お別れ
2023-08-01 | 日記
悲喜こもごもで人生は織りなされているのはわかっていても、「悲」はやはり辛く、最近は取り合えず心に蓋をして自分の心を守る事にしています。
火曜日には友人のお通夜がありました。
一昨年、夫婦の趣味である山登りから帰り、疲労感が取れないので受診した時、もう既に肝臓がんステージ4で余命が伝えられるという状態でした。
もともとは夫同士が友達だったのですが、いつしか妻たちも友達になり、最近は男性陣より私達の方が一緒に遊ぶことが多くなっていました。
四人中二人が十勝管内に住んでいて、度々泊りがけでお喋りしたものです。
そういう時は駅まで十勝組が車で迎えに来てくれて、先ずは四人でランチ。
それからドライブ。
家に着いたらみんなで料理。
得に今回亡くなった友達はお料理上手で、随分色々な料理を教えて貰ったものです。
食事の後はお風呂に入って、再びジンライムなんか飲みながら夜更けまでお喋り。
昨年は友人の病気治療とコロナがあったので皆で会うことはなかったのですが、lineでお喋りしたり、折に触れもう一人の十勝の友達から経過を聞いたりしていたのですが、ひと月前に緩和治療が始まったと聞き、お別れの時が近づいたと覚悟することに。
月曜日の朝、天に召されたお知らせが来て、そのまま心に蓋をして十勝に向かいました。
「お棺に入っている私をみて号泣は勘弁してね」と言っていた彼女。
心して対面したのですが、なんと彼女の顔の横にはk-popアイドルの写真が。
一度もそんな話を聞いたことがないので、もうびっくりして涙も出ませんでした。
きっと「あら、ばれちゃった・・」と思っているだろうなあ、彼女。
お通夜が進み、彼女の写真のスライドが流れました。
全てご夫君の映したもの。
私の知っている彼女の可愛い笑顔が沢山流れ、それを映していたであろう夫君の笑顔も想像出来て、気が付いたら号泣していました。
蓋をしていた分、歯止めがなくなってしまったようでした。
そして涙と汗(こちらも猛暑だったのです)の染みた喪服を翌日クリーニングに出そうとしていた水曜日の夜に叔父の訃報が届きました。
実は以前来ていた喪服がパッツンパッツンになってしまい、つい最近買ったばかりの喪服を一週間に二回も着る事になろうとは・・・・
95才の叔父のお通夜は本当に身内のみ。
友達や知人はもはや残っていなく、長生きするという事は、こういう事なんだなぁと。
陽気で人を笑わせることが大好きだった叔父。
今頃は天国で両親や妻や息子を笑わせているんじゃないかなあ。
トップの写真は叔父の告別式の日の朝の空です。
大好きだった友人も、大好きだった叔父もこれからは私の心の中で一緒に・・・・・