爪切りは100円だけど、切れが冴えています。他の爪切りよりよほど優れていました。作った会社・人の技術や良心の問題なんでしょうね。

[生分解性プラスチック]
3年?4年?ぶりくらいにお雛様を出してみました(ごめんなさい)。ビニールの袋にしっかり包んでいたので、防虫剤は無くなっていても虫の被害はなかったのですが・・・蒲団用の除湿剤がベトベトでした。外に漏れることはなかったけど、もう少しで危なかったかな。
袋の外に置いていた箱入りの除湿剤はもっと危険! カバーのプラスチックが、ポロポロと壊れるの。あれっと思って一杯になった水を捨てに行くと、持っていた箱がペコリ、指の所に穴があいて・・・中の水がこぼれてしまいました。あれあれ、そう、これは生分解性プラスチックなのでした。すっかり忘れていました。放置しておくと土に還るというやつです。やばい、他にこんなのあったかしら・・・環境にやさしい商品だけど、家の中にある時は、忘れてはいけませんね。  

多忙な土曜日

2006-03-25 23:45:11 | Weblog
あぁ、土曜日って、なんって忙しいんでしょう!
家事に勉強に遊びに、もう、体も時間もいくらあっても足りません。
ひだまりでごろごろの暇そうな犬や猫が羨ましい。
って、ことで今日はシンデレラ日記となってしまいました。
25日、ギリギリセーフかな。

    ☆ 靴下が 日ごとに薄くなってきて
                脚の先より春やってきた ☆        

ALWAYS 三丁目の夕日

2006-03-24 10:09:45 | 映画
今朝は、気持ちの良い金ぴかの日の出でした。
気温も1.4度とよく冷え込みました。

雨の後だから、空気もスッキリとしています。春は黄砂現象でぼんやり霞んでいることが多いけど。ここは山陰、黄砂も風邪のウイルスも大陸から沢山飛んできます。毎年、春先にウイルスの洗礼を受けていたけど、今年は1月に既に風邪を患ったから大丈夫のようです。

もう、あちこちで花の便りが聞かれます。土日には、ワンコと一緒にルンルンあちこちへお花見に出かけたいです。

  ☆ ぽかぽかの 陽だまりの中に チョコ甘く                  
                過ぎて我には  刺激的なり ☆

夜は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観てきました。子供の頃の懐かしい光景が展開されていて、みんなまだ貧しいけど、とっても元気が良くて、夢や希望に満ちていて、助け合っていて、あったかいの。
あの三輪車、ミゼット、我が家にもありました! 父に運転の仕方を教えられ、田圃の中で運転させられたことを思い出します。かんちょろのおもちゃみたいな車でしたね。懐かしいわ・・・

日本はいつからこういうの失ってしまったのかしら? あの映画にもあったけど、お金持ちになってしまうと、いや、小金でも手にしてしまうと、人は分かち合うことを忘れ、自分のことしか考えなくなり、心は冷たくなってしまうみたいです。トルストイの民話「人にはどれだけの土地がいるか」とか、小川未明の「赤い人魚と蝋燭」みたいに。豊かになってしまった日本、これからどんな道を歩めば良いのかしら・・・ 没落して、眼を覚まし、再起するしかないのかしら???

     ☆ 道端の 石ころ磨け そのうちに
                 くすみし石は ダイヤモンドに ☆

                    

雨あがり

2006-03-23 15:11:25 | お天気と短歌
今日は、雨上がりの朝を迎えました。玄関の戸を開けると、犬も足元を確かめるように出て行きます。雨が降ってるときは、犬も嫌がって外へ出ませんものね。

  ☆ 雨降りは 僕も嫌だと言っている       
         その犬の背を ちょっと一押し ☆          

雨上がりで注意しないといけないことは、傘をうっかり忘れてしまうこと。一昨日も公民館に忘れてしまいました。何日か後に取りに行っても行方不明になっていること度々です。去年は、1000円のお気に入りのレース入り日傘を盗られました。今年は300円の傘、100円の傘を盗られてしまいました。何とも情けないこと。だんだん安い傘しか持たないようになってしまってます。さて、忘れた傘はまだ、あの場所にあるかしら?

  ☆ 外灯の 白き光の前流る 
          霧雨スクリーンに 我の初恋 ☆

冬の名残の肌寒さ

2006-03-22 12:29:19 | Weblog
今日は、まだどんよりとした鉛色の曇り空で、肌寒いお天気です。

雨雲アラームがさっき携帯に入りました。
午後からきっと雨になるでしょう。
梅の花は、冷たい春の雨に打たれることでしょう。

こんなことを書いていたら、いつのまにか外はザーザーと音を立てて雨が降ってきました。今は三時の休憩、ぴちゃぴちゃ、ぽたぽた、そんな雨音です。ホワイトデーの甘いホワイトチョコ食べながら打ってます。

  ☆ 一息をついて雨音するを聴く 
           ホワイトチョコをゆるゆる溶かし ☆

  ☆ 忍びよる 雨しとしとと ザーザーと 
            やがて ポタポタ 足跡残す ☆ 


はじめまして

2006-03-21 20:45:22 | Weblog
はじめまして、あまつゆです。
今日から私もブログに挑戦してみようかしらと思い立ちこの日記を書き始めます。気が向くままに、雨音を聴いた時に綴ってみたいなと思っています。

そう、お彼岸の今日はお昼前にぽつぽつ、お墓参りの線香の火を消す力もないほどのささやかな雨が降りました。午後からはお日様も顔を見せ、WBCでの日本の活躍を予見していたみたいな良いお天気となりました。荒川静香選手の金メダル以来の気持ちよい試合に日本国民みーんな満足したことでしょうね。

お墓参りもすませ、ほっと一息。
暑さ寒さも彼岸まで、明日から春本番となることでしょう。春風求め、春の息吹を感じたく、ワンコと‘さんぽこりん’に励みましょっと!

   ★ 線香の 火を消すほどの力ない  
            雨がぽつぽつ 我の頬うつ ★