今年観劇何本目かになる三谷幸喜演出作品、『ロスト・イン・ヨンカーズ』を観ました。
三谷さんの翻訳モノはあまりいいイメージが無いのですが、
原作は喜劇作家ニール・サイモンということもあって、
失礼ながら前回の『ドレッサー』よりは安心して観られました。
(あ、ニール・サイモン作品初めて観たかも…)
一癖も二癖もあるけどなんだかんだで互いのことを思いやっている家族のお話。
「そうそう、家族をやめるってできないんだよなぁ…」と感じる作品でした。
中谷美紀の新しい(もしくはなかなか目にする機会のない)引出しを開けたところはさすが三谷さん。
キュートで、こんなはじけている感じの中谷美紀はなかなか見れません。
もう一つ印象的だったのは、出演シーンはわずかでしたが、
長野里美の話しながらたまに呼吸困難になる演技。感嘆して心の中で唸りました。
ニール・サイモン戯曲集〈5〉 | |
Neil Simon,酒井 洋子 | |
早川書房 |
女心と秋の空 | |
中谷 美紀 | |
幻冬舎 |